有価証券報告書-第81期(平成27年3月21日-平成28年3月20日)

【提出】
2016/06/17 13:44
【資料】
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【項目】
119項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析は、当連結会計年度末現在における連結財務諸表に基づいて分析したものです。
(1)財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,986百万円減少し、80,504百万円となりました。
①資産の部
流動資産は、前連結会計年度末に比べ2,225百万円減少し、36,354百万円となりました。これは主に、有価証券(譲渡性預金)、現金及び預金が減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,768百万円減少し、44,083百万円となりました。これは主に、建設仮勘定、機械装置及び運搬具が減少したことによるものです。
②負債の部
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,435百万円減少し、59,588百万円となりました。これは主に、1年内償還予定の社債、未払法人税等、短期借入金が減少し、退職給付に係る負債が増加したことによるものです。
③純資産の部
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ449百万円増加し、20,916百万円となりました。これは主に、利益剰余金、為替換算調整勘定、土地再評価差額金が増加し、退職給付に係る調整累計額が減少したことによるものです。
また、自己資本比率は22.7%で前連結会計年度末に比べ1.6ポイント上昇し、1株当たり純資産額は522円52銭と12円44銭増加いたしました。
(2)経営成績の分析
経営成績は売上高73,414百万円、営業利益2,973百万円、経常利益1,844百万円、当期純利益659百万円となりました。
①売上高
前連結会計年度末に連結子会社とした鳴海製陶株式会社の売上高が新たに加わり、また、PETボトル用プリフォーム及びガラスびんが順調に伸張し増収となりました。その結果、売上高は前連結会計年度に比べ21.5%増加し73,414百万円となりました。
②売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価は、円安の影響により輸入紙容器原紙は高騰しましたが、原油価格の下落に伴いPETボトル用プリフォーム原料やLNGの仕入価格が低下しました。なお、鳴海製陶株式会社の売上原価が新たに加わったこともあり、全体としては、前連結会計年度に比べ14.6%増加し58,386百万円となりました。売上総利益は15,027百万円と前連結会計年度に比べ58.8%増加し、売上総利益率は20.5%と、4.8ポイント増加いたしました。
販売費及び一般管理費は12,053百万円となりました。その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ276.4%増加し2,973百万円、売上高営業利益率は4.1%となりました。
③営業外損益
営業外収益は前連結会計年度に計上した為替差益が発生しなかったことなどにより、前連結会計年度に比べ54.9%減少し389百万円となりました。営業外費用は為替差損、デリバティブ評価損が発生したことなどにより、前連結会計年度に比べ63.3%増加し1,518百万円となりました。経常利益は前連結会計年度に比べ155.0%増加し1,844百万円、売上高経常利益率は2.5%となりました。
④特別損益
当連結会計年度において計上した特別損失は、投資有価証券評価損104百万円、関係会社整理損17百万円、厚生年金基金解散損失引当金繰入額8百万円です。
⑤当期純損益
当期純利益は前連結会計年度に比べ6.4%減少し659百万円となりました。また、1株当たり当期純利益は18円83銭と1円27銭減少いたしました。これは主に、前連結会計年度に計上した特別利益が発生しなかったことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。