有価証券報告書-第88期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/24 13:34
【資料】
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【項目】
116項目

対処すべき課題

当連結会計年度は2期連続で経常損益の黒字化を達成しましたが、この黒字を定着させることが最重要課題であります。このため、計画目標達成に影響を与えるリスクを抽出し、それらに効果的に対処するためのリスク・マネジメントを強化します。
また、売上高の維持・拡大のためにはグローバルな営業展開が不可欠となっております。海外販売につきましては、社会資本整備、資源開発が急ピッチで進みつつある中国、台湾、韓国、東南アジア、カザフスタンを重点地域として、民間ベースの売上拡大に注力してまいります。
このような状況の中、地熱・地中熱利用等の再生可能エネルギー分野の需要、国内セメント供給逼迫に関連する当社独自の得意工法(ビッグマン工法)による工事受注、更には今後のリニア中央新幹線関連需要、東京オリンピック・パラリンピック関連需要を捕捉して受注獲得に努め、売上の確保を図ってまいります。また、現在、人員人材の確保難に起因する省人化・省力化のニーズに応える新製品(ボーリング機械のロボット化)の開発を進め、更なる技術の深化を目指してまいります。
一方、海外市場においては、従来の中国、韓国向けの機械販売に加え、東南アジア新興諸国の旺盛な社会基盤投資を捉えた受注に努めることにより、売上の確保を図ってまいります。
このような状況を勘案した結果、次期につきましては、売上高は7,500百万円を見込んでおり、直接材料費、外注費の増加、人件費等固定費の増加や新製品開発などの試験研究費の増加が見込まれることから、利益面では営業利益500百万円、経常利益460百万円、当期純利益390百万円を見込んでおります。