有価証券報告書-第41期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/22 15:24
【資料】
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【項目】
119項目
① 中期経営計画『飛躍』の数値目標達成に向けて
当社は、5ヵ年中期経営計画『飛躍』の最終年度の数値目標である売上高250億円、営業利益50億円達成のためには、既存品目の一層の収益拡大と開発パイプラインのスケジュールどおりの進捗が不可欠であると考えております。
既存製品である「グロウジェクト®」は、1993年の販売開始以来、適応症の追加や、患者様のQOL向上を第一に考えた、より使いやすい注入器の開発・提供を行ってまいりました。そして本年度、溶解操作が不要な液状製剤の発売を見込んでおり、既存の製剤との相乗効果によるさらなる成長を達成してまいります。「エポエチンアルファBS注JCR」は、順調に売上を伸ばしており、バイオ後続品の普及促進政策を追い風に、今後さらにシェアを拡大してまいります。2019年には次世代薬であるダルベポエチンアルファのバイオ後続品(開発番号:JR-131)を市場投入し、それぞれのメリットを最大化する事業戦略をとってまいります。また、「テムセル®HS注」は、本年2月の発売から順調に売上を伸ばしており、今後は有効性・安全性に関する使用情報を蓄積し適正使用情報として提供するとともに、安定的な製造体制を確立しつつ、慎重に販売を拡大してまいります。
開発パイプラインに関しましては、2019年度までにアガルシダーゼベータのバイオ後続品(開発番号:JR-051)およびダルベポエチンアルファのバイオ後続品(開発番号:JR-131)の承認取得、さらには血液脳関門通過型ハンター症候群治療薬(開発番号:JR-141)の承認申請を計画しております。これまで培ってきたバイオ技術、各領域での臨床開発のノウハウ等を全面的に活用し、これらをスケジュールどおりに進捗させるとともに、社外へのライセンシングを積極的に進めてまいります。
② 画期的な技術
当社は、バイオ医薬品の研究・生産の豊富な経験や研究者の自由な発想により、血液脳関門通過技術である「J-Brain Cargo®」を生み出しました。また、バイオ医薬品の効果の持続時間を延長させる技術、効率的に高機能な抗体を取得する技術である「J-Mab System®」、そして効率的な遺伝子組換えタンパク製造技術である「J-MIG System®」や糖鎖コントロール技術である「J-GlycoM®」「J-GlycoS®」といった様々な独自技術を確立しております。
「J-Brain Cargo®」は、静脈内に投与した薬剤を脳内に届けるという画期的な技術です。現在開発中の、本技術を利用したハンター症候群治療薬(開発番号:JR-141)については、既に動物試験において良好な結果を得ており、本年度中に臨床試験を開始する予定です。
この「J-Brain Cargo®」は、低分子化合物から高分子のタンパク、ペプチドまで、さまざまな医薬品へ応用できる可能性を秘めております。自社利用だけでなく、昨年は2社とライセンス供与を目的としたフィージビリティスタディ契約や共同研究のための契約を締結いたしました。
また、主力の成長ホルモン事業において、前述の持続化技術を付加した成長ホルモン製剤(開発番号:JR-142)の開発に昨年着手しております。
今後もこれらの技術を、自社での製品開発への利用と、社外への技術ライセンシングの両面で推進してまいります。
③ 細胞治療・再生医療事業の展開
再生医療等製品の市場は、医療上のニーズの高まり、その技術の発達および制度面の整備が進んだことから、今後さらに拡大することが予想されます。長年にわたって「テムセル®HS注」の開発を進め、細胞治療・再生医療技術のノウハウを蓄積してきた当社は、その先駆者として、本領域において積極的な事業展開をしていく使命があると考えます。
当社では骨髄由来の「テムセル®HS注」に加えて、歯髄由来幹細胞(DPC)などの研究にも取り組んでおり、細胞の培養技術面での強みをもとに、細胞が持つあらゆる機能に着目し、広範囲な疾患領域での可能性を探ってまいります。
④ 「グローバルで存在感のある研究開発型企業」に向けて
当社の経営ビジョン「独自のバイオ技術、細胞治療・再生医療技術により、グローバルで存在感のある研究開発型企業」への展開に取り組みます。
当社では前項の画期的な技術をもとに、昨年スイスに設立した子会社を活用し、海外企業とのパートナリングを積極的に進め、技術ライセンシングおよび原薬供給の両面で、海外展開にチャレンジしてまいります。
海外展開を実現させるための足がかりとして、当社は世界基準の品質保証体制を既に確立しており、引き続きPIC/S※1などの品質に関する規制への対応を推進してまいります。
「医薬品を通して人々の健康に貢献する」ことを企業理念とする当社の使命は、難病や希少疾病領域において革新的な医薬品を生み出すことだと考えます。その実現には、チャレンジスピリット溢れる優秀な人材の育成をはじめとする経営基盤の継続的な強化が不可欠です。
顧客はもちろんのこと、当社社員を含む全てのステークホルダーに愛され信頼される企業であり続けるため、創業時からの自由な社風を大切にし、コンプライアンスとコーポレートガバナンスのさらなる強化と企業活動の透明化、ダイバーシティ※2の実現に今後も積極的に取り組み、持続的な発展を目指してまいります。
今後も株主の皆様の信頼とご期待にお応えしてまいる所存でありますので、なお一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。
(注)※1 Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Inspection Co-operation Scheme
(医薬品査察協定および医薬品査察共同スキーム)
医薬品分野での調和されたGMP基準および査察当局の品質システムの国際的な開発・実施・保守を目
的とした査察当局間の非公式な協力の枠組みをいいます。
※2 人種、性別、国籍、年齢などを問わずに多様な人材を積極的に活用しようという考え方をいいます。

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