有価証券報告書-第81期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 15:11
【資料】
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【項目】
104項目

対処すべき課題


3 【対処すべき課題】
当社が営む有価証券投資や不動産投資を取り巻く事業環境は、経済・金融政策により緩やかな回復傾向が見られた一方で、新興国を中心とした海外景気に対する不安感や円安による原材料価額の上昇などから、依然として不透明な状況が続いております。
このような環境の下、当社はリゾート事業及び不動産投資事業を中心に、安定的な収益基盤の構築に引き続き取り組み、有価証券投資事業においては保有する営業投資有価証券の売却を実行し、着実に収益を拡大させ企業価値向上を図ってまいりました。
今後もより収益性を高め、日本の国策に沿ったエネルギーや再生医療分野の事業を手がける上場会社等への有価証券投資と、安定的な収益が見込める不動産投資及びリゾート事業を進めるとともに、経営資源を集中し事業のスクラップアンドビルドに取り組み、当社グループの持続的成長と企業価値の向上を目指してまいります。
また、当社の連結子会社である株式会社ジオネクスト及びその子会社が従来から携わっているIT関連事業及び環境事業の市場は今後も成長が見込まれており、平成26年度から新たに開始した再生可能エネルギー事業及びヘルスケア事業も有望な分野であります。しかしながら、競争が激しい市場であることも事実であり、価値ある商品・サービスを提供し続け、収益の拡大を目指し、顧客基盤の拡大、成長戦略に不可欠な人材の確保及び協力会社の活用、財務体質の強化、内部統制・法令順守体制の強化を重要な対処すべき課題として取り組んでおります。