四半期報告書-第137期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)
有報資料
当社グループの決算期は、一部を除き、海外子会社が12月、当社及び国内子会社が3月であるため、当第2四半期については、海外子会社(インドを除く)が2014年1~6月、国内連結会社及びインド子会社は2014年4~9月を対象として、記載しております。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、中国やインドなど一部に弱さがみられたものの、回復基調が続く米国をはじめとして、全体としては緩やかな景気回復が続きました。日本経済は、経済対策や金融政策を背景に緩やかな回復基調が続くものの、駆け込み需要の反動の長期化や海外景気の下振れが懸念されるなど先行きが不透明な状況で推移しました。
このような状況の中で、当社グループはコア事業である印刷インキ事業において、アジアを中心とした各拠点での拡販に注力するとともに、環境に配慮した高機能・高品質製品や地域密着型製品の開発、TPM活動の水平展開による低コスト化に取り組みました。また、印刷インキ全般の主要原材料価格が依然として高水準で推移していることから、継続課題として、グループ全体でのコスト削減に取り組むとともに、販売価格の改定にも努めました。一方、機能性材料事業では、インクジェットインキをはじめとして、トナー、カラーフィルター用顔料分散液などの開発・拡販に取り組みました。
売上高は、アジアを中心に印刷インキの拡販が進んだことに加え、円安による為替換算の影響を受けたことから、713億2千8百万円(前年同期比6.0%増加)となりました。
利益面では、原材料高の影響などで日本は営業減益となったものの、海外における増収効果や為替換算の影響などにより、営業利益は39億7百万円(前年同期比1.0%増加)、経常利益は46億4千5百万円(前年同期比6.6%増加)、四半期純利益は29億3千7百万円(前年同期比6.8%増加)となりました。
セグメントの業績を示すと、次の通りであります。
①印刷インキ・機材(日本)
全般的には、消費増税に伴う駆け込み需要の反動、個人消費の伸び悩みの影響を受けました。パッケージ関連では、天候不順の影響もあり、フレキソインキはやや低調であったものの、グラビアインキは飲料、食品関係の需要に支えられ、比較的堅調に推移しました。印刷情報関連では、新聞インキ、オフセットインキともにやや低調に推移しました。機材につきましては、印刷製版用材料が低調であり、前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は287億3千7百万円(前年同期比1.2%減少)となりました。
利益面では、販売価格の改定及びコスト削減に取り組んだものの、原材料高の影響などコスト増加が響き、営業利益は12億2千5百万円(前年同期比24.0%減少)となりました。
②印刷インキ(アジア)
主力であるパッケージ関連のグラビアインキは、需要拡大を背景として全般的に堅調に推移しました。また、印刷情報関連である新聞インキ及びオフセットインキの拡販も進みました。売上高は、販売数量面での増加に加え、円安による為替換算の影響を受けた結果、137億6千2百万円(前年同期比15.8%増加)となりました。
利益面では、販売数量の増加が寄与したことに加え、為替換算の影響を受けたことなどから、営業利益は12億2千万円(前年同期比23.0%増加)となりました。
③印刷インキ(北米)
主力のパッケージ関連では、高機能インキの拡販を進め、北米や中南米などでの需要拡大を背景に、グラビアインキ、フレキソインキ及びメタルインキが堅調に推移しました。印刷情報関連であるオフセットインキは、メディアの多様化により需要が減少する傾向にある中、拡販に取り組み、現地通貨ベースで前年同期を上回りました。売上高は、販売数量面での増加に加え、円安による為替換算の影響を受けた結果、180億1千3百万円(前年同期比8.1%増加)となりました。
利益面では、コスト削減が寄与したことに加え、為替換算の影響を受けたことなどから、営業利益は7億6千2百万円(前年同期比13.5%増加)となりました。
④印刷インキ(欧州)
主力であるパッケージ関連のメタルインキ及びグラビアインキの拡販が進んだうえ、オフセットインキの拡販も進むなど、全般的に堅調に推移しました。売上高は、販売数量面での増加に加え、円安による為替換算の影響を受けた結果、43億3千2百万円(前年同期比19.0%増加)となりました。
利益面では、販売数量の増加が寄与したものの、英国新工場の立ち上げに伴う初期費用の増加などが響き、5千1百万円の営業損失(前年同期は4千7百万円の営業利益)となりました。
⑤機能性材料
デジタル印刷分野では、インクジェットインキは欧米での販売が上向いてきており、日本での販売も順調に推移した結果、前年同期を上回りました。トナーにつきましては前年同期を下回りました。画像表示材料であるカラーフィルター用顔料分散液は前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は36億4千3百万円(前年同期比7.4%増加)となりました。
利益面では、販売増加に伴い、新規設備の稼働率向上も寄与したことなどから、営業利益は3億4千5百万円(前年同期比28.7%増加)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、円高による為替換算の影響を受けたものの、時価評価による投資有価証券の増加、売掛金やたな卸資産の増加などにより、前連結会計年度末比30億2千9百万円(2.6%)増加の1,184億3千6百万円となりました。
負債は、流動負債のその他に計上されている設備未払金が減少し、円高による為替換算の影響を受けたものの、借入金の増加などにより、前連結会計年度末比5億6千5百万円(0.9%)増加の612億8千8百万円となりました。
