訂正有価証券報告書-第83期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/07/18 16:00
【資料】
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【項目】
117項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
1.提出会社の代表者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度における各事業の営業活動の状況は以下のとおりであります。
① 有価証券投資事業
有価証券投資事業では、主に国内外の上場及び非上場株式等に投資を行っております。当連結会計年度において保有株式の売却を実行いたしました。
この結果、営業投資有価証券売上高264百万円から営業投資有価証券売上原価を控除した売上総利益は48百万円(前年同期比4.7%減)となりました。
② リゾート事業
リゾート事業では、「伊東温泉ホテルあいおら(静岡県伊東市)」の旅館施設1物件を営業しておりましたが、当連結会計年度において同施設を売却いたしました。当連結会計年度のリゾート事業における売上総利益は29百万円(前年同期比55.1%減)となりました。
③ その他事業
その他事業は、不動産投資事業、受託報酬及びファイナンス紹介手数料等によるコンサルティング事業により構成されており、当連結会計年度におけるその他事業の売上総損失は61万円(前年同期は573百万円の売上総利益)となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産、負債及び純資産
(イ) 資産
当連結会計年度末の流動資産の残高は、前連結会計年度に比べ770百万円減少し、547百万円となりました。これは主に、営業投資有価証券212百万円、現金及び預金232百万円の減少によるものであります。
当連結会計年度末の固定資産の残高は、前連結会計年度に比べ20百万円減少し、720百万円となりました。これは主に、投資有価証券が92百万円増加した一方で、建物が49百万円、土地が51百万円減少したことによるものであります。
(ロ) 負債
当連結会計年度末の流動負債の残高は、前連結会計年度に比べ324百万円減少し、63百万円となりました。これは主に、未払金294百万円、その他の流動負債26百万円の減少によるものであります。
当連結会計年度末の固定負債の残高は、前連結会計年度に比べ5百万円減少し、75百万円となりました。これは主に、長期借入金3百万円、資産除去債務2百万の減少によるものであります。
(ハ) 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度に比べ461百万円減少し、1,128百万円となりました。これは主に、利益剰余金447百万円、自己株式14百万円の減少によるものであります。
この結果、1株当たり純資産は25,402円54銭、自己資本比率は89.0%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 資金の使途について
当社グループの資金使途のうち主なものは、有価証券等への投資資金であります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりでありますので、ご参照ください。
(5) 経営者の問題意識と今後の課題について
「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりでありますので、ご参照ください。
第3 【設備の状況】