四半期報告書-第72期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や設備投資、雇用環境の改善等が進み、緩やかな回復基調が続きましたが、海外経済の不確実性等、依然留意が必要な状況で推移いたしました。
このような状況下、当社グループは、システム事業・事務機器事業をメインに不動産事業を加え、3事業を柱に事業の効率化、利益体質への改善を進めながら事業の拡大に努めてまいりました。
こうした結果、当社グループ全体の業績といたしましては、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は674百万円(前年同期比0.5%減)となりました。利益面につきましては、システム事業で高採算案件へのシフトやエンジニアの稼働率を高水準に維持できたことから、同事業の利益額が増加したため、連結営業利益は73百万円(前年同期比0.7%増)、連結経常利益は74百万円(前年同期比0.4%増)となりました。また、保有有価証券の一部を売却し、29百万円の投資有価証券売却益を特別利益として計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は70百万円(前年同期比428.0%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりです。
① システム事業
システム事業は、システム・ソリューションやソフトウエアの設計・開発、産業機器や民生機器への組込みシステム開発、IT基盤設計・構築サービスを提供する当社の他に、子会社の㈱テクノ・セブンシステムズが業務系アプリケーション開発を行っています。顧客企業の製品開発やサービスの強化、向上のためのシステム開発技術支援に対するニーズは底堅く推移しており、さらに営業活動強化による新規受注の拡大も図りましたが、外注先エンジニアの確保が逼迫しており、システム事業の連結売上高は、448百万円(前年同期比2.0%減)となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、高採算案件へのシフトやエンジニアの稼働率を高水準に維持できたことから、53百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
② 事務機器事業
事務機器事業は、子会社のニッポー㈱が、「NIPPO」ブランドのオフィス用事務機を製造、販売しています。タイムレコーダーなどの主力製品の販売額が減少する中、自動紙折り機やシュレッダーなどOEM製品の拡充により取引先への商品提案力を強化する一方、3Dプリンタの分野でも、多様な造形用フィラメント素材など関連商品の提供による3Dプリンタ・ユーザーの裾野拡大、製品受注強化の取組みにより、事務機器事業の連結売上高は、189百万円(前年同期比1.8%増)となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、6百万円(前年同期比28.9%減)となりました。
③ 不動産事業
不動産事業につきましては、所有賃貸不動産の稼働率維持に努め、不動産事業の連結売上高は、35百万円(前年同期比6.9%増)となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、15百万円(前年同期比20.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2.2%増加し3,895百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ3.2%増加し1,270百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が減少した一方、現金及び預金や商品及び製品、預け金が増加したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1.8%増加し、2,624百万円となりました。これは主に、投資有価証券が増加したこと等によるものです。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ2.8%減少し454百万円となりました。これは主に、賞与引当金が増加した一方、支払手形及び買掛金や未払法人税等が減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1.3%減少し902百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が増加した一方、長期借入金が減少したこと等によるものです。
③ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ4.5%増加し2,538百万円となりました。これは主に、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループでは、連結子会社のニッポー㈱が、事務機器事業を展開し、顧客ニーズの多様化に対応する「NIPPO」ブランドの製品開発やユーザーの要望に応える研究開発活動を行っています。
当第1四半期連結累計期間におきましては、3Dプリンタのラインナップ拡充のための開発や造形精度向上等のための研究を進めました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は5百万円です。
(5) 従業員数
① 連結会社の状況
当第1四半期連結累計期間において、当社グループはシステム事業の業容の拡大を図るため、積極的にエンジニアの採用を進めました。これに伴い、システム事業の従業員数は、前連結会計年度末に比べて21名増加しています。
なお、従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。
② 提出会社の状況
当第1四半期累計期間において、当社はシステム事業の業容の拡大を図るため、積極的にエンジニアの採用を進めました。また、当社は、平成29年4月1日を効力発生日として当社の連結子会社テクノ・トロン㈱を吸収合併しました。これらに伴い、システム事業の従業員数は、前事業年度末に比べて48名増加しています。
