四半期報告書-第96期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/10 9:54
【資料】
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【項目】
31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の概況
当第3四半期連結累計期間の売上高は335億3千2百万円(前年同期比0.6%減)と、前年とほぼ同水準となりました。利益面につきましては、研究開発費が増加したこと等により、営業利益15億5千4百万円(前年同期比17.9%減)、経常利益18億3千6百万円(前年同期比13.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益10億8千万円(前年同期比27.1%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
①医薬品事業
医薬品事業では、オーソライズド・ジェネリックカンデサルタン、LH‐RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤リュープロレリンの大幅な増加が続いたほか、前立腺肥大症・癌治療剤プロスタールや緊急避妊剤ノルレボ等の主要先発品も堅調に推移しました。一方、一昨年9月末の経皮吸収型鎮痛消炎剤セルタッチの販売終了およびセオリアファーマ株式会社との物流業務終了を受け、当該事業の売上計上(前年同期実績32億円)が無くなったことにより、売上高は302億2千1百万円(前年同期比1.5%減)、セグメント利益は30億6百万円(前年同期比6.3%減)となりました。
②その他
その他事業では、動物用医薬品、臨床検査、医療機器、食品等の各事業を展開しております。当四半期の業績につきましては、動物用医薬品事業においてアミノ酸飼料添加物を中心に売上が堅調に拡大したこと等により、売上高33億1千1百万円(前年同期比8.5%増)、セグメント利益1億4千8百万円(前年同期比3.7%増)となりました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ17億2千万円増加し、606億5千3百万円となりました。これは主に有価証券および現金及び預金等が減少しましたが、無形固定資産および受取手形及び売掛金等が増加したためであります。
負債につきましては、8億8千万円増加し、232億3千5百万円となりました。これは流動負債のその他等は減少しましたが、長期借入金及び短期借入金等が増加したためであります。
純資産につきましては、8億4千万円増加し、374億1千7百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したためであります。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から0.5ポイント低下し61.6%となっております。
(3) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費総額は、32億2千8百万円であります。