有価証券報告書-第177期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 16:26
【資料】
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【項目】
124項目

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発活動は、顧客ニーズに合致した製品づくりに徹するとともに、グローバル化に対応した製品、コストパフォーマンスの高い製品、環境に配慮した製品の研究開発を行いました。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は357百万円であります。
セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
工作機械関連
・工作機械関係
コラム移動タイプのマシニングセンタとしては技術的に非常に難しいとされていた機能室と加工室との完全分離を実現し、切粉・クーラント対策を徹底的に追求した治具チェンジャ付マシニングセンタ「HMP」シリーズとして、「#40 横形マシニングセンタHMP-455HC1J」と、「#30 立形マシニングセンタHMP-365VC1J」を開発しました。
・空油圧機器関係
ガイド内蔵ロッドレスMRB(シリンダ内径φ10,φ16)のガイド機構を流用し、駆動方式を、ねじ軸+モータとするスライドテーブルを研究・開発中です。
中空穴のスペースを利用した改造が可能で、多様な要求に対応できる「中空形ドローダウンチャック(8,10,12インチ)」の開発を行いました。
また、ユーザの関心が高い工場エアの省エネに着目し、空気漏洩量を極限まで低下させた省エネ形の回転エアシリンダ(φ100,φ150,φ175,φ200)の開発に着手しました。
以上の研究開発費の金額は、255百万円であります。
火器
防衛省関連製品では、将来の小火器技術の研究(命中精度向上、耐環境性向上)を主体に行いました。
民用銃関連製品では、着脱式弾倉付ライフル銃(高級タイプ)の弾種の拡充を主体に行いました。
研究開発費の金額は、98百万円であります。
特装車両
路面清掃車では、従来機種「HA90AR形」の作業装置構造見直しによる原価改善と、「HF78FH形」の排気ガス規制対応、及び機体の軽量化による原価改善に取組みました。
また、環境に配慮した製品開発として、材質と構造を変更し、従来品よりも長時間使用可能な主ブラシの開発を行っており、特許を取得して消耗品販売の増加を図ります。
研究開発費の金額は、3百万円であります。