純資産は、為替換算調整勘定が減少したものの、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加などにより、前連結会計年度末比24億6千4百万円(4.5%)増加の571億4千8百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次の通りであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権やたな卸資産の増加、法人税等の支払があったものの、税金等調整前四半期純利益、減価償却費などにより、20億6千8百万円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間に比べ5億5千8百万円の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得などにより、51億3千5百万円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間に比べ34億4千3百万円の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の増加などにより、30億1千6百万円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間に比べ56億2千3百万円の増加となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は53億7千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億3千7百万円の減少となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
1) 当面の対処すべき課題の内容
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
2) 株式会社の支配に関する基本方針
当社は、平成23年6月29日開催の当社第133期定時株主総会において、当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)(以下「旧プラン」といいます。)を継続いたしておりましたが、平成26年6月27日開催の当社第136期定時株主総会において、本プランの適用対象となる行為に、結果として特定株式保有者等の議決権割合が20%以上となる当社の他の株主との合意等を含めること、独立委員会規則を変更し、独立委員会の委員を社外監査役の補欠者からも選任することを可能にすることのほか、字句・表現の変更等、旧プランの内容を一部変更の上(以下、変更後のプランを「本プラン」といいます。)、有効期間を平成29年開催予定の当社第139期定時株主総会終結の時までとする本プランを継続いたしました。(本プランの詳細につきましては、平成26年5月13日付プレスリリース「当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)の継続に関するお知らせ」(当社ホームページ:http://www.inx.co.jp/wp-content/uploads/00000113.pdf)をご覧下さい。)
(1) 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「基本方針」といいます。)
当社は、安定的かつ持続的な企業価値の向上が当社の経営にとって最優先課題と考え、その実現に日々努めております。従いまして、当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の経営理念、企業価値の様々な源泉及び当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を中長期的に確保・向上させる者でなければならないと考えております。
しかしながら、事前に取締役会の賛同を得ずに行われる株券等の大量買付けの中には、その目的等から見て企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主の皆様に株式の売却を事実上強制するおそれがあるもの、対象会社の取締役会が代替案を提案するための必要十分な時間や情報を提供しないもの、対象会社が買収者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買収者との協議・交渉を必要とするものなど、対象会社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を毀損するおそれをもたらすものも想定されます。
当社は、このような当社の企業価値や株主の皆様の共同の利益に資さない株券等の大量買付けを行う者が、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このような者による株券等の大量買付けに対しては、必要かつ相当な対抗措置を採ることにより、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保する必要があると考えております。
(2) 当社の基本方針の実現に資する特別な取組み
当社の基本方針の実現に資する特別な取組みは次の通りであります。
① 当社の企業価値の源泉についての把握
② 企業価値向上のための取組み
③ コーポレート・ガバナンスの強化に向けた取組み
なお、上記②につきまして当社グループは、平成24年4月から平成27年3月までの3年間を対象とする中期経営計画として「中期経営計画 2014」を策定しております。
