四半期報告書-第85期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 11:21
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、堅調な世界景気を背景に生産・輸出が好調に推移するとともに、良好な雇用環境や株価の上昇等により個人消費も回復の動きを見せるなど緩やかな回復基調が続きました。
当社の売上高に大きな影響を与える乗用車の国内生産台数は、前年同月比10月が6.2%増、同11月が0.1%減、同12月が1.1%増となりました。
このような経済環境の中で当第3四半期累計期間の売上高は3,767百万円(前年同期比1.6%増)となりました。自動車用部品部門の受注増が主な要因です。
損益面につきましては、売上高は全体として計画を上回りましたが、自動車用部品部門のインプレッサのモデルチェンジに伴う受注部品の変化により材料コストが上昇したこと及びレヴォーグ部品の立ち上げが順調にいかなかったことに伴い大量の工廃の発生や外注作業料等の費用増加を招来したことに加え、自社製品部門の売上高が計画を下回り多額のセグメント損失(経常損失)を計上したことにより営業損失は168百万円(前年同期は営業利益80百万円)となりました。
営業外収益は受取配当金54百万円、受取賃貸料33百万円等により93百万円、営業外費用は支払利息43百万円、その他のうち貸店舗収入に係る費用8百万円等により53百万円を計上し、経常損失は128百万円(前年同期は経常利益124百万円)となりました。また、特別利益は固定資産売却益2百万円、特別損失は金型等の固定資産除却損13百万円を計上しました。その結果、四半期純損失は140百万円(前年同期は四半期純利益200百万円)となりました。
セグメント別の業績については、次のとおりであります。
①自動車用部品
当セグメントの売上高は、3,423百万円(前年同期比3.1%増)となりました。セグメント損失(経常損失)は85百万円(前年同期はセグメント利益180百万円)となりました。
②自社製品
当セグメントの売上高は、276百万円(前年同期比18.8%減)となりました。電子機器製品が23百万円、照明機器製品が39百万円減少しました。セグメント損失(経常損失)は73百万円(前年同期はセグメント損失80百万円)となりました。
③賃貸不動産
賃貸不動産のセグメント利益(経常利益)は23百万円(前年同期比3.6%増)となりました。なお、収益及び費用は営業外に計上しております。
④その他
駐輪設備の売上高は67百万円(前年同期比39.2%増)となりました。公共施設等大型案件の受注増が主な要因です。セグメント利益(経常利益)は6百万円(前年同期比244.8%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は29百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。