有価証券報告書-第70期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 9:08
【資料】
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【項目】
110項目

対処すべき課題

消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動が一巡する中、原油安に伴う消費者物価上昇率の低下が家計の実質購買力を押し上げ個人消費の回復を後押しすること、企業収益の改善が設備投資の増加に寄与することなどから、景気は拡大基調に推移することが予想されます。
電線事業においては、年度当初の売上は低水準で推移すると予想されますが、その後、公共事業が高水準で維持することと、設備投資は企業収益の改善を背景に堅調に推移していくと見込まれます。
一方、利益面は低価格製品への需要シフトが引き続き進行することから、厳しい状況で推移すると思われます。このような状況の中、国内外における新規案件の獲得やグループ全体での最適生産体制の追求等による原価の低減、顧客ニーズを踏まえた製品開発・改良および海外市場の開拓等に取り組み、業績向上に努めてまいります。
ポリマテック事業においては、前連結会計年度にみられた住宅建設需要の反動減から、売上・利益とも厳しい状況が継続すると予想されます。このような状況を踏まえ、拡販案件の獲得、新規案件の開発速度を速め売上の積み上げを図るとともに、業務の効率化や原価低減にも取り組み、業績の回復・向上に努めてまいります。
電熱線事業においては、提案営業の推進により、主力である白物家電以外の用途開拓に努め、営業基盤の拡充を図ってまいります。生産面では、品質の維持、向上により、他社に負けない優位性の確保に努めます。