有価証券報告書-第44期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/24 16:54
【資料】
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【項目】
120項目

研究開発活動

当社グループは経営理念の1つとして「フレキシビリティとオリジナリティを武器に、ハードとソフトを融合させた、価値ある製品を研究開発し提供する」を掲げております。「顧客第一主義」の考えに則り、顧客ニーズを的確に捉え最高の満足を与えられる製品の研究・開発・提供を基本方針とし、①顧客ニーズに合致した製品の開発、②高品質製品の開発、③高付加価値製品の開発を目指しております。
研究開発活動は、「コミュニケーション&エンターテインメント分野におけるオンリーワンビジネス」を創造すべく、各事業部門においてテーマごとにグループを編成し推進しております。
開発スタッフは、グループ全員で405名、研究開発費の総額は43億円であります。
セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。
(1) 遊技台部品事業
当事業部門につきましては、パチンコ遊技機の液晶表示・演出制御基板の企画開発を主要な開発課題としております。
当連結会計年度の主要な成果としましては、パチンコ制御基板の開発では、デザイン性の高い図柄・演出の開発に主眼を置き、高度なコンピュータグラフィック技術を活かし市場ニーズに合致した制御基板及び液晶表示ソフトを企画開発いたしました。パチンコ業界を取り巻く環境は、遊技人口の減少、ニーズの多様化、ホールの減少・大型化、遊技機メーカーの二極化など大きな変革期を迎えており、エンターテインメント性あふれるパチンコ機づくりを推進しております。
開発スタッフはグループ全員で122名、研究開発費の総額は6億46百万円であります。
(2) ホールシステム事業
当事業部門につきましては、パチンコホール内の設備、システムの開発を主要な開発課題としております。
パチンコホール内の設備、システムの開発では、「店舗経営の効率化」、「店舗の集客力向上」、「プレイヤーの利便性及び満足度の向上」、「プレイヤーをひきつける演出」に重点を置いた製品開発を推進しております。当連結会計年度におきましては、次期製品・システムの開発を推進いたしました。
開発スタッフはグループ全員で32名、研究開発費の総額は3億98百万円であります。
(3) モバイルデータソリューション事業
当事業部門につきましては、モバイルデータトランスファー機器の企画・開発を主要な課題としております。
当連結会計年度の主要な成果としましては、携帯端末・PDA等のモバイル機器に対応し、PC1台でデータの抽出・解析までを可能にした犯罪捜査用アプリケーション「UFED4PC」、携帯電話端末診断機能「Diagnostic」及び自動化された中古携帯買取仲介システム「BuyBack」等のサービス・ソリューションを開発し販売しました。
開発スタッフはグループ全員で199名、研究開発費の総額は27億6百万円であります。
(4) その他の事業
デジタル通信機器の開発では、モバイルルータ「Rooster」シリーズの開発で培った技術で、ⅠoT/M2M市場に参入し、継続してモバイル通信端末の開発を推進しております。
当連結会計年度におきましては、出資先であるBacsoft社のプラットフォームを日本国内向けにカスタマイズ開発し、クラウド型ワイヤレスM2Mプラットフォーム「M2MGrid」のサービスを開始しました。
コンテンツ配信サービスの開発では、当連結会計年度の主要な成果としましては、人気ゲームソフト「上海」、女性向け恋愛シュミレーションゲーム「ごくメン」及び株式会社DeNAとの共同開発による対戦型麻雀ゲーム「雀神クロニクル」等でモバイル市場、特にソーシャルゲーム向けの開発を推進しました。
開発スタッフはグループ全員で52名、研究開発費の総額は5億49百万円であります。