四半期報告書-第112期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/12 15:46
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善や堅調な個人消費の推移を背景に景気回復が継続する状況の下、当社グループとしては、平成25年度からスタートした新中期経営計画の着実な実行を新たな経営体制で推進し、グループ一丸となって更なる企業体質の強化と成長戦略の実行に努めています。
当第1四半期の連結業績については、受注高は、グループ全体で29億5百万円(前年同期比27.0%減)と前年同期比で減少となりました。この減少の主な要因は、前年同期に上下水道事業において運転管理委託契約更新が集中した一方で、当期には同様の更新が減少したことによります。
売上高については、グループ全体で18億67百万円(前年同期比1.0%減)と前年同期比でほぼ横ばいで推移しました。
損益の状況につきましては、前年同期に比べ個別案件の採算が改善し売上総利益率が上昇した結果、営業損失2億8百万円(前年同期は営業損失4億42百万円)、経常損失2億7百万円(前年同期は経常損失4億41百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億30百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億12百万円)となりました。
なお、当社グループの主力である水処理事業の特徴としては、売上計上が第4四半期連結会計期間に集中する傾向がある一方、販売費及び一般管理費等においては各四半期における変動が少ないことから、利益面についても売上高と同様に第4四半期連結会計期間に偏重する傾向があります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[上下水道事業]
上下水道事業については、受注高は24億15百万円(前年同期比33.3%減)と減少し、売上高については16億61百万円(前年同期比2.1%減)となり、営業損失1億20百万円(前年同期は営業損失3億77百万円)となりました。
[環境事業]
環境事業については、受注高は2億75百万円(前年同期比34.2%増)、売上高は1億51百万円(前年同期比33.8%増)、営業損失は58百万円(前年同期は営業損失34百万円)となりました。
[機器事業]
機器事業については、受注高は2億14百万円(前年同期比42.3%増)、売上高は52百万円(前年同期比27.4%減)、営業損失は30百万円(前年同期は営業損失32百万円)となりました。
[その他の事業]
その他の事業では、不動産の賃貸等を行ってまいりました結果、売上高は2百万円(前年同期比22.2%減)、営業利益は0百万円(前年同期は営業利益0百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、16百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい変動はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、上下水道事業での受注が前期比33.3%減少しておりますが、これは前年同期において複数年での運転管理委託契約の更新時期が集中した一方で、当期においては、同様の更新が減少したことによるものとなります。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。