有価証券報告書-第192期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/03/27 12:14
【資料】
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【項目】
154項目
(業績等の概要)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢、所得環境は継続して回復基調でありますが、消費税率の引き上げによる国内消費の影響に加え、米中貿易摩擦、英国のEU離脱等の海外経済の動向により依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような環境下、当社グループは、タイル関連事業につきましては、引き続き工場の稼働率の向上による原価率の改善、販売体制の強化を図り、タイル乾式工法等の積極提案受注活動を行って参りました。
また、変化する市場に対応するため、商品構成の再構築を行い在庫の圧縮を実施いたしました。
一方、前連結会計年度より本格化した不動産事業につきましては、新規顧客の開拓による事業拡大に努め、順調に収益を計上し、業績に寄与しております。
また、日本の伝統技術や文化が世界的に注目を集めている中、タイルに拘らず新たな素材を開発、販売するため、合同会社deeplusを設立いたしました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は61億4千3百万円(前年同期58億3千7百万円)、営業損失4億8千5百万円(前年同期3億7千3百万円)、経常損失4億8千4百万円(前年同期3億7千1百万円)、固定資産売却益1億7千9百万円及び投資有価証券売却益7千9百万円を特別利益に計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失2億9千2百万円(前年同期1億5千万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
イ.建設用陶磁器等事業
当連結会計年度において建設用陶磁器等事業の売上高は51億5千2百万円(前年同期52億5千万円)、営業損失は8億1千6百万円(前年同期7億5千5百万円)となりました。
ロ.不動産事業
当連結会計年度において不動産事業の売上高は11億1千2百万円(前年同期6億7千6百万円)、営業利益は3億3千2百万円(前年同期3億8千5百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純損失2億2千5百万円に投資有価証券の売却による収入3億6百万円及び有形固定資産の売却による収入2億1千9百万円等が加算されるものの、短期借入金の減少額3億8千7百万円及び法人税等の支払額1億1千万円等があり、前連結会計年度末に比べて3億4百万円減少し、9億1千8百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、3億4千2百万円となりました。これは、主に、税金等調整前当期純損失2億2千5百万円にたな卸資産の減少額8千1百万円等が加算されるものの、法人税等の支払額1億1千万円及び仕入債務の減少額3千9百万円等が減算されたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の増加は、4億2千6百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出6千7百万円及び投資有価証券の取得による支出2千3百万円がありましたが、投資有価証券の売却による収入3億6百万円及び有形固定資産の売却による収入2億1千9百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、3億9千1百万円となりました。これは、短期借入金の減少額3億8千7百万円及び非支配株主への配当金の支払額2百万円があったこと等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
1.生産実績
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
建設用陶磁器等事業内装・外装・床・モザイクタイル・関連製品(タイル施工用材料等)3,645△9.8

(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 上記の金額には、外注製品受入高(2,677百万円)を含めております。
2.仕入実績(外注製品受入高を除く)
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
建設用陶磁器等事業内装・外装・床・モザイクタイル・関連製品(タイル施工用材料等)1,715+12.4

(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ.受注状況
受注生産品は、僅少であるため記載を省略しております。
ハ.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
建設用陶磁器等事業内装・外装・床・モザイクタイル・関連製品(タイル施工用材料等)5,152△1.9
不動産事業991+69.1
国内6,024+4.1
国外119+151.9
6,143+5.2

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末における資産、負債の金額及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績の分析
当連結会計年度の建設陶磁器等事業につきましては、前連結会計年度に引き続き工場の稼働率の向上による原価率の改善、販売体制の強化を図り、タイル乾式工法等の積極提案受注活動を行って参りました。また、日本の伝統技術や文化が世界的に注目を集めている中、タイルに拘らず新たな素材を開発、販売するため、合同会社deeplusを設立いたしました。一方、前連結会計年度より本格化した不動産事業につきましては、新規顧客の開拓による事業拡大に努め、順調に収益を計上し、業績に寄与しております。
これらの結果、売上高は61億4千3百万円となり、前連結会計年度を3億6百万円上回る結果となりました。
営業損失につきましては、商品構成の再構築を行い、製品の除却及び評価損を計上し在庫の圧縮を実施し、また、原材料価格の上昇、生産数量の減少に伴う稼働率の悪化等による製造原価の上昇もあり4億8千5百万円となり、経常損失につきましては4億8千4百万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純損失につきましては、固定資産売却益1億7千9百万円及び投資有価証券売却益7千9百万円を特別利益に計上したことにより、2億9千2百万円となりました。
ロ.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、経済情勢の変動や各種法規制等による影響、自然災害の発生が外的要因として挙げられます。また、内的要因としては、組織体制が機能しない場合の影響、生産効率の悪化、たな卸資産の過剰在庫などが挙げられます。詳細につきましては、「第2 事業の状況 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
ハ.資本の財源及び資金の流動性について
当社グループにおける資金需要の主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金及び設備投資資金であります。当社グループの資金の源泉は主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金であります。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は9億1千8百万円であり、当社グループの事業活動を推進する上で、十分な流動性を確保していると考えております。
③ 事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策
当社グループには、将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しておりますが、これは4億8千5百万円の営業損失及び3億4千2百万円の営業活動によるキャッシュ・フローの減少を計上しているためであります。
このような状況の中、当社グループの取り組みといたしましては、タイル関連事業につきましては、販売体制の強化を図り、指定力向上に努めるとともに、高付加価値商品の拡販による利益率の改善に努め、生産工場におきましては、稼働率の改善による原価低減を図って参ります。
また、不動産事業につきましては、引き続き新規顧客の開拓による更なる事業拡大に努め、タイル関連事業への相乗効果を高めるとともに、遊休不動産の活用も引き続き進めることにより赤字体質からの脱却を目指し、当連結会計年度の営業損失4億8千5百万円を早期に解消し、営業黒字体質の構築に取り組む所存であります。
なお、資金面に関しては、急激な市場環境等の変化に対応するための現金及び預金を中心とした金融資産を有しております。

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