有価証券報告書-第153期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 12:57
【資料】
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【項目】
133項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
ダイヘングループは、「信頼と創造」を経営理念に掲げ、常にマーケット・インに根差した製品とサービスを提供することでお客様の「信頼」にお応えし、絶えず新技術、新製品を開発して新たな価値の「創造」に努めることを基本方針としております。
(2) 中長期的な会社の経営戦略
お客様に喜んでいただき、世の中のお役に立つ「ダイヘンならではの製品価値」を創出することを最重点課題と位置付け、2012年度から2020年度までの9年間を3期に分け、「開発中計」に取り組んでおります。
第Ⅰ期にあたる前中期経営計画(2012~2014年度)では、保有する技術を磨き上げることでダントツ性能を備えた製品を多数開発・市場投入いたしました。2017年度を最終年度として進めております中期経営計画(2015~2017年度)は、「開発中計」の第Ⅱ期として、世の中にない“初”の製品開発を推進し、“創造価値”を備えた製品を創出すべく取り組みを進めております。
また、開発強化に必要な資金を内部から生み出す目的で取り組む「ロスカット活動」につきましては、第Ⅰ期において、「一気通貫生産方式」を軸とした業務の“整流化”による大幅なコストダウンを実現いたしましたが、第Ⅱ期では、間接業務の削減と生産部門での自動化・外作化の推進により“Cut in Half(単純作業時間の半減)”を目指して活動いたしております。
<2017年度中期経営計画>■ 基本目標(2017年度)
・売 上 高 1,500億円以上
・営業利益率 8%以上
・R O E 10%以上
■ 基本方針
1.ダイヘンならではの製品価値の創出
- “改善価値”から“創造価値”へ -
2.ロスカット活動の推進
- 業務の“整流化”から“Cut in Half(単純作業時間の半減)”へ -
(3) 会社の対処すべき課題
自国第一主義の進展や為替相場変動の影響が懸念されますが、引き続き「ロスカット活動」による生産性向上・コスト水準の引き下げを実現し、「ダイヘンならではの製品価値」を創出するための開発投資に振り向けていく ことにより、各事業の強化、業績の向上に努めてまいります。