有価証券報告書-第101期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/29 14:28
【資料】
PDFをみる
【項目】
142項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)は、継続して新薬の創製ができる研究開発体制をめざし、研究員一人ひとりの自由な発想をもとに、大学や他企業との共同研究開発や技術導入などにより、世界に通用する真に有効で安全性の高い新薬を効率よく研究開発すべく、積極的な活動を展開しております。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は6,736百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) 薬業
医薬品の研究開発(基礎的研究及び臨床試験の実施等)を中心に、農業薬品の開発も行っております。
当連結会計年度の研究開発等の状況は次のとおりであります。
ブリッケル・バイオテック社から導入した原発性腋窩多汗症治療剤は、国内において「エクロックゲル5%」として2020年9月に製造販売承認を取得し、2020年11月に発売しました。なお、米国においてはブリッケル・バイオテック社がフェーズⅢを実施中であります。
臨床開発段階のものといたしまして、メディウンド社より導入した熱傷焼痂除去剤(KMW-1)は、フェーズⅢ段階であります。アーバー社から導入したアタマジラミ症治療剤イベルメクチン0.5%外用剤(KAR)は、フェーズⅢ準備中であります。コーバス社より導入した全身性強皮症及び皮膚筋炎治療剤レナバサムは、フェーズⅢ段階でコーバス社が日本を含めたグローバル試験を実施中であります。
自社創薬の爪白癬治療剤(KP-607)は、フェーズⅡ段階であります。
また、新たにエクロックゲルの適応拡大として掌蹠多汗症治療剤(BBI-4000)がフェーズⅠ準備中であります。
なお、乾癬治療剤(KP-470)は、ボシュ・ヘルス社との独占的ライセンス実施許諾契約を終了しました。
当連結会計年度の研究開発費は6,736百万円であります。
(2) 不動産事業
研究開発活動は行っておりません。