有価証券報告書-第139期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)
当社グループは2006年度から、創業100周年にあたる2017年度に売上高1兆円、営業利益1,000億円、営業利益率10%の財務目標を掲げた中期経営計画グランドデザイン100(GD100)に取り組んでいます。GD100は3年ごとに4つのフェーズに分けており、2014年度は2012年度にスタートしたフェーズⅢの最終年度にあたりました。フェーズⅢでは、財務目標として、3年間累計で売上高1兆8,000億円、営業利益1,500億円、営業利益率8.3%を掲げました。結果は売上高1兆7,866億円、営業利益1,654億円、営業利益率9.3%となり、売上高は若干目標を下回りましたが、他の2つは目標を上回りました。
本2015年度から2017年度を最終年度とするGD100フェーズⅣをスタートさせました。フェーズⅣはGD100の集大成であり、次の100年における飛躍に向けた布石を打つフェーズとなります。そのため、これまでに積み残された課題を払拭するフェーズと位置付けています。そこで、フェーズⅣでは、「成長力の結集 ~YOKOHAMAの可能性を結集して、次の100年を切り拓く~」をテーマとして掲げ、これまでの各フェーズで取り組んできた「成長」、グループ全体の成長、個々の成長など、あらゆる成長力を結集してフェーズⅣの3年間に取り組んでいきます。
フェーズⅣでは財務目標として、2017年度に売上高7,700億円、営業利益800億円、営業利益率10.4%の達成を目指しています。
フェーズⅣでの基本的な考え方は、「次の100年も、お客様に必要とされる企業で在り続けるために、顧客価値を高め、グローバルに規模を拡大する」ことです。そのため、①全社一丸となって、あらゆる行動をお客様満足度向上につなげていきます。 ②横浜ゴムらしい存在感のある商品をお届けしていきます。 ③健全な財務体質を生かした積極的な投資を進めていきます。
1)タイヤ事業戦略
①グローバルOE(新車装着)市場への注力
当社が持つ最高レベルの低燃費技術で、お客様の様々なニーズに応え、世界の自動車メーカーからの技術承認取得に努めていきます。これにより、新車装着用タイヤの納入本数を増加させ、その中でも特に海外市場における納入比率を高め、2020年には倍増させる計画です。
②大需要・得意市場でプレゼンス向上
このフェーズⅣでは、特に大需要地である北米市場、当社の得意市場であるロシアを中心に地産地消を進め、流通網も含めた供給体制を強化・拡大し、販売力を強化していきます。また、グローバルで通用する強いブランドの育成・強化を図り、YOKOHAMAファンの育成に努めていきます。同時にポストGD100を見据えて、タイヤ年間生産能力の増強も進めます。フェーズⅣの期間に総額1,200億円を投じ、全世界のタイヤ年間生産能力を、2014年度末の約6,800万本から2017年度末までに約7,400万本、2020年度末には約8,900万本まで引き上げる計画です。北米、ロシア、欧州、中国などでのタイヤ工場の新設・拡張を検討しております。
③生産財タイヤ事業の拡大に向けた戦略
生産財タイヤの事業拡大に向け、意思決定の迅速化を目的として、タイヤ生産財事業本部を設立いたします。また、2015年下期に操業開始予定のトラック・バス用タイヤの北米新工場により、さらなる地産地消を促進するほか、今後も需要が見込まれる49インチ以上の鉱山・建設車両用大型ラジアルタイヤの開発・拡販に取り組みます。
2)MB事業戦略
①自動車部品ビジネスのグローバル展開
当社は、現在、自動車用配管は6カ国、自動車窓枠用接着剤は4カ国に生産拠点を設置し自動車部品ビジネスを展開しています。今後は、全世界の自動車メーカーのニーズに対応できる生産供給体制の拡充に努めると共に、お客様のニーズにあった高付加価値技術の展開に努めていきます。
②得意の海洋商品でNo.1カテゴリーの拡大
マリンホースや空気式防舷材などの海洋商品は、世界シェア1、2位を競う有力商品です。2015年下期に操業開始予定のインドネシア海洋商品工場により、マリンホースは世界で3拠点、空気式防舷材は同2拠点の生産体制となり、さらに事業を強化していきます。
③グローバルでの建機・鉱山ビジネス強化
長期的に拡大が見込まれる世界の資源開発に対応し、建設機械向けの油圧用高圧ホースをグローバルに拡販していきます。また、先端技術を活用した高耐久性能や環境性能に優れたコンベヤベルトを拡販していきます。建設機械用高圧ホースについては2015年に中国でも現地生産を開始する計画です。