本中期経営計画では、「未来につなげる基盤創り」のために経営基盤の強化を基本課題とし、印刷インキ・機材事業、機能性材料事業の拡大を戦略課題として、その実現に取り組んでおります。本中期経営計画の詳細につきましては、平成24年2月15日付で公表いたしました「新中期経営計画策定に関するお知らせ」をご参照下さい。
当社は、上記の課題を着実に実行していくことが当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益の確保・向上につながるものと考えております。
(3) 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
本プランは、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保・向上させることを目的として、導入されたものでありますが、その概要は次の通りであります。
当社株券等の特定株式保有者等の議決権割合を20%以上とする当社株券等の買付行為、結果として特定株式保有者等の議決権割合が20%以上となる当社株券等の買付行為、又は結果として特定株式保有者等の議決権割合が20%以上となる合意等(以下、かかる買付行為又は合意等を「大量買付行為」、大量買付行為を行う者を「大量買付者」といいます。)に応じるか否かを株主の皆様に適切に判断していただくべく、必要十分な情報及び時間を確保するために、大量買付者から意向表明書が当社代表取締役に対して提出された場合に、当社取締役会が、大量買付者に対して、事前に大量買付情報の提供を求め、当該大量買付行為についての評価、検討、大量買付者との買付条件等に関する交渉又は株主の皆様への代替案の提案等を行うとともに、大量買付者が本プランの手続きを遵守しない場合や、遵守したとしても当社に回復し難い損害をもたらすことが明らかであると認められる行為であり、対抗措置を採ることが相当であると判断する場合は、当社の業務執行を行う経営陣からの独立性が高い社外取締役、社外監査役(その補欠者を含みます。)及び社外有識者等のみで構成する独立委員会の勧告を最大限尊重した上で、大量買付行為に対して、新株予約権の無償割当てその他当該時点において相当と認められる対抗措置を発動するものとします。
また、本プランにおいては、当社取締役会が実務上適切と判断した場合には、対抗措置の発動にあたり、株主総会を開催し、対抗措置発動の是非の判断を株主の皆様の意思に委ねることとしております。
(4) 上記の各取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
① 基本方針の実現に資する特別な取組み(上記(2))について
上記(2)「当社の基本方針の実現に資する特別な取組み」に記載した各取組みは、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を継続的かつ持続的に確保・向上させるための具体的取組みとして策定されたものであり、基本方針の実現に資するものであります。
従いまして、これらの取組みは、基本方針に沿い、当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものでもありません。
② 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(上記(3))について
(ⅰ) 当該取組みが基本方針に沿うものであること
本プランは、大量買付行為が行われる際に、当該大量買付行為に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要十分な情報や時間を確保したり、株主の皆様のために大量買付者等と交渉を行うことなどを可能とすることにより、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保するための取組みであり、基本方針に沿うものであります。
(ⅱ) 当該取組みが当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと
当社は、以下の理由により、本プランは、当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものでもないと考えております。
ア 買収防衛策に関する指針において定める三原則を完全に充足していること等
イ 株主の皆様の意思の重視と情報開示
ウ 当社取締役会の恣意的判断を排除するための仕組み
a. 独立性の高い社外者(独立委員会)の判断の重視
b. 合理的な客観的要件の設定
エ デッドハンド型やスローハンド型買収防衛策ではないこと
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は13億3千8百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備の計画
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、次の通りであります。
(注)上記の金額に消費税等は含まれておりません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、中国やインドなど一部に弱さがみられたものの、回復基調が続く米国をはじめとして、全体としては緩やかな景気回復が続きました。日本経済は、経済対策や金融政策を背景に緩やかな回復基調が続くものの、駆け込み需要の反動の長期化や海外景気の下振れが懸念されるなど先行きが不透明な状況で推移しました。
このような状況の中で、当社グループはコア事業である印刷インキ事業において、アジアを中心とした各拠点での拡販に注力するとともに、環境に配慮した高機能・高品質製品や地域密着型製品の開発、TPM活動の水平展開による低コスト化に取り組みました。また、印刷インキ全般の主要原材料価格が依然として高水準で推移していることから、継続課題として、グループ全体でのコスト削減に取り組むとともに、販売価格の改定にも努めました。一方、機能性材料事業では、インクジェットインキをはじめとして、トナー、カラーフィルター用顔料分散液などの開発・拡販に取り組みました。
