有価証券報告書-第85期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次のとおりであります。
① 事業全体の状況
当社グループは、長期経営ビジョン「三和グローバルビジョン2020」第三次中期経営計画の初年度を迎え、「グローバル・メジャー」としてのトップブランドの基盤を確立する2ヵ年とすることを目標に以下の基本戦略に注力し、当期における取り組みを一段と前進させました。
<基本戦略>①日・米・欧のコアビジネスの事業領域拡大と強化
②サービス分野の強化とビジネスモデルの拡大
③アジア事業の基盤拡充
④働き方改革と生産性向上
⑤ESGを推進し、社会からより信頼される企業体質へ
以上の結果、当連結会計年度の業績は、国内事業については、重量シャッター等の基幹商品やメンテ・サービス事業が好調に推移し、北米事業については、基幹事業のドア事業および開閉機事業が好調で、欧州事業については、既存事業の順調な進捗とRobust AB社の連結効果により、売上高、営業利益は過去最高を更新しました。
なお、年明け以降、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しましたが、海外子会社の決算期は12月決算であることから当連結会計年度における当社決算への影響はありませんでした。また、国内でも年度末に多少の納期遅延などがありましたが、連結決算への影響は殆どありませんでした。
② セグメント情報に記載された区分ごとの状況
セグメント別の業績は次のとおりであります。
当連結会計年度より、連結範囲の変更に伴い、「アジア」を報告セグメントに追加しております。また、セグメント情報等の報告セグメントの変更に関する事項に記載のとおり、北米・欧州セグメントの前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後に組替えた数値で比較しております。
(日本)
三和シヤッター工業㈱を中心に、基幹事業の拡大として、販売価格転嫁とシェアの維持拡大に取り組むとともに、生産・物流・施工力強化に努め、サービス分野では、法定検査のシェア拡大と災害復旧対応を行いました。また、成長事業の拡大として、当期首より昭和建産㈱、田島メタルワーク㈱、林工業㈱、三和電装エンジニアリング㈱を連結の範囲に含め、自動ドアやメールボックスの製造・販売力とシナジー効果の創出、多品種化事業のグループ連携による拡大に努めました。2019年9月末には、創業117年の歴史で培われた厚い顧客基盤を持つ㈱鈴木シャッターを取得し、競争力の強化を図りました。
以上の結果、売上高は、前連結会計年度に比べ9.5%増の240,407百万円となりました。セグメント利益については、前連結会計年度に比べ17.9%増の26,246百万円となりました。
(北米)
基幹事業の拡大として、ドア事業では住宅用改築向け強化策として大都市圏などの販売チャネル拡大を実施し、商業用ドア拡大策として価格戦略および代理店網拡充によるシェアアップに取り組みました。開閉機事業では、AI、IoT分野での商品開発拡充に注力しました。成長事業では、地域に密着したサービス事業の提供により、新規顧客の開拓やビジネスモデルの拡大、付加価値の向上に取り組みました。
以上の結果、売上高は、前連結会計年度に比べ1.6%増の118,398百万円(外貨ベースでは2.6%増)、利益に関しましては、前連結会計年度に比べ2.9%増の9,033百万円のセグメント利益となりました。
(欧州)
基幹事業の拡大として、産業用製品事業では工場拡張による生産性改善とドックレベラー生産能力増強策によるシェア拡大、ヒンジドア事業ではRobust AB社の買収による販路拡大に努めました。成長事業としては、サービス分野としてフィールドサービスシステムの導入に取り組みました。また、業務プロセス改革として販売・サービス・生産・物流などの各プロセスでデジタル化を推進しました。
以上の結果、売上高は、前連結会計年度に比べ2.0%増の74,897百万円(外貨ベースでは8.6%増)、利益に関しましては、前連結会計年度に比べ3.7%減の3,692百万円のセグメント利益となりました。
(アジア)
当該報告セグメントは、中国・香港・台湾・ベトナムの在外子会社においてシャッター・ドア等の製造・販売を行っており、中国では、ドア事業の販売・生産体制の構築、物流市場物件への取り組み強化と生産性改善を行い、アジアではASEAN向け輸出の強化を進め、生産性の向上等に注力し、事業基盤の拡充に努めました。
以上の結果、売上高は6,395百万円、利益に関しましては348百万円のセグメント損失となりました。なお、当事業は当連結会計年度より報告セグメントとしているため、前連結会計年度比は記載しておりません。
③ 目標とする経営指標の達成状況等
当社の目標とする経営指標の達成状況は以下のとおりであります。
当社グループは、2001年度から業績評価指標としてSVA(Sanwa Value Added)を採用し、資本コストや資本効率を意識して取り組んでいます。2019年度のSVAは140億円となり、売上高、営業利益も2019年度予想を達成、営業利益率等予想に到達できていない項目はあるものの、実績比では着実に進捗し、企業価値を積み上げているものと考えています。
生産、受注及び販売実績は以下のとおりであります。
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 上記の金額は、製造原価によっており、相殺消去前の金額であります。
2 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
b.受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 上記の金額は、相殺消去前の金額であります。
2 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
a.資本政策の基本的な方針
当社グループの資本政策につきましては、財務の安定性を確保した上で資本効率の向上を図ることが重要であり、そのバランスをとりながら、最適な投資・株主還元等を実施し、中長期的に企業価値を高めていくことを基本方針としています。
