四半期報告書-第42期第3四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
有報資料
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、米国の通商政策による米中貿易摩擦が激しさを増し、世界経済の先行きに対する懸念が強まっているものの、国内における企業収益は堅調に推移し、緩やかな回復基調で推移しております。
国内の医療業界におきましては、平成30年度診療報酬は本体でプラス改定となったものの、薬価等はマイナス改定となり、医療機関の経営改善及び経費削減等、医療体制の適正化が引き続き求められております。
このような環境を背景に、当社は2028年の創業50周年に向け、「持続的な成長に向けた体制づくり」をテーマに掲げ、2018年12月期~2020年12月期の3カ年を対象とする中期経営計画を策定し、①自社製品販売の比率を高め、収益性向上を図る、②中国に向けた事業展開を強化し、海外売上高比率を高める、③開発と製造の連携を強化し、安定した高品質な製品の開発・生産体制を構築する、④働き方改革と人材育成を徹底するを基本方針として、各種重点施策の推進に努めております。
電解質OEMビジネスにつきましては、新規OEM先1社へ安定供給を開始しております。さらに、国内・海外の新規OEM先2社との商流構築に向けて準備を進めております。検体検査自動化システムにつきましては、販売店契約を締結した「上海潤達医療科技股份有限公司(Shanghai Runda Medical Technology Co.,Ltd.)」(以下、Runda Medical)への「CLINILOG V4」のOEMパッケージ販売が堅調に推移し、Runda Medicalの営業及びサービスエンジニアに向けた教育支援が概ね完了いたしております。臨床検査情報システムにつきましては、「CLINILAN GL-3」に付随するサブシステム(輸血・細菌検査等)の新製品をファーストユーザーへ導入し、初期導入後の安定稼働に注力しております。グルコース事業につきましては、2018年9月27日にアークレイ株式会社と業務提携契約を締結いたしました。国内のグルコース市場における顧客要求の多様化・高度化に対応し、売上高の増加に努めてまいります。
江刺工場の新棟につきましては、湘南工場から臨床検査試薬(一部)の製造移管作業が完了し、製品の出荷を開始しております。また、安定した高品質な製品の開発・生産体制を構築するため、製造環境の整備、歩留まり改善等に継続して取り組んでおります。
研究開発につきましては、次世代機種の品質レベル・歩留まり向上のための技術開発に加え、検体検査自動化システムにおける中国の規制に対応する製品及び追加ラインナップとなる大型モジュールの開発が最終段階となっております。
働き方改革と人材育成の取り組みにつきましては、人材開発チームを中心に、グローバルで活躍できる人材の育成や生産性を高める組織を目指し、全社的な教育体系の構築準備を進めております。また、賃金制度・評価運用改訂の整備を進めております。
当第3四半期累計期間の販売実績を製品系列別に表示すると、次のとおりであります。
① 臨床検査機器システム
検体検査装置は、各部門において総じて販売が低調に推移した結果、減収となりました。臨床検査情報システムは、新規・更新の案件数は増加しましたが、追加のシステム接続やカスタマイズの販売が減少したことにより、微減となりました。検体検査自動化システムは、Runda MedicalへのOEM販売が堅調に推移した一方、国内・海外の大型案件の減少、米国提携先の在庫調整による発注時期のズレが影響したこと等により、減収となりました。その結果、売上高は2,738,030千円(前年同期比8.1%減)となりました。
② 臨床検査試薬
臨床検査試薬につきましては、国内・海外における既存OEM先の販売が堅調に推移し、売上高は1,685,480千円(同1.9%増)となりました。
③ 消耗品
消耗品につきましては、昨年末の既存OEM先におけるセンサーの新製品切替を見込んだ需要増の反動及び期中からの価格改定を見据えた買い控えの影響等により、減収となりました。その結果、売上高は1,293,431千円(同13.5%減)となりました。
④ その他
