- #1 注記事項-社債及び借入金、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループの長期融資契約には、毎年3月末および9月末において連結財政状態計算書における調整後純負債の過去12か月間の調整後EBITDA(調整後EBITDAは契約書にて定義されたもの)に対する比率が一定水準を上回らないことを求める等の財務制限条項が付されております。2023年3月31日および2024年3月31日現在において当社グループは全ての財務制限条項を遵守しております。
当社グループは、2017年に、2017年度米ドル建シンジケートローンのうち925百万米ドルに対し、支払金利を固定するため金利通貨スワップを締結しております。また、2017年度米ドル建シンジケートローンのうち残りの575百万米ドルに対し、支払金利を固定するため金利通貨スワップを締結しております。さらに、2020年には、2018年度米ドル建無担保普通社債(固定金利)のうち1,750百万米ドルおよび2020年度米ドル建無担保普通社債(固定金利)のうち4,000百万米ドルに対し、円建の支払額を固定するため、5,750百万米ドルの金利通貨スワップを締結しております。2024年3月期において、2020年に締結した5,750百万米ドルの金利通貨スワップのうち、4,250百万米ドルの金利通貨スワップは解約し、2023年6月と7月に同じ金額と条件の金利通貨スワップが新たに締結されました。
2024/06/26 16:01- #2 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
③ デリバティブ
為替レートおよび金利の変動等によるリスクに対処するため、先物為替予約、通貨オプション、金利スワップ、金利通貨スワップおよび金利先物等のデリバティブを契約しております。また、当社グループは再生可能エネルギーの価格変動リスクに対処するため、先渡契約を利用しております。
なお、当社グループの方針として投機目的のデリバティブ取引は行っておりません。
2024/06/26 16:01- #3 注記事項-金融収益及び金融費用、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(1) 金融収益
| | (単位:百万円) |
デリバティブ評価益 - バーチャル電力販売契約 | 6,843 | 3,393 |
デリバティブ評価益 - 金利通貨スワップ | - | 4,144 |
被取得企業に対する既存持分の公正価値の再測定 | 22,416 | - |
(2) 金融費用
2024/06/26 16:01- #4 注記事項-金融商品、連結財務諸表(IFRS)(連結)
② 金利リスク
当社グループは、売却する権利を有する顧客に対する売上債権及びその他の債権、および変動利付負債について市場金利および為替の変動リスクに晒されております。当社グループは、キャッシュ・フロー・ヘッジ戦略に基づき、金利変動リスクおよび為替変動リスクを抑制するため、金利スワップ、金利先渡取引および金利通貨スワップを実施して支払金利の固定化を図っております。なお、公正価値ヘッジ戦略に基づき、固定金利の負債を効果的に変動金利に変換するためデリバティブを締結する場合もあります。各連結会計年度末において、キャッシュ・フロー・ヘッジに指定された金利スワップ、金利先渡取引および金利通貨スワップは以下のとおりであります。
2024/06/26 16:01- #5 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動によるキャッシュ・フローは、△3,544億円(+3,547億円)となりました。この増加は、主に、当年度にコマーシャル・ペーパーにおける増加影響(+2,370億円)や、社債の償還による支出が純額で減少(+609億円)したこと、および社債に係る金利通貨スワップの決済が行われたことによるものです。
補足的分析:フリー・キャッシュ・フローおよび調整後フリー・キャッシュ・フロー(IFRSに準拠しない財務指標)
2024/06/26 16:01- #6 連結キャッシュ・フロー計算書(IFRS)(連結)
(単位:百万円) |
社債の償還及び長期借入金の返済による支出 | 27 | △356,670 | △320,901 |
社債に係る金利通貨スワップの決済による収入 | 27 | - | 60,063 |
自己株式の取得による支出 | | △26,929 | △2,326 |
2024/06/26 16:01