<当面の資本政策・財務方針>「三和グローバルビジョン2020」では、「動く建材のグローバル・メジャー」を掲げており、戦略的な成長投資を最優先といたします。
1.資本・負債構成
(1)自己資本比率は、40%以上を維持する方針で取組みます。
(2)負債については、財務の健全性を損なわない負債構成に努めてまいります。
2.投資
(1)設備投資:既存事業の維持・継続に必要な設備投資は、原則減価償却費の範囲内で実施します。
(2)M&A、事業提携等の投資:コア事業並びに将来的にコア事業への成長が期待できる関連分野への投資を優先的に検討いたします。
3.株主還元
(1)配当性向は連結当期純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)の35%を目安にしていきます。
(2)自己株式の取得については、上記記載の「投資」を優先し、投資による大きなキャッシュアウトがなければ自己株式の取得を検討いたします。
b.財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、主に棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ15,591百万円増加し354,023百万円となりました。負債は、主に社債の発行により、前連結会計年度末に比べ11,561百万円増加し188,389百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ4,030百万円増加し165,633百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.1ポイント減少し46.3%となりました。
c.当期のキャッシュ・フローの概況
当社グループは、グローバル・メジャーへ挑戦するために、戦略的な投資を最優先とし、フリー・キャッシュ・フローから配分し、多品種化の推進とサービス事業の強化やシナジー効果が見込める成長分野を中心に、設備投資とM&Aに2019年度、2020年度の2年間で約300億円を配分する予定にしており、M&Aに約200億円を充て、100億円を設備の戦略的投資とする見込みです。また、株主還元については配当性向35%を目安に行っていきます。
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6,640百万円増加し54,618百万円となりました。当連結会計年度における区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益が増加したことにより32,301百万円の資金増加(前連結会計年度は24,271百万円の資金増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に㈱鈴木シャッター、Robust AB社を取得したこと及び固定資産の取得により16,622百万円の資金減少(前連結会計年度は13,677百万円の資金減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払及び自己株式の取得等により10,466百万円の資金減少(前連結会計年度は11,349百万円の資金減少)となりました。
② 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値、偶発債務の開示、各連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。これらの見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき行っており、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
なお、当期の連結財務諸表の作成にあたって、新型コロナウイルス感染症拡大影響は、概ね年内まで続くものとして見通せる影響を会計上の見積り及び仮定の設定について検討しておりますが、現時点において重要な影響を与えるものではないと判断しております。ただし、今後の状況の変化によって判断を見直した結果、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において重要な影響を与える可能性があります。
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次のとおりであります。
① 事業全体の状況
当社グループは、長期経営ビジョン「三和グローバルビジョン2020」第三次中期経営計画の初年度を迎え、「グローバル・メジャー」としてのトップブランドの基盤を確立する2ヵ年とすることを目標に以下の基本戦略に注力し、当期における取り組みを一段と前進させました。
<基本戦略>①日・米・欧のコアビジネスの事業領域拡大と強化
②サービス分野の強化とビジネスモデルの拡大
③アジア事業の基盤拡充
④働き方改革と生産性向上
⑤ESGを推進し、社会からより信頼される企業体質へ
| 2019年度実績 (百万円) | 2018年度実績 (百万円) | 対前年増減額 (百万円) | 対前年増減額 (%) | |
| 売上高 | 440,161 | 409,990 | 30,170 | 7.4% |
| 営業利益 | 34,217 | 31,593 | 2,624 | 8.3% |
| 経常利益 | 33,469 | 30,437 | 3,032 | 10.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 21,647 | 20,910 | 736 | 3.5% |
以上の結果、当連結会計年度の業績は、国内事業については、重量シャッター等の基幹商品やメンテ・サービス事業が好調に推移し、北米事業については、基幹事業のドア事業および開閉機事業が好調で、欧州事業については、既存事業の順調な進捗とRobust AB社の連結効果により、売上高、営業利益は過去最高を更新しました。
なお、年明け以降、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しましたが、海外子会社の決算期は12月決算であることから当連結会計年度における当社決算への影響はありませんでした。また、国内でも年度末に多少の納期遅延などがありましたが、連結決算への影響は殆どありませんでした。
