有価証券報告書-第148期(2024/04/01-2025/03/31)
12 無形資産
(1) 種類別取得原価、償却累計額および減損損失累計額の増減ならびに帳簿価額
① 取得原価
② 償却累計額および減損損失累計額
③ 帳簿価額
各決算日において重要な自己創設無形資産はありません。
製品に係る無形資産の構成は以下のとおりであります。
上市後製品とは、主に販売可能となった製品に関連するライセンスであります。研究開発局面にあるものは開発中の製品および、当社グループの共同研究開発契約、ライセンス(導入)契約等に関連して獲得した開発中の製品に関する販売ライセンスであります(注記13)。
重要な無形資産に関する情報は以下のとおりであります。
(注)国内製品名:ビバンセ
(2) 減損損失
当社グループの無形資産の減損評価には、見積販売価格およびコスト、規制当局による承認の可能性、想定している市場および当該市場における当社グループのシェア等、回収可能価額の見積りにおいて経営者による重要な判断が必要となります。上市後製品に係る無形資産の最も重要な仮定は治療領域の製品市場シェアおよび見積価格であり、開発中製品および研究開発局面に関連する無形資産の最も重要な仮定は規制当局による承認の可能性であります。当該仮定の変更は、期中に計上される減損損失の金額に重大な影響を及ぼす可能性があります。例えば、臨床試験が否定的な結果となった場合は、仮定の変更により減損が生じる可能性があり、臨床試験が失敗に終わり開発資産を代替使用できない場合には、開発中の製品に係る無形資産を全額減損処理する可能性があります。
当社グループは、2024年3月期において、169,405百万円の減損損失を計上しております。当該減損損失には、主としてクローン病に伴う複雑痔瘻治療剤アロフィセルの臨床第3相 ADMIRE-CD Ⅱ試験のトップライン結果を踏まえて計上した73,979百万円の減損損失、非小細胞肺がん治療剤EXKIVITYの販売や開発活動を全世界で自主的に中止する決定を行ったことに伴い計上した28,477百万円の減損損失、およびオンコロジーにおけるTAK-007やmodakafusp alfa(TAK-573)などの仕掛研究開発品の開発中止の決定により計上した減損損失が含まれております。なお、減損処理した無形資産の回収可能価額はありません。2024年3月期に計上した減損損失は、好酸球性食道炎治療剤EOHILIAの米国食品医薬品局の承認取得により認識した減損損失の戻入35,686百万円と相殺されております。
当社グループは、2025年3月期において、95,602百万円の減損損失を計上しております。当該減損損失には、主として買収により獲得したオンコロジー製品の開発中止の決定や、ニューロサイエンス領域における研究開発品の試験結果に基づき計上した減損損失が含まれております。当該減損処理した無形資産の回収可能価額は、163,392百万円であります。
これらの損失は、主に連結損益計算書上の「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」に計上されております。
減損損失は帳簿価額から回収可能価額を控除して計算されます。
回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により測定しており、当該公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、測定に用いた割引率(税引後)は2024年3月期において7.2%、2025年3月期において5.8%であります。
(1) 種類別取得原価、償却累計額および減損損失累計額の増減ならびに帳簿価額
① 取得原価
| (単位:百万円) | ||||
| ソフトウェア | 製品に係る 無形資産 | その他 | 合計 | |
| 2023年4月1日残高 | 219,559 | 7,324,072 | 11,839 | 7,555,471 |
| 取得およびその他の増加 | 47,179 | 124,878 | 206 | 172,263 |
| 処分およびその他の減少 | △4,885 | △57,869 | △149 | △62,903 |
| 売却目的で保有する資産への振替 (注記19) | △266 | △33,052 | - | △33,318 |
| 為替換算差額 | 27,529 | 942,404 | 48 | 969,980 |
| 2024年3月31日残高 | 289,116 | 8,300,433 | 11,944 | 8,601,492 |
| 取得およびその他の増加 | 38,769 | 55,345 | 134 | 94,248 |
| 処分およびその他の減少 | △4,048 | △15,453 | △116 | △19,617 |
| 売却目的で保有する資産への振替 (注記19) | △95 | △11,108 | - | △11,204 |
| 為替換算差額 | △4,424 | △122,279 | △9 | △126,712 |
| 2025年3月31日残高 | 319,318 | 8,206,937 | 11,953 | 8,538,208 |
② 償却累計額および減損損失累計額
| (単位:百万円) | ||||
| ソフトウェア | 製品に係る 無形資産 | その他 | 合計 | |
| 2023年4月1日残高 | △96,220 | △3,189,051 | △542 | △3,285,813 |
| 償却費 | △32,587 | △521,998 | △83 | △554,668 |
| 減損損失 | △3,126 | △166,278 | - | △169,405 |
| 減損損失の戻入 | - | 35,686 | - | 35,686 |
| 処分およびその他の減少 | 4,614 | 57,838 | 11 | 62,462 |
| 売却目的で保有する資産への振替 (注記19) | 203 | 26,558 | - | 26,761 |
| 為替換算差額 | △12,366 | △429,462 | △5 | △441,833 |
