四半期報告書-第72期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)
有報資料
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日から同年9月30日)の概況
当社グループの主要な需要業界におきましては、自動車や自動車タイヤの需要は、グローバルでは中国などで堅調な一方、国内は低調に推移しました。また、半導体市場は比較的堅調であった他、フラットパネル・ディスプレイ市場も、前年度後半以降の需要低迷から回復しました。一方で、円高が前期末からさらに進行いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、石油化学系事業では、技術的に優位性を持つ製品のグローバルな拡販に注力いたしました。多角化事業では、半導体材料において最先端技術に対応した製品の拡販を、ディスプレイ材料では、高成長が期待される中国市場での拡販等を進めました。また、石油化学系事業・ファイン事業に続く第3の柱であるライフサイエンス事業も拡大いたしました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,818億66百万円(前年同期比6.8%減)、営業利益122億98百万円(同35.7%減)となりました。経常利益は為替差損の減少や投資事業組合運用益の発生等により138億12百万円(同17.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は税金費用の減少等により109億15百万円(同12.8%減)となりました。
(単位:百万円)
| 区分 | 前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 比率 | ||
| 売上高 | |||||||
| エラストマー事業 | 90,287 | 46.3% | 83,282 | 45.8% | △7,006 | △7.8% | |
| 合成樹脂事業 | 26,938 | 13.8% | 22,110 | 12.2% | △4,828 | △17.9% | |
| 多角化事業 | 77,907 | 39.9% | 76,473 | 42.0% | △1,434 | △1.8% | |
| 合計 | 195,133 | 100.0% | 181,866 | 100.0% | △13,268 | △6.8% | |
| 国内売上高 | 86,320 | 44.2% | 82,245 | 45.2% | △4,076 | △4.7% | |
| 海外売上高 | 108,813 | 55.8% | 99,621 | 54.8% | △9,193 | △8.4% | |
| 区分 | 前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 | 売上高比 | 金額 | 売上高比 | 金額 | 比率 | ||
| 営業利益 | 19,119 | 9.8% | 12,298 | 6.8% | △6,821 | △35.7% | |
| 経常利益 | 16,816 | 8.6% | 13,812 | 7.6% | △3,005 | △17.9% | |
| 親会社株主に帰属する 四半期純利益 | 12,514 | 6.4% | 10,915 | 6.0% | △1,600 | △12.8% | |
(セグメントの業績)
(エラストマー事業部門)
合成ゴムの販売につきましては、販売数量はタイの合弁会社JSR BST Elastomer Co.,Ltd.(JBE)での溶液重合SBR(SSBR)の本格稼働による拡販が寄与したことなどにより、前年同期を上回りました。売上高は、原料価格低下に伴う製品価格の低下の影響が大きく、前年同期を下回りました。
営業利益は、原料価格下落によるコストの低下はあったものの、販売価格も低下して採算が悪化し、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間のエラストマー事業部門の売上高は前年同期比7.8%減の832億82百万円、営業利益は前年同期比54.8%減の17億65百万円となりました。
(合成樹脂事業部門)
合成樹脂の販売につきましては、販売数量は国内はほぼ前年同期並を維持したものの、海外向けが減少し、全体の販売数量は減少しました。売上高は販売数量の減少に加えて、原料価格の低下に伴う製品価格の低下もあり売上高は減少しました。
営業利益は、原料価格下落によるコストの低下はあったものの、販売価格も低下して採算が悪化したことに加え海外子会社との取引による会計要因なども加わり、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上高は前年同期比17.9%減の221億10百万円、営業利益は前年同期比49.1%減の14億13百万円となりました。
(多角化事業部門)
多角化事業の販売につきましては、ライフサイエンス事業は、株式会社医学生物学研究所の連結子会社化やKBI Biopharma,Inc.の売上増加により、売上高は大幅に伸長しました。一方、ファイン事業である半導体材料、ディスプレイ材料の販売につきましては、ともに円高の影響を受けました。加えて、ディスプレイ材料では競争激化の影響を受けたことにより、ファイン事業の売上高が減少し、多角化事業全体の売上高も前年を下回りました。
多角化事業部門全体の営業利益は、上記の要因により、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の多角化事業部門の売上高は前年同期比1.8%減の764億73百万円、営業利益は前年同期比26.7%減の91億20百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して50億20百万円減少し、843億75百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、250億30百万円となりました。税金等調整前四半期純利益136億3百万円からの主な調整項目は、減価償却費66億67百万円、仕入債務の増加額24億63百万円、たな卸資産の減少額24億59百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、303億4百万円の資金の減少となりました。主な項目は定期預金の増加による資金の減少183億25百万円、固定資産の取得による支出154億33百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、40億52百万円の資金の減少となりました。主な項目は長期借入金の借入れによる収入113億53百万円、配当金の支払額56億40百万円、自己株式の取得による支出45億25百万円、長期借入金の返済による支出30億67百万円、短期借入金の純減少額19億98百万円であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は仕入品に係る受託研究費を含めて102億43百万円であります。