② セグメント情報に記載された区分ごとの状況
セグメント別の業績は次のとおりであります。
| 2019年度実績 (百万円) | 2018年度実績 (百万円) | 対前年増減額 (百万円) | 対前年増減額 (%) | |
| 売上高 | 440,161 | 409,990 | 30,170 | 7.4% |
| 日本 | 240,407 | 219,559 | 20,848 | 9.5% |
| 北米 | 118,398 | 116,574 | 1,823 | 1.6% |
| 欧州 | 74,897 | 73,394 | 1,503 | 2.0% |
| アジア | 6,395 | - | 6,395 | (-) |
| 調整額 | 62 | 462 | △400 | △86.6% |
| 営業利益 (セグメント利益) | 34,217 | 31,593 | 2,624 | 8.3% |
| 日本 | 26,246 | 22,258 | 3,987 | 17.9% |
| 北米 | 9,033 | 8,780 | 252 | 2.9% |
| 欧州 | 3,692 | 3,834 | △142 | △3.7% |
| アジア | △348 | - | △348 | (-) |
| 調整額 | △4,405 | △3,280 | △1,125 | (-) |
当連結会計年度より、連結範囲の変更に伴い、「アジア」を報告セグメントに追加しております。また、セグメント情報等の報告セグメントの変更に関する事項に記載のとおり、北米・欧州セグメントの前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後に組替えた数値で比較しております。
(日本)
三和シヤッター工業㈱を中心に、基幹事業の拡大として、販売価格転嫁とシェアの維持拡大に取り組むとともに、生産・物流・施工力強化に努め、サービス分野では、法定検査のシェア拡大と災害復旧対応を行いました。また、成長事業の拡大として、当期首より昭和建産㈱、田島メタルワーク㈱、林工業㈱、三和電装エンジニアリング㈱を連結の範囲に含め、自動ドアやメールボックスの製造・販売力とシナジー効果の創出、多品種化事業のグループ連携による拡大に努めました。2019年9月末には、創業117年の歴史で培われた厚い顧客基盤を持つ㈱鈴木シャッターを取得し、競争力の強化を図りました。
以上の結果、売上高は、前連結会計年度に比べ9.5%増の240,407百万円となりました。セグメント利益については、前連結会計年度に比べ17.9%増の26,246百万円となりました。
(北米)
基幹事業の拡大として、ドア事業では住宅用改築向け強化策として大都市圏などの販売チャネル拡大を実施し、商業用ドア拡大策として価格戦略および代理店網拡充によるシェアアップに取り組みました。開閉機事業では、AI、IoT分野での商品開発拡充に注力しました。成長事業では、地域に密着したサービス事業の提供により、新規顧客の開拓やビジネスモデルの拡大、付加価値の向上に取り組みました。
以上の結果、売上高は、前連結会計年度に比べ1.6%増の118,398百万円(外貨ベースでは2.6%増)、利益に関しましては、前連結会計年度に比べ2.9%増の9,033百万円のセグメント利益となりました。
(欧州)
基幹事業の拡大として、産業用製品事業では工場拡張による生産性改善とドックレベラー生産能力増強策によるシェア拡大、ヒンジドア事業ではRobust AB社の買収による販路拡大に努めました。成長事業としては、サービス分野としてフィールドサービスシステムの導入に取り組みました。また、業務プロセス改革として販売・サービス・生産・物流などの各プロセスでデジタル化を推進しました。
以上の結果、売上高は、前連結会計年度に比べ2.0%増の74,897百万円(外貨ベースでは8.6%増)、利益に関しましては、前連結会計年度に比べ3.7%減の3,692百万円のセグメント利益となりました。
(アジア)
当該報告セグメントは、中国・香港・台湾・ベトナムの在外子会社においてシャッター・ドア等の製造・販売を行っており、中国では、ドア事業の販売・生産体制の構築、物流市場物件への取り組み強化と生産性改善を行い、アジアではASEAN向け輸出の強化を進め、生産性の向上等に注力し、事業基盤の拡充に努めました。
以上の結果、売上高は6,395百万円、利益に関しましては348百万円のセグメント損失となりました。なお、当事業は当連結会計年度より報告セグメントとしているため、前連結会計年度比は記載しておりません。
③ 目標とする経営指標の達成状況等
当社の目標とする経営指標の達成状況は以下のとおりであります。
| 2019年度実績 | 2018年度実績 | 2019年度予想 | |
| 売上高 | 4,401億円 | 4,099億円 | 4,250億円 |
| 営業利益 | 342億円 | 315億円 | 340億円 |
| 営業利益率 | 7.8% | 7.7% | 8.0% |
| SVA | 140億円 | 127億円 | 139億円 |
| ROE | 13.3% | 13.5% | 13.5% |
| 自己資本比率 | 46.3% | 47.4% | 47.4% |
| D/Eレシオ | 0.38 | 0.38 | 0.31 |
当社グループは、2001年度から業績評価指標としてSVA(Sanwa Value Added)を採用し、資本コストや資本効率を意識して取り組んでいます。2019年度のSVAは140億円となり、売上高、営業利益も2019年度予想を達成、営業利益率等予想に到達できていない項目はあるものの、実績比では着実に進捗し、企業価値を積み上げているものと考えています。
生産、受注及び販売実績は以下のとおりであります。
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
| 日本 | 189,112 | 110.9 |
| 北米 | 86,986 | 100.2 |
| 欧州 | 50,026 | 104.7 |
| アジア | 5,758 | (-) |
| 合計 | 331,884 | 108.8 |
(注)1 上記の金額は、製造原価によっており、相殺消去前の金額であります。