なお、従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数です。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や設備投資、雇用環境の改善等が進み、緩やかな回復基調が続きましたが、海外経済の不確実性等、依然留意が必要な状況で推移いたしました。
このような状況下、当社グループは、システム事業・事務機器事業をメインに不動産事業を加え、3事業を柱に事業の効率化、利益体質への改善を進めながら事業の拡大に努めてまいりました。
こうした結果、当社グループ全体の業績といたしましては、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は674百万円(前年同期比0.5%減)となりました。利益面につきましては、システム事業で高採算案件へのシフトやエンジニアの稼働率を高水準に維持できたことから、同事業の利益額が増加したため、連結営業利益は73百万円(前年同期比0.7%増)、連結経常利益は74百万円(前年同期比0.4%増)となりました。また、保有有価証券の一部を売却し、29百万円の投資有価証券売却益を特別利益として計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は70百万円(前年同期比428.0%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりです。
① システム事業
システム事業は、システム・ソリューションやソフトウエアの設計・開発、産業機器や民生機器への組込みシステム開発、IT基盤設計・構築サービスを提供する当社の他に、子会社の㈱テクノ・セブンシステムズが業務系アプリケーション開発を行っています。顧客企業の製品開発やサービスの強化、向上のためのシステム開発技術支援に対するニーズは底堅く推移しており、さらに営業活動強化による新規受注の拡大も図りましたが、外注先エンジニアの確保が逼迫しており、システム事業の連結売上高は、448百万円(前年同期比2.0%減)となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、高採算案件へのシフトやエンジニアの稼働率を高水準に維持できたことから、53百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
② 事務機器事業
事務機器事業は、子会社のニッポー㈱が、「NIPPO」ブランドのオフィス用事務機を製造、販売しています。タイムレコーダーなどの主力製品の販売額が減少する中、自動紙折り機やシュレッダーなどOEM製品の拡充により取引先への商品提案力を強化する一方、3Dプリンタの分野でも、多様な造形用フィラメント素材など関連商品の提供による3Dプリンタ・ユーザーの裾野拡大、製品受注強化の取組みにより、事務機器事業の連結売上高は、189百万円(前年同期比1.8%増)となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、6百万円(前年同期比28.9%減)となりました。
③ 不動産事業
不動産事業につきましては、所有賃貸不動産の稼働率維持に努め、不動産事業の連結売上高は、35百万円(前年同期比6.9%増)となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、15百万円(前年同期比20.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2.2%増加し3,895百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ3.2%増加し1,270百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が減少した一方、現金及び預金や商品及び製品、預け金が増加したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1.8%増加し、2,624百万円となりました。これは主に、投資有価証券が増加したこと等によるものです。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ2.8%減少し454百万円となりました。これは主に、賞与引当金が増加した一方、支払手形及び買掛金や未払法人税等が減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1.3%減少し902百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が増加した一方、長期借入金が減少したこと等によるものです。
③ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ4.5%増加し2,538百万円となりました。これは主に、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループでは、連結子会社のニッポー㈱が、事務機器事業を展開し、顧客ニーズの多様化に対応する「NIPPO」ブランドの製品開発やユーザーの要望に応える研究開発活動を行っています。
当第1四半期連結累計期間におきましては、3Dプリンタのラインナップ拡充のための開発や造形精度向上等のための研究を進めました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は5百万円です。
(5) 従業員数
① 連結会社の状況
当第1四半期連結累計期間において、当社グループはシステム事業の業容の拡大を図るため、積極的にエンジニアの採用を進めました。これに伴い、システム事業の従業員数は、前連結会計年度末に比べて21名増加しています。
なお、従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。
② 提出会社の状況
当第1四半期累計期間において、当社はシステム事業の業容の拡大を図るため、積極的にエンジニアの採用を進めました。また、当社は、平成29年4月1日を効力発生日として当社の連結子会社テクノ・トロン㈱を吸収合併しました。これらに伴い、システム事業の従業員数は、前事業年度末に比べて48名増加しています。
なお、従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数です。