| 2024年3月31日残高 | △139,483 | △4,186,707 | △620 | △4,326,810 |
| 償却費 | △40,414 | △548,660 | △113 | △589,187 |
| 減損損失 | △556 | △95,047 | - | △95,602 |
| 処分およびその他の減少 | 3,081 | 15,283 | 20 | 18,384 |
| 売却目的で保有する資産への振替 (注記19) | 63 | 11,108 | - | 11,171 |
| 為替換算差額 | 2,538 | 72,858 | 1 | 75,397 |
| 2025年3月31日残高 | △174,771 | △4,731,164 | △713 | △4,906,647 |
③ 帳簿価額
| (単位:百万円) | ||||
| ソフトウェア | 製品に係る 無形資産 | その他 | 合計 | |
| 2023年4月1日残高 | 123,340 | 4,135,020 | 11,297 | 4,269,657 |
| 2024年3月31日残高 | 149,632 | 4,113,726 | 11,324 | 4,274,682 |
| 2025年3月31日残高 | 144,547 | 3,475,773 | 11,240 | 3,631,560 |
各決算日において重要な自己創設無形資産はありません。
製品に係る無形資産の構成は以下のとおりであります。
| (単位:百万円) | |||
| 上市後製品 | 仕掛研究開発品 | 帳簿価額の合計 | |
| 2023年4月1日残高 | 3,164,380 | 970,640 | 4,135,020 |
| 2024年3月31日残高 | 3,148,680 | 965,045 | 4,113,726 |
| 2025年3月31日残高 | 2,556,431 | 919,342 | 3,475,773 |
上市後製品とは、主に販売可能となった製品に関連するライセンスであります。研究開発局面にあるものは開発中の製品および、当社グループの共同研究開発契約、ライセンス(導入)契約等に関連して獲得した開発中の製品に関する販売ライセンスであります(注記13)。
重要な無形資産に関する情報は以下のとおりであります。
| 帳簿価額(単位:百万円) | 残存償却期間 | ||||
| 前年度 (2024年3月31日) | 当年度 (2025年3月31日) | 当年度 (2025年3月31日) | |||
| 免疫グロブリン製剤 | 上市後製品 | 795,903 | 710,287 | 10 | 年 |
| Zasocitinib(TAK-279) | 仕掛研究開発品 | 613,329 | 609,329 | - | |
| タクザイロ | 上市後製品 | 562,434 | 496,676 | 9 | 年 |
| アドベイトおよび アディノベイト/ADYNOVI | 上市後製品 | 269,275 | 220,595 | 5 | 年 |
| アルンブリグ | 上市後製品 | 212,376 | 163,329 | 6 | 年 |
| VYVANSE/ELVANSE(注) | 上市後製品 | 223,589 | 95,566 | 1 | 年 |
(注)国内製品名:ビバンセ
(2) 減損損失
当社グループの無形資産の減損評価には、見積販売価格およびコスト、規制当局による承認の可能性、想定している市場および当該市場における当社グループのシェア等、回収可能価額の見積りにおいて経営者による重要な判断が必要となります。上市後製品に係る無形資産の最も重要な仮定は治療領域の製品市場シェアおよび見積価格であり、開発中製品および研究開発局面に関連する無形資産の最も重要な仮定は規制当局による承認の可能性であります。当該仮定の変更は、期中に計上される減損損失の金額に重大な影響を及ぼす可能性があります。例えば、臨床試験が否定的な結果となった場合は、仮定の変更により減損が生じる可能性があり、臨床試験が失敗に終わり開発資産を代替使用できない場合には、開発中の製品に係る無形資産を全額減損処理する可能性があります。
当社グループは、2024年3月期において、169,405百万円の減損損失を計上しております。当該減損損失には、主としてクローン病に伴う複雑痔瘻治療剤アロフィセルの臨床第3相 ADMIRE-CD Ⅱ試験のトップライン結果を踏まえて計上した73,979百万円の減損損失、非小細胞肺がん治療剤EXKIVITYの販売や開発活動を全世界で自主的に中止する決定を行ったことに伴い計上した28,477百万円の減損損失、およびオンコロジーにおけるTAK-007やmodakafusp alfa(TAK-573)などの仕掛研究開発品の開発中止の決定により計上した減損損失が含まれております。なお、減損処理した無形資産の回収可能価額はありません。2024年3月期に計上した減損損失は、好酸球性食道炎治療剤EOHILIAの米国食品医薬品局の承認取得により認識した減損損失の戻入35,686百万円と相殺されております。
当社グループは、2025年3月期において、95,602百万円の減損損失を計上しております。当該減損損失には、主として買収により獲得したオンコロジー製品の開発中止の決定や、ニューロサイエンス領域における研究開発品の試験結果に基づき計上した減損損失が含まれております。当該減損処理した無形資産の回収可能価額は、163,392百万円であります。
これらの損失は、主に連結損益計算書上の「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」に計上されております。
減損損失は帳簿価額から回収可能価額を控除して計算されます。
回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により測定しており、当該公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、測定に用いた割引率(税引後)は2024年3月期において7.2%、2025年3月期において5.8%であります。