有価証券報告書-第83期(令和3年8月1日-令和4年7月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症に対する感染予防と経済活動の共存に向けた動きが進んでおり、一部持ち直しの動きはあるものの、新たな変異株の出現など終息はいまだ不透明な状況が続いております。また、急激な円安に伴う原材料価格の高騰など、今後の企業収益への影響が見込まれており、各事業は厳しい環境の中で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループはOTC医薬品を中心としたヘルスケア事業の体制強化、医療用医薬品事業および海外事業の拡大をテーマに推進してまいりました。
この結果、売上高は444億9千2百万円(前年同期比3.1%増)となり、売上原価は192億1千5百万円(前年同期比6.2%増)、販売費及び一般管理費は243億2千万円(前年同期比0.2%減)となりました。売上が堅調に推移したことに加え、販売費及び一般管理費の効率的活用に努めました結果、経常利益は10億6千8百万円(前年同期比41.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億4千3百万円(前年同期比35.9%増)となりました。収益認識会計基準等の適用により、当連結会計年度の売上高は1億3千7百万円増加し、経常利益は1千6百万円減少しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
OTC事業
OTC事業におきましては、生活者のニーズや市場の変化に対応し、主力ブランドを中心に新製品の投入やリニューアルを積極的に行いました。また、中長期ブランド戦略に基づく広告宣伝や、各ルートに対するセールス・マーケティング活動を強化した結果、売上高は310億2千8百万円(前年同期比1.9%増)となり、セグメント利益は3億8千7百万円(前年同期比34.8%増)となりました。収益認識会計基準等の適用により、当連結会計年度の売上高は1億3千万円増加し、セグメント利益は1千6百万円減少しております。
製品別にみますと、OTC事業ではミニドリンク剤の「ユンケル黄帝L」「スパークユンケル」「ユンケルファンティ」、歯周病治療薬の「アセスE」「アセスメディクリーン」、鼻炎治療薬の「ストナリニS」、点鼻薬の「ナザールスプレー」「ナシビンMスプレー」、解熱鎮痛剤の「リングルアイビーα200」、ビタミン・栄養剤の「ユンケルゾンネロイヤル」「エミネトン」などが好調に推移いたしました。新製品では「ナシビンメディ」、「リングルN」、「ストナファミリー」等を発売いたしました。新規事業ルートでは「ユンケルローヤルV」、新製品の「ユンケルローヤルMX」等が堅調に推移しました。
医薬事業
医薬事業におきましては、経口爪白癬治療剤「ネイリンカプセル」、外用局所麻酔剤「エムラクリーム」「エムラパッチ」が堅調に推移いたしました。病院ルートの取り組み強化等積極的な販売活動を行った結果、売上高134億6千4百万円(前年同期比6.0%増)となり、セグメント利益は5億6千9百万円(前年同期比39.5%増)となりました。収益認識会計基準等の適用により、当連結会計年度の売上高は6百万円増加しております。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は販売価格によっております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当社グループは販売計画に基づいて生産しており、受注生産はほとんど行っておりません。
④ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
(2) 財政状態
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して、1億7千7百万円減少し、539億6千4百万円となりました。これは主に、有価証券が8億7千9百万円、棚卸資産が2億9千1百万円減少したものの、売掛金が8億4千8百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度と比較して、22億5千8百万円増加し、600億2千2百万円となりました。これは主に、投資有価証券が22億9千2百万円、機械装置及び運搬具が10億4千7百万円増加したものの、建設仮勘定が7億4千万円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末と比較して、20億8千万円増加し1,139億8千7百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して、13億4百万円増加し、85億8千2百万円となりました。これは主に、未払金が14億9千4百万円、買掛金が5億7千万円増加したものの、返品調整引当金が4億8千1百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して、1億5百万円減少し、111億9千7百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比較して、11億9千8百万円増加し、197億7千9百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比較して、8億8千1百万円増加し、942億7百万円となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首から3千4百万円減少し、103億4千7百万円となりました。その内容の主なものは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動から得た資金は38億6千2百万円(前連結会計年度は13億5千万円の収入)であり、主として減価償却費の計上17億6千5百万円、税金等調整前当期純利益11億4千1百万円、売上債権の増加7億7千7百万円、長期前払費用の償却費の計上6億6千9百万円、仕入債務の増加5億6千8百万円でありました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は33億5千7百万円(前連結会計年度は3億4千2百万円の収入)であり、主として投資有価証券の取得による支出33億6百万円、投資有価証券の償還による収入20億円、有形固定資産の取得による支出17億6千万円でありました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は5億7千1百万円(前連結会計年度は5億4千7百万円の支出)で、主としてファイナンス・リース債務の返済による支出4億2千万円、配当金の支払額9千8百万円でありました。
資本の財源及び資金の流動性について、当社グループは、円滑な事業活動に必要となる流動性の確保と財務の健全性及び安全性の確保を資金調達の基本方針としており、市場環境等を考慮した上で、有効かつ機動的な資金調達を実施していきます。資金需要としては、商品等の仕入や研究開発・設備投資が中心となりますが、当社グループでは以前より流動資産が流動負債を大きく上回っており、資金の源泉については、内部資金を充当しています。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは、過去の実績や現状等を勘案し合理的な基準に基づいて実施しておりますが、見積り等の不確実性があるため実際の結果は異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症に対する感染予防と経済活動の共存に向けた動きが進んでおり、一部持ち直しの動きはあるものの、新たな変異株の出現など終息はいまだ不透明な状況が続いております。また、急激な円安に伴う原材料価格の高騰など、今後の企業収益への影響が見込まれており、各事業は厳しい環境の中で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループはOTC医薬品を中心としたヘルスケア事業の体制強化、医療用医薬品事業および海外事業の拡大をテーマに推進してまいりました。
