有価証券報告書-第45期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 11:46
【資料】
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【項目】
115項目

研究開発活動

(1) 当連結会計年度の研究開発活動は、土木事業関連では、事業拡大および競争力向上に繋がる商品開発と、生産技術に関して生産性向上・品質向上を基本方針として技術開発に取り組みました。
① セグメント製品関連では、これまでに実用化された継手の更なる高効率化、小型化を図り、シールドトンネル分野の拡販に寄与しております。また、今後の需要が期待される大型RCセグメント、合成セグメントおよびスチールセグメントでは、価格競争力向上を目指し、製造合理化に向けた研究を進めております。
② 土木製品関連では、大断面分割式プレキャストボックスカルバートおよび大断面分割式アーチカルバートの技術開発により開削トンネル分野での拡販に繋げております。震災復興関連では、両カルバートが現場に適用され、今後も震災復興への適応拡大に向けた研究を進めております。
③ ハイブリッド建材関連では、従来のコンクリートに鋼材を組合せ、経済性と施工性に優れたハイブリッド建材の開発に取組んでおります。今年度は、ハイブリッド建材の特徴である粘り強い性能を発揮する防潮堤を開発いたしました。
土木事業関連の研究開発費の総額は、130,176千円であります。
(2) 建築事業関連では、事業拡大に繋がる新商品の開発及び鉄筋コンクリート住宅の基本性能を向上するための技術開発を進めております。
① 「強くて賢い」をコンセプトに、太陽光発電とエコウィルによるダブル発電と、鉄筋コンクリート住宅の特性を生かした省エネ性と防災性を特徴とした、環境対応型住宅「スマートフォルテ」を開発し、平成25年5月から販売を開始いたしました。
② 企画住宅を進化させた「マイライフプラス」・「スリムマイライフプラス」を開発し、平成25年11月及び平成26年2月から販売を開始いたしました。デザイン性、快適性、機能性、耐久性にこだわった設計の厳選135プランを取り揃えております。また、企画住宅ならではの省コストを追求しつつ、お客様自身のカスタマイズにより自分だけの理想の住まいを作り上げることができる商品となっております。
③ お客様の耐震志向を踏まえ、耐震等級3(最高水準)の2階建て注文住宅「ソシエ」を開発し、評定を取得いたしました。
建築事業関連の研究開発費の総額は、35,352千円であります。
これらの活動結果から、当社グループとしての当連結会計年度の研究開発費の総額は、165,529千円であります。