有価証券報告書-第97期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/23 14:55
【資料】
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【項目】
130項目
36 後発事象
(重要な設備投資)
当社は、2022年5月10日開催の取締役会において、名古屋製鉄所に次世代熱延ラインを新設することを決議した。
1.設備投資の目的
自動車業界においては、世界的な環境規制強化と衝突安全基準の厳格化が進むなかで、車体の軽量化・高強度化ニーズに伴う高機能素材の需要は一層高まっていくと想定される。また、今後、普及が見込まれる電気自動車等の電動車においても、走行距離やバッテリー重量の問題により車体の軽量化・高強度化ニーズが一層高まるものと考えられる。このようなニーズに応えるべく、自動車鋼板製造の中核拠点である名古屋製鉄所において超ハイテン鋼板等の高級薄板の生産体制を抜本的に強化するために、戦略的な投資として次世代熱延ラインを新設し、その立上げ後に現行設備を休止する。
2.設備投資の概要
(1)能力:約600万トン/年
(2)稼働時期:2026年度第1四半期予定
(3)投資額:約2,700億円