この結果、売上高は444億9千2百万円(前年同期比3.1%増)となり、売上原価は192億1千5百万円(前年同期比6.2%増)、販売費及び一般管理費は243億2千万円(前年同期比0.2%減)となりました。売上が堅調に推移したことに加え、販売費及び一般管理費の効率的活用に努めました結果、経常利益は10億6千8百万円(前年同期比41.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億4千3百万円(前年同期比35.9%増)となりました。収益認識会計基準等の適用により、当連結会計年度の売上高は1億3千7百万円増加し、経常利益は1千6百万円減少しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
OTC事業
OTC事業におきましては、生活者のニーズや市場の変化に対応し、主力ブランドを中心に新製品の投入やリニューアルを積極的に行いました。また、中長期ブランド戦略に基づく広告宣伝や、各ルートに対するセールス・マーケティング活動を強化した結果、売上高は310億2千8百万円(前年同期比1.9%増)となり、セグメント利益は3億8千7百万円(前年同期比34.8%増)となりました。収益認識会計基準等の適用により、当連結会計年度の売上高は1億3千万円増加し、セグメント利益は1千6百万円減少しております。
製品別にみますと、OTC事業ではミニドリンク剤の「ユンケル黄帝L」「スパークユンケル」「ユンケルファンティ」、歯周病治療薬の「アセスE」「アセスメディクリーン」、鼻炎治療薬の「ストナリニS」、点鼻薬の「ナザールスプレー」「ナシビンMスプレー」、解熱鎮痛剤の「リングルアイビーα200」、ビタミン・栄養剤の「ユンケルゾンネロイヤル」「エミネトン」などが好調に推移いたしました。新製品では「ナシビンメディ」、「リングルN」、「ストナファミリー」等を発売いたしました。新規事業ルートでは「ユンケルローヤルV」、新製品の「ユンケルローヤルMX」等が堅調に推移しました。
医薬事業
医薬事業におきましては、経口爪白癬治療剤「ネイリンカプセル」、外用局所麻酔剤「エムラクリーム」「エムラパッチ」が堅調に推移いたしました。病院ルートの取り組み強化等積極的な販売活動を行った結果、売上高134億6千4百万円(前年同期比6.0%増)となり、セグメント利益は5億6千9百万円(前年同期比39.5%増)となりました。収益認識会計基準等の適用により、当連結会計年度の売上高は6百万円増加しております。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| OTC事業 | 34,419 | 86.6 |
| 医薬事業 | 7,436 | 104.1 |
| 計 | 41,856 | 89.3 |
(注) 金額は販売価格によっております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 仕入高(百万円) | 前年同期比(%) |
| OTC事業 | 1,432 | 94.3 |
| 医薬事業 | 3,267 | 221.5 |
| 計 | 4,699 | 157.0 |
(注) 金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当社グループは販売計画に基づいて生産しており、受注生産はほとんど行っておりません。
④ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| OTC事業 | 31,028 | 101.9 |
| 医薬事業 | 13,464 | 106.0 |
| 計 | 44,492 | 103.1 |
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 株式会社メディセオ | 4,697 | 10.9 | 4,823 | 10.8 |
(2) 財政状態
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して、1億7千7百万円減少し、539億6千4百万円となりました。これは主に、有価証券が8億7千9百万円、棚卸資産が2億9千1百万円減少したものの、売掛金が8億4千8百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度と比較して、22億5千8百万円増加し、600億2千2百万円となりました。これは主に、投資有価証券が22億9千2百万円、機械装置及び運搬具が10億4千7百万円増加したものの、建設仮勘定が7億4千万円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末と比較して、20億8千万円増加し1,139億8千7百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して、13億4百万円増加し、85億8千2百万円となりました。これは主に、未払金が14億9千4百万円、買掛金が5億7千万円増加したものの、返品調整引当金が4億8千1百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して、1億5百万円減少し、111億9千7百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比較して、11億9千8百万円増加し、197億7千9百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比較して、8億8千1百万円増加し、942億7百万円となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首から3千4百万円減少し、103億4千7百万円となりました。その内容の主なものは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動から得た資金は38億6千2百万円(前連結会計年度は13億5千万円の収入)であり、主として減価償却費の計上17億6千5百万円、税金等調整前当期純利益11億4千1百万円、売上債権の増加7億7千7百万円、長期前払費用の償却費の計上6億6千9百万円、仕入債務の増加5億6千8百万円でありました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は33億5千7百万円(前連結会計年度は3億4千2百万円の収入)であり、主として投資有価証券の取得による支出33億6百万円、投資有価証券の償還による収入20億円、有形固定資産の取得による支出17億6千万円でありました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は5億7千1百万円(前連結会計年度は5億4千7百万円の支出)で、主としてファイナンス・リース債務の返済による支出4億2千万円、配当金の支払額9千8百万円でありました。
資本の財源及び資金の流動性について、当社グループは、円滑な事業活動に必要となる流動性の確保と財務の健全性及び安全性の確保を資金調達の基本方針としており、市場環境等を考慮した上で、有効かつ機動的な資金調達を実施していきます。資金需要としては、商品等の仕入や研究開発・設備投資が中心となりますが、当社グループでは以前より流動資産が流動負債を大きく上回っており、資金の源泉については、内部資金を充当しています。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは、過去の実績や現状等を勘案し合理的な基準に基づいて実施しておりますが、見積り等の不確実性があるため実際の結果は異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。