有価証券報告書-第80期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 13:46
【資料】
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【項目】
130項目

研究開発活動


当連結会計年度における研究開発活動は、用途別市場に対する品揃えとプラットフォーム化推進、商品・部材・部品の整理統合を図り、かつ、品質、安全、施工性の向上及びコストダウンを推し進めながら、新製品の開発及び既存製品の改良に取組みました。なお、研究開発費の総額は3,505百万円となっております。
セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。
(1) 日本
主にシャッター製品、ドア製品の開発に注力しており、シャッター製品については、有線式コードリールの代わりに無線を採用することで工期の短縮と、いたずらによる断線等の不具合を排除した「無線式避難時停止装置」のバリエーションとして「F6防煙シャッター 無線式避難時停止装置」及び「マックスペース 無線式避難時停止装置」の国土交通大臣認定を取得しました。
ドア製品については、マンションドア市場向けの主力マンションドア「エックスドール」等において、計12色の表面材の改廃、錠前バリエーションの拡充等を行いました。
また、環境関連商品にも注力しており、防水商品としては、業界初となる浸水高2mまで対応可能な防水性能を有するパネル式シャッター「ウォーターガード 防水シャッター」と二重構造の枠と扉が浸水を防ぐ「ウォーターガード Wタイトドア」(片開き/両開き)を開発し、業界初となる技術評価を取得しました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,583百万円であります。
(2) 北米
主に住宅用・商業用開閉機の開発に注力しており、商業用開閉機については、磁気ロック付煙拡散防止ICUドア、運輸保安局職員に代わり、主に空港のセキュリティーチェックポイントに設置される製品の開発を行いました。車両用ドアについては、グラスファイバーやポリウレタン発砲体など新素材を用いた次世代断熱ドアを開発しました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,447百万円であります。
(3) 欧州
主に産業市場向けに省エネ対応製品として開閉速度を向上させた高速セクショナルドアや高速スパイラルドアの開発や欧州建材製品基準の統合に対応した製品の開発等を行っております。また、従来のイメージを一新した革新的なデザインが魅力の新型ガレージドア用開閉機を2月にミュンヘンで開催されたBAU2015にて展示を行いました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、474百万円であります。