2 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
b.受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前期比(%) | 受注残高(百万円) | 前期比(%) |
| 日本 | 245,172 | 106.2 | 113,404 | 96.2 |
| 北米 | 113,337 | 95.6 | 8,467 | 101.5 |
| 欧州 | 75,107 | 100.5 | 13,625 | 126.0 |
| アジア | 7,085 | (-) | 5,676 | (-) |
| 合計 | 440,702 | 103.9 | 141,173 | 103.0 |
(注)1 上記の金額は、相殺消去前の金額であります。
2 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメント等の名称 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
| 日本 | 240,407 | 109.5 |
| 北米 | 118,398 | 101.6 |
| 欧州 | 74,897 | 102.0 |
| アジア | 6,395 | (-) |
| 報告セグメント計 | 440,099 | 107.5 |
| 調整額 | 62 | 13.4 |
| 合計 | 440,161 | 107.4 |
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
a.資本政策の基本的な方針
当社グループの資本政策につきましては、財務の安定性を確保した上で資本効率の向上を図ることが重要であり、そのバランスをとりながら、最適な投資・株主還元等を実施し、中長期的に企業価値を高めていくことを基本方針としています。
<当面の資本政策・財務方針>「三和グローバルビジョン2020」では、「動く建材のグローバル・メジャー」を掲げており、戦略的な成長投資を最優先といたします。
1.資本・負債構成
(1)自己資本比率は、40%以上を維持する方針で取組みます。
(2)負債については、財務の健全性を損なわない負債構成に努めてまいります。
2.投資
(1)設備投資:既存事業の維持・継続に必要な設備投資は、原則減価償却費の範囲内で実施します。
(2)M&A、事業提携等の投資:コア事業並びに将来的にコア事業への成長が期待できる関連分野への投資を優先的に検討いたします。
3.株主還元
(1)配当性向は連結当期純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)の35%を目安にしていきます。
(2)自己株式の取得については、上記記載の「投資」を優先し、投資による大きなキャッシュアウトがなければ自己株式の取得を検討いたします。
b.財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、主に棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ15,591百万円増加し354,023百万円となりました。負債は、主に社債の発行により、前連結会計年度末に比べ11,561百万円増加し188,389百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ4,030百万円増加し165,633百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.1ポイント減少し46.3%となりました。
c.当期のキャッシュ・フローの概況
当社グループは、グローバル・メジャーへ挑戦するために、戦略的な投資を最優先とし、フリー・キャッシュ・フローから配分し、多品種化の推進とサービス事業の強化やシナジー効果が見込める成長分野を中心に、設備投資とM&Aに2019年度、2020年度の2年間で約300億円を配分する予定にしており、M&Aに約200億円を充て、100億円を設備の戦略的投資とする見込みです。また、株主還元については配当性向35%を目安に行っていきます。
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6,640百万円増加し54,618百万円となりました。当連結会計年度における区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益が増加したことにより32,301百万円の資金増加(前連結会計年度は24,271百万円の資金増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に㈱鈴木シャッター、Robust AB社を取得したこと及び固定資産の取得により16,622百万円の資金減少(前連結会計年度は13,677百万円の資金減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払及び自己株式の取得等により10,466百万円の資金減少(前連結会計年度は11,349百万円の資金減少)となりました。
② 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値、偶発債務の開示、各連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。これらの見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき行っており、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
なお、当期の連結財務諸表の作成にあたって、新型コロナウイルス感染症拡大影響は、概ね年内まで続くものとして見通せる影響を会計上の見積り及び仮定の設定について検討しておりますが、現時点において重要な影響を与えるものではないと判断しております。ただし、今後の状況の変化によって判断を見直した結果、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において重要な影響を与える可能性があります。