有価証券報告書-第77期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:22
【資料】
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【項目】
125項目

対処すべき課題

当社事業の全般につきましては、中期3ヶ年計画2年目における売上高は初年度に引き続き計画に近い達成となり、営業利益も同様に改善の傾向にあります。最終年度につきましても当該経営計画に基づき、達成を目指してまいります。
橋梁事業および保全事業につきましては、東北の本格的な復興にともなう新設橋梁工事と、老朽化の進んでいるインフラの維持・整備・管理の、大きく分けて2つのインフラ工事が期待されます。情報収集力と技術提案力を高め、受注量確保を目指してまいりますが、新設橋梁の発注量が増えることは期待し難く、それをカバーするために保全事業の強化をさらに進め、利益の増大を目指します。
鉄骨事業につきましては、今年度に期待される電力会社の大型プラントの受注と民間鉄骨工事の厳しいコスト競争に耐え得る体制作りを目指します。
また法制面においては、公共工事の品質確保のための中長期的な担い手の育成・確保を目的とした法案が審議されつつあるなど、建設業のおかれている環境の改善が見込まれます。
当社グループといたしましては、基幹事業の橋梁・鉄骨事業共に高い技術力と長年培った品質による客先からの信頼を維持し、次世代の人材育成にも注力してまいります。さらに不動産賃貸事業と、太陽光発電事業を加えた競争力のある企業グループとして更なる飛躍を目指します。
また今年度より新設した新規事業開発室を中心として、国内外の関連事業を足がかりに積極的に新規事業分野にチャレンジしてまいります。