四半期報告書-第146期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)

【提出】
2023/02/07 12:56
【資料】
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【項目】
39項目
9 共同研究開発契約、ライセンス契約およびその他の資産取得
当社グループは、共同研究開発契約およびライセンス契約の締結ならびにその他の資産取得を実施しております。
共同研究開発契約、ライセンス(導入)契約およびその他の資産取得
通常、これらの契約では、提携企業の製品または開発中の製品の販売権を獲得し、その対価として、契約締結時の一時金の支払いの他、将来の開発、規制当局からの承認取得、またはコマーシャルマイルストンおよびロイヤルティの支払いに対する義務を負います。これらの契約においては、当社グループおよびライセンシーは、ライセンス製品の開発および販売に積極的に関与しており、晒されるリスクおよび得られる経済的価値はその商業的な成功に依存する場合があります。その他の資産取得は、IFRS第3号の企業結合に該当しない企業の取得であり、被取得企業の価値の大部分が単一または複数の製品に対する権利から構成される取得を含んでおります。
下記の契約を除き、前年度の連結財務諸表に記載した導出契約、共同研究開発契約、ライセンス(導入)契約およびその他の資産取得からの重要な変更はありません。
Nimbus Therapeutics, LLC(以下、「Nimbus社」)
2022年12月、当社グループは、Nimbus社の完全子会社であるNimbus Lakshmi, Inc.の全株式を取得するため、Nimbus社との間で株式譲渡契約を締結しました。本取引を通じて、当社グループは「NDI-034858」を取得します。「NDI-034858」は、経口のチロシンキナーゼ2(TYK2)に対する選択的なアロステリック阻害薬であり、乾癬を対象とした最近の臨床第2b相試験の結果に続き、複数の自己免疫疾患の治療薬として評価が行われています。本取引完了後、「NDI-034858」は「TAK-279」と呼称される予定です。本契約にもとづき、当社グループはNimbus社に一時金として40億米ドルを本取引完了後に支払い、「NDI-034858」のプログラムから開発された製品の年間の売上高が40億米ドルと50億米ドルとなった場合には、それぞれにつき10億米ドルのマイルストンを同社に支払います。本取引は、当年度(2023年3月期)末までに完了する見込みですが、米国で1976年に制定された改正Hart-Scott-Rodino(HSR)反トラスト法を含む独占禁止法上の審査が完了することを条件としています。