売上高は、アジアを中心に印刷インキの拡販が進んだことに加え、円安による為替換算の影響を受けたことから、713億2千8百万円(前年同期比6.0%増加)となりました。
利益面では、原材料高の影響などで日本は営業減益となったものの、海外における増収効果や為替換算の影響などにより、営業利益は39億7百万円(前年同期比1.0%増加)、経常利益は46億4千5百万円(前年同期比6.6%増加)、四半期純利益は29億3千7百万円(前年同期比6.8%増加)となりました。
セグメントの業績を示すと、次の通りであります。
| (単位:百万円) | ||||||||
| 売上高 | 営業利益又は営業損失(△) | |||||||
| 前期 | 当期 | 増減額 | 増減率 | 前期 | 当期 | 増減額 | 増減率 | |
| 印刷インキ・ 機材(日本) | 29,077 | 28,737 | △340 | △1.2% | 1,612 | 1,225 | △387 | △24.0% |
| 印刷インキ (アジア) | 11,889 | 13,762 | 1,873 | 15.8% | 992 | 1,220 | 227 | 23.0% |
| 印刷インキ (北米) | 16,667 | 18,013 | 1,345 | 8.1% | 671 | 762 | 90 | 13.5% |
| 印刷インキ (欧州) | 3,641 | 4,332 | 690 | 19.0% | 47 | △51 | △99 | - |
| 機能性材料 | 3,394 | 3,643 | 249 | 7.4% | 268 | 345 | 77 | 28.7% |
| 報告セグメント計 | 64,670 | 68,489 | 3,818 | 5.9% | 3,593 | 3,502 | △90 | △2.5% |
| その他 | 6,022 | 6,935 | 913 | 15.2% | 146 | 128 | △18 | △12.3% |
| 調整額 | △3,395 | △4,096 | △700 | - | 130 | 276 | 146 | - |
| 合計 | 67,297 | 71,328 | 4,031 | 6.0% | 3,869 | 3,907 | 37 | 1.0% |
①印刷インキ・機材(日本)
全般的には、消費増税に伴う駆け込み需要の反動、個人消費の伸び悩みの影響を受けました。パッケージ関連では、天候不順の影響もあり、フレキソインキはやや低調であったものの、グラビアインキは飲料、食品関係の需要に支えられ、比較的堅調に推移しました。印刷情報関連では、新聞インキ、オフセットインキともにやや低調に推移しました。機材につきましては、印刷製版用材料が低調であり、前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は287億3千7百万円(前年同期比1.2%減少)となりました。
利益面では、販売価格の改定及びコスト削減に取り組んだものの、原材料高の影響などコスト増加が響き、営業利益は12億2千5百万円(前年同期比24.0%減少)となりました。
②印刷インキ(アジア)
主力であるパッケージ関連のグラビアインキは、需要拡大を背景として全般的に堅調に推移しました。また、印刷情報関連である新聞インキ及びオフセットインキの拡販も進みました。売上高は、販売数量面での増加に加え、円安による為替換算の影響を受けた結果、137億6千2百万円(前年同期比15.8%増加)となりました。
利益面では、販売数量の増加が寄与したことに加え、為替換算の影響を受けたことなどから、営業利益は12億2千万円(前年同期比23.0%増加)となりました。
③印刷インキ(北米)
主力のパッケージ関連では、高機能インキの拡販を進め、北米や中南米などでの需要拡大を背景に、グラビアインキ、フレキソインキ及びメタルインキが堅調に推移しました。印刷情報関連であるオフセットインキは、メディアの多様化により需要が減少する傾向にある中、拡販に取り組み、現地通貨ベースで前年同期を上回りました。売上高は、販売数量面での増加に加え、円安による為替換算の影響を受けた結果、180億1千3百万円(前年同期比8.1%増加)となりました。
利益面では、コスト削減が寄与したことに加え、為替換算の影響を受けたことなどから、営業利益は7億6千2百万円(前年同期比13.5%増加)となりました。
④印刷インキ(欧州)
主力であるパッケージ関連のメタルインキ及びグラビアインキの拡販が進んだうえ、オフセットインキの拡販も進むなど、全般的に堅調に推移しました。売上高は、販売数量面での増加に加え、円安による為替換算の影響を受けた結果、43億3千2百万円(前年同期比19.0%増加)となりました。
利益面では、販売数量の増加が寄与したものの、英国新工場の立ち上げに伴う初期費用の増加などが響き、5千1百万円の営業損失(前年同期は4千7百万円の営業利益)となりました。
⑤機能性材料
デジタル印刷分野では、インクジェットインキは欧米での販売が上向いてきており、日本での販売も順調に推移した結果、前年同期を上回りました。トナーにつきましては前年同期を下回りました。画像表示材料であるカラーフィルター用顔料分散液は前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は36億4千3百万円(前年同期比7.4%増加)となりました。
利益面では、販売増加に伴い、新規設備の稼働率向上も寄与したことなどから、営業利益は3億4千5百万円(前年同期比28.7%増加)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、円高による為替換算の影響を受けたものの、時価評価による投資有価証券の増加、売掛金やたな卸資産の増加などにより、前連結会計年度末比30億2千9百万円(2.6%)増加の1,184億3千6百万円となりました。
