有価証券報告書-第145期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
17 売上債権及びその他の債権
2021年12月、当社グループは特定の売上債権について、一部の銀行に対してノンリコースで売却を行うプログラムを開始いたしました。当該プログラムにおいて、売却された売上債権は所有に係るリスクおよび経済価値が移転した時点で認識を中止しております。これらの売上債権は事前に決められた特定の顧客にかかるもので売却権を有しますが、売却対象とする売上債権は両者が月次で決定しております。そのため、これらの売上債権は、現金の回収および銀行への売却を目的として保有するものであります。
売上債権のうち、当社グループが売却する権利を有する顧客に対する債権は、回収および売却を保有目的としていることからその他の包括利益を通じて公正価値で測定される負債性金融商品に分類しております。2022年3月31日現在において、その他の包括利益を通じて公正価値で測定される売上債権の残高は20,665百万円であります。
(単位:百万円) | ||
前年度 (2021年3月31日) | 当年度 (2022年3月31日) | |
売上債権 | 788,284 | 710,304 |
その他の債権 | 75,604 | 79,127 |
損失評価引当金 | △8,637 | △9,390 |
チャージバックおよびその他の引当金 | △72,160 | △83,396 |
合計 | 783,091 | 696,644 |
2021年12月、当社グループは特定の売上債権について、一部の銀行に対してノンリコースで売却を行うプログラムを開始いたしました。当該プログラムにおいて、売却された売上債権は所有に係るリスクおよび経済価値が移転した時点で認識を中止しております。これらの売上債権は事前に決められた特定の顧客にかかるもので売却権を有しますが、売却対象とする売上債権は両者が月次で決定しております。そのため、これらの売上債権は、現金の回収および銀行への売却を目的として保有するものであります。
売上債権のうち、当社グループが売却する権利を有する顧客に対する債権は、回収および売却を保有目的としていることからその他の包括利益を通じて公正価値で測定される負債性金融商品に分類しております。2022年3月31日現在において、その他の包括利益を通じて公正価値で測定される売上債権の残高は20,665百万円であります。