有価証券報告書-第75期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における国内経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中貿易摩擦や海外の政治情勢の不安定化が継続していることに加え、新型コロナウイルスの世界的流行による世界経済の停滞等により、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような環境の下で当社グループは、国内市場における新規開拓及び既存顧客への更なる取引深耕、マナック(上海)貿易有限公司が中心となり、中国をはじめとした国際市場における展開に、グループが一体となり積極的に取組んでまいりました。また、売上高の推移等に視て新型コロナウイルス感染症の影響は僅少でありました。
この結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は9,386百万円(前期比+270百万円、3.0%増)、営業利益は522百万円(同+205百万円、65.1%増)、経常利益は630百万円(同+234百万円、59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は403百万円(同+190百万円、89.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ファインケミカル事業
ファインケミカル事業につきましては、中国における環境規制強化を受け、化学業界において原料調達元を中国品から国内品へ切り替える企業も多くあり、当社の電子材料製品や工業薬品の需要は好調を維持いたしました。一方で、連結子会社においては、連結範囲に含める会社数が減少したことにより、売上高、セグメント利益とも前期比で減少いたしました。
その結果、売上高は4,093百万円(前期比△178百万円、4.2%減)、セグメント利益は630百万円(同△65百万円、9.4%減)となりました。
難燃剤事業
難燃剤事業につきましては、電子材料部材や家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤及び無機系臭化物等の需要増に対し、昨年度実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与いたしました。また、利益率の高い製品販売比率の増加もあり、売上高、セグメント利益とも前期比で増加いたしました。
その結果、売上高は4,186百万円(前期比+412百万円、10.9%増)、セグメント利益は609百万円(同+249百万円、69.1%増)となりました。
ヘルスサポート事業
ヘルスサポート事業につきましては、人工透析用原料は安定した国内需要を維持しており、売上高、セグメント利益とも前期比で増加いたしました。
その結果、売上高は1,106百万円(前期比+37百万円、3.5%増)、セグメント利益は118百万円(同+31百万円、35.7%増)となりました。
財政状態に関しましては、次のとおりであります。
(資産、負債及び純資産の状況)
当社グループの当連結会計年度末における資産総額は12,645百万円となり、前連結会計年度末に比べ546百万円の増加となりました。これは主に、販売に備えた棚卸資産の増加及び設備投資により有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債は3,312百万円となり、前連結会計年度末に比べ301百万円の増加となりました。これは主に、原材料仕入等に伴う仕入債務が増加したことによるものであります。
また、純資産につきましては9,332百万円となり、前連結会計年度末に比べ245百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び預金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、当連結会計年度末には、972百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は812百万円(前年は609百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の増加及び原材料等の仕入債務の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,111百万円(前年は434百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は420百万円(前年は759百万円の支出)となりました。これは主に、借入金及びファイナンス・リース債務の返済及び配当金の支払によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.記載金額は販売価格によっております。
2.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.記載金額は仕入価格によっております。
2.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益又は資産の状況に影響を与える見積り及び判断は、過去の実績や当該取引の状況、入手可能な情報に基づいておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響に関して、期末日時点で入手可能な情報を基に会計上の見積りを行った結果、当連結会計年度に及ぼす影響、及び翌連結会計年度における連結財務諸表に及ぼす影響は軽微なものと判断しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
売上高
売上高は前連結会計年度に比べ270百万円増加の9,386百万円(前期比3.0%増)となりました。これは、中国における環境規制強化を受け、化学業界において原料調達元を中国品から国内品へ切り替える企業が多くあり、ファインケミカル事業において電子材料製品や工業薬品の需要が増加したこと、及び難燃剤事業において電子材料部材や家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤及び無機臭化物等の需要も増加したことが主な要因であります。
営業利益
営業利益は前連結会計年度に比べ205百万円増加の522百万円(前期比65.1%増)となりました。これは、難燃剤事業において製品の需要増に対し、前期に実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与したこと、利益率の高い製品販売比率が増加したことが主な要因であります。
経常利益
経常利益は前連結会計年度に比べ234百万円増加の630百万円(前期比59.1%増)となりました。これは、営業利益と同様の要因であります。
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ190百万円増加の403百万円(前期比89.6%増)となりました。これは、当社及び当社連結子会社が保有する投資有価証券のうち、取得価額に比べて時価が著しく下落し、その回復があると認められないものについて、投資有価証券評価損を計92百万円特別損失に計上したものの、営業利益と同様の要因により増加したことが主な要因であります。