負債は、流動負債のその他に計上されている設備未払金が減少し、円高による為替換算の影響を受けたものの、借入金の増加などにより、前連結会計年度末比5億6千5百万円(0.9%)増加の612億8千8百万円となりました。
純資産は、為替換算調整勘定が減少したものの、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加などにより、前連結会計年度末比24億6千4百万円(4.5%)増加の571億4千8百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次の通りであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権やたな卸資産の増加、法人税等の支払があったものの、税金等調整前四半期純利益、減価償却費などにより、20億6千8百万円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間に比べ5億5千8百万円の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得などにより、51億3千5百万円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間に比べ34億4千3百万円の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の増加などにより、30億1千6百万円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間に比べ56億2千3百万円の増加となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は53億7千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億3千7百万円の減少となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
1) 当面の対処すべき課題の内容
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
2) 株式会社の支配に関する基本方針
当社は、平成23年6月29日開催の当社第133期定時株主総会において、当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)(以下「旧プラン」といいます。)を継続いたしておりましたが、平成26年6月27日開催の当社第136期定時株主総会において、本プランの適用対象となる行為に、結果として特定株式保有者等の議決権割合が20%以上となる当社の他の株主との合意等を含めること、独立委員会規則を変更し、独立委員会の委員を社外監査役の補欠者からも選任することを可能にすることのほか、字句・表現の変更等、旧プランの内容を一部変更の上(以下、変更後のプランを「本プラン」といいます。)、有効期間を平成29年開催予定の当社第139期定時株主総会終結の時までとする本プランを継続いたしました。(本プランの詳細につきましては、平成26年5月13日付プレスリリース「当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)の継続に関するお知らせ」(当社ホームページ:http://www.inx.co.jp/wp-content/uploads/00000113.pdf)をご覧下さい。)
(1) 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「基本方針」といいます。)
当社は、安定的かつ持続的な企業価値の向上が当社の経営にとって最優先課題と考え、その実現に日々努めております。従いまして、当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の経営理念、企業価値の様々な源泉及び当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を中長期的に確保・向上させる者でなければならないと考えております。
しかしながら、事前に取締役会の賛同を得ずに行われる株券等の大量買付けの中には、その目的等から見て企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主の皆様に株式の売却を事実上強制するおそれがあるもの、対象会社の取締役会が代替案を提案するための必要十分な時間や情報を提供しないもの、対象会社が買収者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買収者との協議・交渉を必要とするものなど、対象会社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を毀損するおそれをもたらすものも想定されます。
当社は、このような当社の企業価値や株主の皆様の共同の利益に資さない株券等の大量買付けを行う者が、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このような者による株券等の大量買付けに対しては、必要かつ相当な対抗措置を採ることにより、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保する必要があると考えております。
(2) 当社の基本方針の実現に資する特別な取組み
当社の基本方針の実現に資する特別な取組みは次の通りであります。
① 当社の企業価値の源泉についての把握
② 企業価値向上のための取組み
③ コーポレート・ガバナンスの強化に向けた取組み
