有価証券報告書-第77期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:22
【資料】
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【項目】
125項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態
当連結会計年度の連結貸借対照表における前連結会計年度比較
前連結会計年度当連結会計年度増減
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)比率(%)
流動資産14,78213,947△834△5.6
固定資産15,32115,103△217△1.4
資産合計30,10329,051△1,052△3.5
流動負債3,5272,898△628△17.8
固定負債2,3482,5371898.1
負債合計5,8755,435△439△7.5
純資産合計24,22823,615△612△2.5

当連結会計年度の連結財政状態は、流動資産の減少により、資産合計は290億5千万円(前年同期比10億5千万円減・3.5%減)、流動負債の減少により、負債合計は54億3千万円(前年同期比4億3千万円減・7.5%減)となりました。
流動資産は、未成工事支出金の減少(前年同期比9億6千万円減・70.9%減)などにより、流動資産合計は139億4千万円(前年同期比8億3千万円減・5.6%減)となりました。
固定資産は、投資有価証券の売却などにより投資有価証券が減少(前年同期比5億1千万円減・5.8%減)し、固定資産合計は151億円(前年同期比2億1千万円減・1.4%減)となりました。
流動負債は、未成工事受入金の減少(前年同期比3億3千万円減・42.8%減)及び工事損失引当金の減少(前年同期比2億6千万円減・53.8%減)などにより、流動負債合計は28億9千万円(前年同期比6億2千万円減・17.8%減)となりました。
固定負債は、金融商品会計の時価評価に係る繰延税金負債の増加(前年同期比1億2千万円増・8.5%増)などにより、固定負債合計は25億3千万円(前年同期比1億8千万円増・8.1%増)となりました。
純資産は、当期純利益の計上による繰越利益剰余金の増加はありましたが、自己株式の公開買付などによる自己株式残高の増加(前年同期比14億4千万円増・101.2%増)により株主資本が減少することから、純資産合計は、236億1千万円(前年同期比6億1千万円減・2.5%減)となりました。
(2)経営成績
当連結会計年度の連結損益計算書における前連結会計年度比較
前連結会計年度当連結会計年度増減
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)比率(%)
完成工事高9,6629,8281651.7
完成工事総利益7041,09839355.9
販売費及び一般管理費903886△16△1.8
営業利益又は営業損失(△)△198211410-
経常利益64204136,518.8
税金等調整前当期純利益又は
税金等調整前当期純損失(△)
△99883983-
当期純利益又は当期純損失(△)△141829971-

当連結会計年度の連結経営成績は、完成工事高が鋼構造物製造事業では93億2千万円(前年同期比5億円増・5.7%増)、不動産賃貸事業では4億8千万円(前年同期比1百万円増・0.2%増)となり、その他を含め全体で98億2千万円(前年同期比1億6千万円増・1.7%増)を計上いたしました。
完成工事総利益は、鋼構造物製造事業においては、第1四半期の操業度の落ち込みによる製造コストの増加が懸念されましたが、その後の受注環境の好転により操業度も大幅に持ち直したため、7億6千万円の完成工事総利益(前年同期比4億5千万円増・147.5%増)となりました。不動産賃貸事業においては前連結会計年度と同水準となり3億2千万円(前年同期比1百万円増・0.5%増)となり、その他を含めまして、10億9千万円の完成工事総利益(前年同期比3億9千万円増・55.9%増)となりました。また、完成工事総利益率は11.2%(前年同期は7.3%)となりました。
営業損益は、販売費及び一般管理費が当社の前連結会計年度に連結子会社1社を連結除外したことにより8億8千万円(前年同期比1千万円減・1.8%減)となったため、2億1千万円の営業利益(前年同期は1億9千万円の営業損失)となりました。
経常損益は、受取利息及び受取配当金等の収入は微増となりましたが、持分法による投資利益の計上により、4億2千万円の経常利益(前年同期は6百万円の経常利益)となりました。
特別損益は、株式会社横河ブリッジホールディングスとの業務資本提携の解消による保有株式の一部を売却し投資有価証券売却益を計上したことなどから、8億8千万円の税金等調整前当期純利益(前年同期は9千万円の税金等調整前当期純損失)となりました。
上記の要因により、当連結会計年度における当期純損益は、8億2千万円の当期純利益(前年同期は1億4千万円の当期純損失)となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書における前連結会計年度比較
前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)金額(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー△2131,225
投資活動によるキャッシュ・フロー5271,602
財務活動によるキャッシュ・フロー△197△1,810
現金及び現金同等物の期末残高6,9297,946

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。