④独自技術を応用した新規事業の拡大
当社独自の技術を用い、今後普及が見込まれる水素ステーション用ホースなどの燃料電池自動車向けビジネス、世界的に急増するスマートフォン向けハードコート材など、新規分野に積極的に進出し、販売拡大に努めていきます。
3)技術戦略
①YOKOHAMA技術は新たなステージへ
当社が強みを持つマテリアルリサイクル技術を生かした資源の有効利用を進めるほか、分子レベルの構造に迫った環境にやさしい当社独自の新素材・新技術の開発を進めます。また、突き抜けた独自の低燃費技術と、顧客に応える技術力で、世界各国の自動車メーカーからの技術承認取得を目指すほか、当社のBluEarthコンセプト
に則った「人と社会へのやさしさ」の実現に向けて貢献していきます。
②お客様に満足いただくYOKOHAMA品質
世界中のお客様に満足いただけるよう、最新性能・最高品質の当社製品をグローバルにお届けしていきます。タイヤのプラットフォーム共通化を進め、世界中の工場で最高レベルの品質のタイヤをいつでも生産・供給できる態勢を整えます。また、世界4極でのタイヤ開発体制を整え、現地ニーズに対応した商品開発を進めていきます。
③次世代技術基盤の構築
先端的研究機関とのさらなる連携など、外部の技術力も活用して、次世代基盤技術の開発スピードを高めていきます。
4)全社共通戦略
自前主義にこだわることなく、M&Aや提携を通じ、積極的に外部リソースを活用していきます。また、2006年からスタートした「ムダ取り活動」をベースにフェーズⅣの3年間で300億円規模の総コスト低減を目指します。グローバル成長を支える基盤として、グローバルに活躍できる人材の育成に取り組むほか、全世界に展開された当社グループ会社間での統一した仕組みと財務情報の標準化を目的に、国際財務報告基準(IFRS)の導入を検討していきます。
5)CSRへの取り組み
当社は、2008年にCSR経営ビジョンを策定、国連グローバル・コンパクトの10原則を行動指針とし、ISO26000の「7つの中核主題」に基づき、当社が取り組む「7つの重点課題」に沿ってCSR活動に取り組んでいます。
フェーズⅣでの主な取り組みとして、環境貢献商品100%化、2017年までに国内外の生産拠点を中心に50万本の植樹を達成する「YOKOHAMA千年の杜」などの環境負荷低減活動、「平成の杜」等の緑の防潮堤への支援活動や、国内外の被災地支援、地域社会への寄付・教育支援などの社会・地域貢献活動を積極的に行い、引き続きCSR経営を推進していきます。
本2015年度から2017年度を最終年度とするGD100フェーズⅣをスタートさせました。フェーズⅣはGD100の集大成であり、次の100年における飛躍に向けた布石を打つフェーズとなります。そのため、これまでに積み残された課題を払拭するフェーズと位置付けています。そこで、フェーズⅣでは、「成長力の結集 ~YOKOHAMAの可能性を結集して、次の100年を切り拓く~」をテーマとして掲げ、これまでの各フェーズで取り組んできた「成長」、グループ全体の成長、個々の成長など、あらゆる成長力を結集してフェーズⅣの3年間に取り組んでいきます。
フェーズⅣでは財務目標として、2017年度に売上高7,700億円、営業利益800億円、営業利益率10.4%の達成を目指しています。
フェーズⅣでの基本的な考え方は、「次の100年も、お客様に必要とされる企業で在り続けるために、顧客価値を高め、グローバルに規模を拡大する」ことです。そのため、①全社一丸となって、あらゆる行動をお客様満足度向上につなげていきます。 ②横浜ゴムらしい存在感のある商品をお届けしていきます。 ③健全な財務体質を生かした積極的な投資を進めていきます。
1)タイヤ事業戦略
①グローバルOE(新車装着)市場への注力
当社が持つ最高レベルの低燃費技術で、お客様の様々なニーズに応え、世界の自動車メーカーからの技術承認取得に努めていきます。これにより、新車装着用タイヤの納入本数を増加させ、その中でも特に海外市場における納入比率を高め、2020年には倍増させる計画です。
②大需要・得意市場でプレゼンス向上