なお、上記②につきまして当社グループは、平成24年4月から平成27年3月までの3年間を対象とする中期経営計画として「中期経営計画 2014」を策定しております。
本中期経営計画では、「未来につなげる基盤創り」のために経営基盤の強化を基本課題とし、印刷インキ・機材事業、機能性材料事業の拡大を戦略課題として、その実現に取り組んでおります。本中期経営計画の詳細につきましては、平成24年2月15日付で公表いたしました「新中期経営計画策定に関するお知らせ」をご参照下さい。
当社は、上記の課題を着実に実行していくことが当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益の確保・向上につながるものと考えております。
(3) 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
本プランは、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保・向上させることを目的として、導入されたものでありますが、その概要は次の通りであります。
当社株券等の特定株式保有者等の議決権割合を20%以上とする当社株券等の買付行為、結果として特定株式保有者等の議決権割合が20%以上となる当社株券等の買付行為、又は結果として特定株式保有者等の議決権割合が20%以上となる合意等(以下、かかる買付行為又は合意等を「大量買付行為」、大量買付行為を行う者を「大量買付者」といいます。)に応じるか否かを株主の皆様に適切に判断していただくべく、必要十分な情報及び時間を確保するために、大量買付者から意向表明書が当社代表取締役に対して提出された場合に、当社取締役会が、大量買付者に対して、事前に大量買付情報の提供を求め、当該大量買付行為についての評価、検討、大量買付者との買付条件等に関する交渉又は株主の皆様への代替案の提案等を行うとともに、大量買付者が本プランの手続きを遵守しない場合や、遵守したとしても当社に回復し難い損害をもたらすことが明らかであると認められる行為であり、対抗措置を採ることが相当であると判断する場合は、当社の業務執行を行う経営陣からの独立性が高い社外取締役、社外監査役(その補欠者を含みます。)及び社外有識者等のみで構成する独立委員会の勧告を最大限尊重した上で、大量買付行為に対して、新株予約権の無償割当てその他当該時点において相当と認められる対抗措置を発動するものとします。
また、本プランにおいては、当社取締役会が実務上適切と判断した場合には、対抗措置の発動にあたり、株主総会を開催し、対抗措置発動の是非の判断を株主の皆様の意思に委ねることとしております。
(4) 上記の各取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
① 基本方針の実現に資する特別な取組み(上記(2))について
上記(2)「当社の基本方針の実現に資する特別な取組み」に記載した各取組みは、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を継続的かつ持続的に確保・向上させるための具体的取組みとして策定されたものであり、基本方針の実現に資するものであります。
従いまして、これらの取組みは、基本方針に沿い、当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものでもありません。
② 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(上記(3))について
(ⅰ) 当該取組みが基本方針に沿うものであること
本プランは、大量買付行為が行われる際に、当該大量買付行為に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要十分な情報や時間を確保したり、株主の皆様のために大量買付者等と交渉を行うことなどを可能とすることにより、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保するための取組みであり、基本方針に沿うものであります。
(ⅱ) 当該取組みが当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと
当社は、以下の理由により、本プランは、当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものでもないと考えております。
ア 買収防衛策に関する指針において定める三原則を完全に充足していること等
イ 株主の皆様の意思の重視と情報開示
ウ 当社取締役会の恣意的判断を排除するための仕組み
a. 独立性の高い社外者(独立委員会)の判断の重視
b. 合理的な客観的要件の設定
エ デッドハンド型やスローハンド型買収防衛策ではないこと
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は13億3千8百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備の計画
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、次の通りであります。
| 提出会社 | 平成26年9月30日現在 |
| 事業所名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 (百万円) | 資金調達 方法 | 着手及び完了予定 | ||
| 総額 | 既支払額 | 着手 | 完了 | |||||
| 滋賀工場 (第2期) | 滋賀県米原市 | 印刷インキ・機材(日本) | 製造設備 | 2,647 | - | 自己資金 | 平成26年 10月 | 平成27年 12月 |
(注)上記の金額に消費税等は含まれておりません。