有価証券報告書-第113期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 14:36
【資料】
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【項目】
101項目

対処すべき課題

今後の見通しにつきましては、依然として国内ユーザーの海外拠点進出による空洞化が懸念され、内需の伸びが期待できない状況が続くなか、海外需要の取り込みを中心に販売強化に取り組む一方、役員報酬及び給与の一部カットも含め全社で徹底的な固定費削減に取り組んでまいりました。
会社の対処すべき課題として、当社グループはかかる環境下でも安定した収益を確保すべく、管理強化のため組織変更を実施し、販売力及びコスト競争力の向上による企業体質の強化を実施しております。
合成樹脂事業においては、中国をはじめとしたアジア地域への積極的な販売活動を行うとともに、生産性向上プロジェクトを実施し、品質改善・歩留まりアップに加え、省力化・合理化によってさらに競争力を強化することにより拡販を実現させてまいります。一方、化成品事業におきましては、きめ細かい対応による国内需要の更なる取り込みに加えて、中国展開を積極的に推し進め、国内販売との最適生産体制を構築し、拡販に繋げてまいります。
また、当社グループは、企業の社会的な責任をはたすべく、引き続きコーポレート・ガバナンスの強化、コンプライアンスの充実を図ってまいります。
特に環境問題・製品の安全性に関しましては、当社グループの最優先課題と捉え、充分な対応をとっていく所存です。