四半期報告書-第114期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 10:49
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループにおいては、当年度がスタート年度となる中期経営計画に基づき、既存事業での競争力強化及び事業拡大に向けた諸課題を着実に遂行して参りました。
当第3四半期連結累計期間の業績については、受注高は、グループ全体で213億4百万円(前年同期比64.3%増)と前年同期比で大幅な増加となりました。主な要因は、上下水道事業における汚泥再生処理センター建設工事契約の締結及び複数年での浄水場運転委託管理契約を新たに締結したことによります。
売上高は、グループ全体で90億21百万円(前年同期比15.9%増)と前年同期比で増加となりました。主な要因は、上下水道事業での前期受注の大型プラント工事案件の施工進捗に伴い売上高が増加したことによります。
損益の状況については、売上高の増加による売上総利益増加の一方で、一部工事案件における追加コストの増加による売上総利益率の低下並びに研究開発費等の支出増加に伴う販売費及び一般管理費の増加により、営業損失は4億16百万円(前年同期は営業損失3億95百万円)、経常損失は3億80百万円(前年同期は経常損失3億20百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億70百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億22百万円)となりました。
なお、当社グループの主力である水処理事業の特徴としては、売上計上が第4四半期連結会計期間に集中する傾向がある一方、販売費及び一般管理費等は各四半期における変動が少ないことから、利益面についても売上高と同様に第4四半期連結会計期間に偏重する傾向があります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[上下水道事業]
上下水道事業については、受注高は199億49百万円(前年同期比69.4%増)、売上高は77億31百万円(前年同期比13.4%増)、営業損失は3億80百万円(前年同期は営業損失3億19百万円)となりました。
[環境事業]
環境事業については、受注高は7億53百万円(前年同期比27.3%増)、売上高は7億36百万円(前年同期比21.3%増)、営業損失は63百万円(前年同期は営業損失89百万円)となりました。
[機器事業]
機器事業については、受注高は6億2百万円(前年同期比1.8%増)、売上高は5億45百万円(前年同期比54.4%増)、営業利益は24百万円(前年同期は営業利益10百万円)となりました。
[その他の事業]
その他の事業については、不動産の賃貸等を行ってまいりました結果、売上高は8百万円(前年同期比15.2%増)、営業利益は3百万円(前年同期は営業利益3百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、97百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい変動はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、上下水道事業において受注高が著しく増加しております。これは、汚泥再生処理センター建設工事契約の締結及び複数年での浄水場運転委託管理契約を新たに締結したことによるものです。なお、環境及び機器における生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。