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因として、国内外の景気動向及び当社グループが使用する原材料の市況変動に影響を受ける可能性があります。
資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは事業運営上必要な資金の流動性の向上と資金の源泉を安定的に確保することを基本としております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資及び投資有価証券の取得等であります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等の資金調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金の合計残高は408百万円となっており、現金及び現金同等物の残高は972百万円となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グループは投下資本の運用効率と収益を重視し、自己資本利益率(ROE)を経営管理の重要指標として位置付け、中期的な目標値を5%以上、長期的な目標値を10%以上に設定しております。
当連結会計年度におけるROEは4.3%(前期比2.0ポイント増)であります。これは難燃剤事業において製品の需要増に対し、前期に実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与したこと等により親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことが主な要因であります。引続き当該指標の改善に向けグループが一体となり取組んでまいります。
セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
ファインケミカル事業
中国における環境規制強化を受け、化学業界において原料調達元を中国品から国内品へ切り替える企業も多くあり、当社の電子材料製品や工業薬品の需要は好調を維持いたしましたが、一方で、連結範囲に含める会社数が減少した結果、前期比で減収減益となりました。
難燃剤事業
電子材料部材や家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤及び無機系臭化物等の需要増に対し、昨年度実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与いたしました。また、利益率の高い製品販売比率の増加した結果、前期比で増収増益となりました。
ヘルスサポート事業
人工透析用原料は安定した国内需要に対し安定生産を継続した結果、前期比で増収増益となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における国内経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中貿易摩擦や海外の政治情勢の不安定化が継続していることに加え、新型コロナウイルスの世界的流行による世界経済の停滞等により、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような環境の下で当社グループは、国内市場における新規開拓及び既存顧客への更なる取引深耕、マナック(上海)貿易有限公司が中心となり、中国をはじめとした国際市場における展開に、グループが一体となり積極的に取組んでまいりました。また、売上高の推移等に視て新型コロナウイルス感染症の影響は僅少でありました。
この結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は9,386百万円(前期比+270百万円、3.0%増)、営業利益は522百万円(同+205百万円、65.1%増)、経常利益は630百万円(同+234百万円、59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は403百万円(同+190百万円、89.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ファインケミカル事業
ファインケミカル事業につきましては、中国における環境規制強化を受け、化学業界において原料調達元を中国品から国内品へ切り替える企業も多くあり、当社の電子材料製品や工業薬品の需要は好調を維持いたしました。一方で、連結子会社においては、連結範囲に含める会社数が減少したことにより、売上高、セグメント利益とも前期比で減少いたしました。
その結果、売上高は4,093百万円(前期比△178百万円、4.2%減)、セグメント利益は630百万円(同△65百万円、9.4%減)となりました。
難燃剤事業
難燃剤事業につきましては、電子材料部材や家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤及び無機系臭化物等の需要増に対し、昨年度実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与いたしました。また、利益率の高い製品販売比率の増加もあり、売上高、セグメント利益とも前期比で増加いたしました。
その結果、売上高は4,186百万円(前期比+412百万円、10.9%増)、セグメント利益は609百万円(同+249百万円、69.1%増)となりました。
ヘルスサポート事業
ヘルスサポート事業につきましては、人工透析用原料は安定した国内需要を維持しており、売上高、セグメント利益とも前期比で増加いたしました。
その結果、売上高は1,106百万円(前期比+37百万円、3.5%増)、セグメント利益は118百万円(同+31百万円、35.7%増)となりました。
財政状態に関しましては、次のとおりであります。
(資産、負債及び純資産の状況)
当社グループの当連結会計年度末における資産総額は12,645百万円となり、前連結会計年度末に比べ546百万円の増加となりました。これは主に、販売に備えた棚卸資産の増加及び設備投資により有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債は3,312百万円となり、前連結会計年度末に比べ301百万円の増加となりました。これは主に、原材料仕入等に伴う仕入債務が増加したことによるものであります。
また、純資産につきましては9,332百万円となり、前連結会計年度末に比べ245百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び預金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、当連結会計年度末には、972百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は812百万円(前年は609百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の増加及び原材料等の仕入債務の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,111百万円(前年は434百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は420百万円(前年は759百万円の支出)となりました。これは主に、借入金及びファイナンス・リース債務の返済及び配当金の支払によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自2019年4月1日 至2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ファインケミカル事業(千円) | 3,848,124 | 108.2 |
