四半期報告書-第96期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/12 9:21
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、昨年9月に発売した爪白癬治療剤「クレナフィン」が大きく寄与して売上高は54,973百万円(対前年同四半期比24.3%増)、営業利益は18,443百万円(対前年同四半期比109.4%増)、経常利益は18,573百万円(対前年同四半期比114.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12,483百万円(対前年同四半期比121.4%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 薬業
医薬品・医療機器につきましては、関節機能改善剤「アルツ」はほぼ横ばいでありましたが、「クレナフィン」が順調に売上を伸ばしたほか、癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」や後発医薬品も伸長し、また「クレナフィン」の海外導出先からの収入も増加したことなどにより増収となりました。
農業薬品につきましては増収となりました。
この結果、売上高は53,794百万円(対前年同四半期比25.1%増)、セグメント利益(営業利益)は17,573百万円(対前年同四半期比117.7%増)となりました。
なお、海外売上高は5,120百万円となりました。
② 不動産事業
不動産事業の主たる収入は文京グリーンコート関連の賃貸料であります。売上高は1,178百万円(対前年同四半期比3.9%減)、セグメント利益(営業利益)は869百万円(対前年同四半期比18.5%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は124,299百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,164百万円の増加となりました。これは主に、有価証券の増加によるものであります。
負債は38,714百万円となり、前連結会計年度末に比べ679百万円の増加となりました。これは主に、未払法人税等の増加によるものであります。
また、純資産は85,585百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,485百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。
自己資本比率は、68.9%(前連結会計年度末67.0%)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ5,975百万円増加し、30,742百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ7,375百万円収入が増加し、10,551百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ959百万円支出が増加し、1,754百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ2,764百万円支出が減少し、2,821百万円の支出となりました。これは主に、自己株式の取得の減少によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,965百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第2四半期連結累計期間において、薬業の生産実績が著しく増加しております。
これは主に、昨年9月に発売した「クレナフィン」の生産によるものであります。
この結果、当第2四半期連結累計期間における薬業の生産実績は24,161百万円(対前年同四半期比65.9%増)となりました。
なお、金額は販売価格によっております。