半期報告書-第83期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2016/12/28 12:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
76項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この中間連結財務諸表の作成にあたっては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの中間連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 中間連結財務諸表等 (1)中間連結財務諸表 注記事項(中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(2)当中間連結会計期間の経営成績の分析
当社グループの当中間連結会計期間における各事業の営業活動の状況は以下のとおりであります。
① 有価証券投資事業
有価証券投資事業では、主に日本国内の上場及び非上場株式等に投資を行っております。当中間連結会計期間において、保有する株式の売却を実行し、営業投資有価証券売上高143百万円から営業投資有価証券売上原価を控除した売上総利益は143百万円(前年同期比483.5%増)となりました。
② リゾート事業
リゾート事業では、「伊東温泉ホテルあいおら(静岡県伊東市)」の旅館施設を営業しておりましたが、当中間連結会計期間において同施設を売却いたしました。当中間連結会計期間のリゾート事業における売上総利益は29百万円(前年同期比11.8%減)となりました。
③ その他事業
その他事業は、不動産投資事業、受託報酬及びファイナンス紹介手数料等によるコンサルティング事業及び環境事業により構成されており、当中間連結会計期間におけるその他事業の売上総損失は61万円となりました。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産、負債及び純資産
(イ)資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて162百万円減少し、1,155百万円となりました。これは主に、短期貸付金が16百万円増加した一方で、現金及び預金が138百万円及び営業投資有価証券が45百万円減少したためであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて122百万円減少し、618百万円となりました。これは主に、固定資産の譲渡により土地が51百万円、建物が49百万円、建物附属設備が4百万円減少したためであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて285百万円減少し、1,773百万円となりました。
(ロ)負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて254百万円減少し、134百万円となりました。これは主に、未払金が288百万円減少したためであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて5百万円減少し、75百万円となりました。これは主に、長期借入金が3百万円及び資産除去債務が2百万円減少したためであります。
この結果、総負債は前連結会計年度末に比べて259百万円減少し、209百万円となりました。
(ハ)純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べて25百万円減少し、1,564百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益23百万円を計上した一方で、マイナスのその他有価証券評価差額金48百万円を計上したためであります。
② キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」を参照ください。
③ 資金の使途について
当社グループの資金使途のうち主なものは、有価証券及び不動産等への投資資金並びにリゾート事業における設備投資資金であります。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりでありますので、ご参照ください。
(5)経営者の問題意識と今後の対応について
「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりでありますので、ご参照ください。