このフェーズⅣでは、特に大需要地である北米市場、当社の得意市場であるロシアを中心に地産地消を進め、流通網も含めた供給体制を強化・拡大し、販売力を強化していきます。また、グローバルで通用する強いブランドの育成・強化を図り、YOKOHAMAファンの育成に努めていきます。同時にポストGD100を見据えて、タイヤ年間生産能力の増強も進めます。フェーズⅣの期間に総額1,200億円を投じ、全世界のタイヤ年間生産能力を、2014年度末の約6,800万本から2017年度末までに約7,400万本、2020年度末には約8,900万本まで引き上げる計画です。北米、ロシア、欧州、中国などでのタイヤ工場の新設・拡張を検討しております。
③生産財タイヤ事業の拡大に向けた戦略
生産財タイヤの事業拡大に向け、意思決定の迅速化を目的として、タイヤ生産財事業本部を設立いたします。また、2015年下期に操業開始予定のトラック・バス用タイヤの北米新工場により、さらなる地産地消を促進するほか、今後も需要が見込まれる49インチ以上の鉱山・建設車両用大型ラジアルタイヤの開発・拡販に取り組みます。
2)MB事業戦略
①自動車部品ビジネスのグローバル展開
当社は、現在、自動車用配管は6カ国、自動車窓枠用接着剤は4カ国に生産拠点を設置し自動車部品ビジネスを展開しています。今後は、全世界の自動車メーカーのニーズに対応できる生産供給体制の拡充に努めると共に、お客様のニーズにあった高付加価値技術の展開に努めていきます。
②得意の海洋商品でNo.1カテゴリーの拡大
マリンホースや空気式防舷材などの海洋商品は、世界シェア1、2位を競う有力商品です。2015年下期に操業開始予定のインドネシア海洋商品工場により、マリンホースは世界で3拠点、空気式防舷材は同2拠点の生産体制となり、さらに事業を強化していきます。
③グローバルでの建機・鉱山ビジネス強化
長期的に拡大が見込まれる世界の資源開発に対応し、建設機械向けの油圧用高圧ホースをグローバルに拡販していきます。また、先端技術を活用した高耐久性能や環境性能に優れたコンベヤベルトを拡販していきます。建設機械用高圧ホースについては2015年に中国でも現地生産を開始する計画です。
④独自技術を応用した新規事業の拡大
当社独自の技術を用い、今後普及が見込まれる水素ステーション用ホースなどの燃料電池自動車向けビジネス、世界的に急増するスマートフォン向けハードコート材など、新規分野に積極的に進出し、販売拡大に努めていきます。
3)技術戦略
①YOKOHAMA技術は新たなステージへ
当社が強みを持つマテリアルリサイクル技術を生かした資源の有効利用を進めるほか、分子レベルの構造に迫った環境にやさしい当社独自の新素材・新技術の開発を進めます。また、突き抜けた独自の低燃費技術と、顧客に応える技術力で、世界各国の自動車メーカーからの技術承認取得を目指すほか、当社のBluEarthコンセプト
に則った「人と社会へのやさしさ」の実現に向けて貢献していきます。
②お客様に満足いただくYOKOHAMA品質
世界中のお客様に満足いただけるよう、最新性能・最高品質の当社製品をグローバルにお届けしていきます。タイヤのプラットフォーム共通化を進め、世界中の工場で最高レベルの品質のタイヤをいつでも生産・供給できる態勢を整えます。また、世界4極でのタイヤ開発体制を整え、現地ニーズに対応した商品開発を進めていきます。
③次世代技術基盤の構築
先端的研究機関とのさらなる連携など、外部の技術力も活用して、次世代基盤技術の開発スピードを高めていきます。
4)全社共通戦略
自前主義にこだわることなく、M&Aや提携を通じ、積極的に外部リソースを活用していきます。また、2006年からスタートした「ムダ取り活動」をベースにフェーズⅣの3年間で300億円規模の総コスト低減を目指します。グローバル成長を支える基盤として、グローバルに活躍できる人材の育成に取り組むほか、全世界に展開された当社グループ会社間での統一した仕組みと財務情報の標準化を目的に、国際財務報告基準(IFRS)の導入を検討していきます。
5)CSRへの取り組み
当社は、2008年にCSR経営ビジョンを策定、国連グローバル・コンパクトの10原則を行動指針とし、ISO26000の「7つの中核主題」に基づき、当社が取り組む「7つの重点課題」に沿ってCSR活動に取り組んでいます。
フェーズⅣでの主な取り組みとして、環境貢献商品100%化、2017年までに国内外の生産拠点を中心に50万本の植樹を達成する「YOKOHAMA千年の杜」などの環境負荷低減活動、「平成の杜」等の緑の防潮堤への支援活動や、国内外の被災地支援、地域社会への寄付・教育支援などの社会・地域貢献活動を積極的に行い、引き続きCSR経営を推進していきます。