| 難燃剤事業(千円) | 4,335,051 | 120.2 |
| ヘルスサポート事業(千円) | 688,643 | 105.3 |
| 合計(千円) | 8,871,818 | 113.5 |
(注)1.記載金額は販売価格によっております。
2.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自2019年4月1日 至2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ファインケミカル事業(千円) | 724,498 | 77.9 |
| 難燃剤事業(千円) | 37,917 | 77.4 |
| ヘルスサポート事業(千円) | 408,255 | 97.9 |
| 合計(千円) | 1,170,671 | 83.8 |
(注)1.記載金額は仕入価格によっております。
2.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自2019年4月1日 至2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ファインケミカル事業(千円) | 4,093,613 | 95.8 |
| 難燃剤事業(千円) | 4,186,630 | 110.9 |
| ヘルスサポート事業(千円) | 1,106,390 | 103.5 |
| 合計(千円) | 9,386,634 | 103.0 |
(注)1.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自2019年4月1日 至2020年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 第一工業製薬株式会社 | 1,247,190 | 13.7 | 1,444,248 | 15.4 |
| 中尾薬品株式会社 | 800,996 | 8.8 | 767,902 | 8.2 |
3.記載金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益又は資産の状況に影響を与える見積り及び判断は、過去の実績や当該取引の状況、入手可能な情報に基づいておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響に関して、期末日時点で入手可能な情報を基に会計上の見積りを行った結果、当連結会計年度に及ぼす影響、及び翌連結会計年度における連結財務諸表に及ぼす影響は軽微なものと判断しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
売上高
売上高は前連結会計年度に比べ270百万円増加の9,386百万円(前期比3.0%増)となりました。これは、中国における環境規制強化を受け、化学業界において原料調達元を中国品から国内品へ切り替える企業が多くあり、ファインケミカル事業において電子材料製品や工業薬品の需要が増加したこと、及び難燃剤事業において電子材料部材や家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤及び無機臭化物等の需要も増加したことが主な要因であります。
営業利益
営業利益は前連結会計年度に比べ205百万円増加の522百万円(前期比65.1%増)となりました。これは、難燃剤事業において製品の需要増に対し、前期に実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与したこと、利益率の高い製品販売比率が増加したことが主な要因であります。
経常利益
経常利益は前連結会計年度に比べ234百万円増加の630百万円(前期比59.1%増)となりました。これは、営業利益と同様の要因であります。
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ190百万円増加の403百万円(前期比89.6%増)となりました。これは、当社及び当社連結子会社が保有する投資有価証券のうち、取得価額に比べて時価が著しく下落し、その回復があると認められないものについて、投資有価証券評価損を計92百万円特別損失に計上したものの、営業利益と同様の要因により増加したことが主な要因であります。
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因として、国内外の景気動向及び当社グループが使用する原材料の市況変動に影響を受ける可能性があります。
資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは事業運営上必要な資金の流動性の向上と資金の源泉を安定的に確保することを基本としております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資及び投資有価証券の取得等であります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等の資金調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金の合計残高は408百万円となっており、現金及び現金同等物の残高は972百万円となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グループは投下資本の運用効率と収益を重視し、自己資本利益率(ROE)を経営管理の重要指標として位置付け、中期的な目標値を5%以上、長期的な目標値を10%以上に設定しております。
当連結会計年度におけるROEは4.3%(前期比2.0ポイント増)であります。これは難燃剤事業において製品の需要増に対し、前期に実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与したこと等により親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことが主な要因であります。引続き当該指標の改善に向けグループが一体となり取組んでまいります。
セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
ファインケミカル事業
中国における環境規制強化を受け、化学業界において原料調達元を中国品から国内品へ切り替える企業も多くあり、当社の電子材料製品や工業薬品の需要は好調を維持いたしましたが、一方で、連結範囲に含める会社数が減少した結果、前期比で減収減益となりました。
難燃剤事業
電子材料部材や家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤及び無機系臭化物等の需要増に対し、昨年度実施した設備増強及び生産効率化が大きく寄与いたしました。また、利益率の高い製品販売比率の増加した結果、前期比で増収増益となりました。
ヘルスサポート事業
人工透析用原料は安定した国内需要に対し安定生産を継続した結果、前期比で増収増益となりました。