四半期報告書-第96期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/12 9:12
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、昨年9月に発売した爪白癬治療剤「クレナフィン」が大きく寄与して売上高は27,633百万円(対前年同四半期比28.7%増)、営業利益は9,234百万円(対前年同四半期比126.0%増)、経常利益は9,362百万円(対前年同四半期比130.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,300百万円(対前年同四半期比139.5%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 薬業
医薬品・医療機器につきましては、「クレナフィン」が順調に売上を伸ばしたほか、関節機能改善剤「アルツ」、癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」や後発医薬品も伸長し、また「クレナフィン」の海外導出先からの収入も増加したことなどにより増収となりました。
農業薬品につきましては増収となりました。
この結果、売上高は27,033百万円(対前年同四半期比29.6%増)、セグメント利益(営業利益)は8,788百万円(対前年同四半期比136.4%増)となりました。
なお、海外売上高は2,720百万円となりました。
② 不動産事業
不動産事業の主たる収入は文京グリーンコート関連の賃貸料であります。売上高は600百万円(対前年同四半期比2.0%減)、セグメント利益(営業利益)は445百万円(対前年同四半期比21.1%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は117,146百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,011百万円の増加となりました。これは主に、売掛金の増加によるものであります。
負債は36,277百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,757百万円の減少となりました。これは主に、流動負債「その他」(設備関係支払手形)の減少によるものであります。
また、純資産は80,868百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,768百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。
自己資本比率は、69.0%(前連結会計年度末67.0%)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,408百万円であります。
また、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間において、薬業の生産実績が著しく増加しております。
これは主に、昨年9月に発売した「クレナフィン」の生産によるものであります。
この結果、当第1四半期連結累計期間における薬業の生産実績は10,633百万円(対前年同四半期比98.4%増)となりました。
なお、金額は販売価格によっております。
② 販売実績
当第1四半期連結累計期間において、薬業の販売実績が著しく増加しております。
これは主に、昨年9月に発売した「クレナフィン」の販売によるものであります。
この結果、当第1四半期連結累計期間における薬業の販売実績は27,033百万円(対前年同四半期比29.6%増)となりました。