自社製品販売の比率を高め、収益性向上を図る基本方針のもと、自社製品の販売に注力した結果、臨床検査情報システム及び検体検査自動化システムの案件に付随する他社製品の販売が減少し、売上高は221,079千円(同51.5%減)となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高は5,938,022千円(同9.8%減)となりました。利益面につきましては、上述に因る減収により、売上総利益は2,780,682千円(同7.6%減)となりました。一方で、検体検査自動化システムにおける採算性の向上、臨床検査試薬の増収、自社製品販売に注力したこと等により、売上総利益率は増加いたしました。販売費及び一般管理費につきましては、業務委託の減少等により研究開発費が減少いたしました。その結果、営業利益は78,585千円(同63.6%減)、経常利益は76,985千円(同62.1%減)となりました。また、湘南工場から江刺工場新棟への製造設備移転費用(22,487千円)及びセンサーの製造工程自動化装置の製造業務委託中止による業務委託契約解約損(40,293千円)等を特別損失として70,419千円計上したことにより、四半期純利益は3,234千円(同97.9%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、724,308千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 従業員数
当第3四半期累計期間において、当社は従業員数が前事業年度末と比較して60名増加し、426名となりました。これは主に人事制度の改正により、有期雇用準社員の一部を無期雇用社員(地域限定正社員)に転換したことによるものであります。
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、米国の通商政策による米中貿易摩擦が激しさを増し、世界経済の先行きに対する懸念が強まっているものの、国内における企業収益は堅調に推移し、緩やかな回復基調で推移しております。
国内の医療業界におきましては、平成30年度診療報酬は本体でプラス改定となったものの、薬価等はマイナス改定となり、医療機関の経営改善及び経費削減等、医療体制の適正化が引き続き求められております。
このような環境を背景に、当社は2028年の創業50周年に向け、「持続的な成長に向けた体制づくり」をテーマに掲げ、2018年12月期~2020年12月期の3カ年を対象とする中期経営計画を策定し、①自社製品販売の比率を高め、収益性向上を図る、②中国に向けた事業展開を強化し、海外売上高比率を高める、③開発と製造の連携を強化し、安定した高品質な製品の開発・生産体制を構築する、④働き方改革と人材育成を徹底するを基本方針として、各種重点施策の推進に努めております。
電解質OEMビジネスにつきましては、新規OEM先1社へ安定供給を開始しております。さらに、国内・海外の新規OEM先2社との商流構築に向けて準備を進めております。検体検査自動化システムにつきましては、販売店契約を締結した「上海潤達医療科技股份有限公司(Shanghai Runda Medical Technology Co.,Ltd.)」(以下、Runda Medical)への「CLINILOG V4」のOEMパッケージ販売が堅調に推移し、Runda Medicalの営業及びサービスエンジニアに向けた教育支援が概ね完了いたしております。臨床検査情報システムにつきましては、「CLINILAN GL-3」に付随するサブシステム(輸血・細菌検査等)の新製品をファーストユーザーへ導入し、初期導入後の安定稼働に注力しております。グルコース事業につきましては、2018年9月27日にアークレイ株式会社と業務提携契約を締結いたしました。国内のグルコース市場における顧客要求の多様化・高度化に対応し、売上高の増加に努めてまいります。
江刺工場の新棟につきましては、湘南工場から臨床検査試薬(一部)の製造移管作業が完了し、製品の出荷を開始しております。また、安定した高品質な製品の開発・生産体制を構築するため、製造環境の整備、歩留まり改善等に継続して取り組んでおります。
研究開発につきましては、次世代機種の品質レベル・歩留まり向上のための技術開発に加え、検体検査自動化システムにおける中国の規制に対応する製品及び追加ラインナップとなる大型モジュールの開発が最終段階となっております。
働き方改革と人材育成の取り組みにつきましては、人材開発チームを中心に、グローバルで活躍できる人材の育成や生産性を高める組織を目指し、全社的な教育体系の構築準備を進めております。また、賃金制度・評価運用改訂の整備を進めております。
当第3四半期累計期間の販売実績を製品系列別に表示すると、次のとおりであります。
| 区分 | 前第3四半期累計期間 | 当第3四半期累計期間 | 前年同期比 | |||
| 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | |
| 臨床検査機器システム | 2,980,980 | 45.3 | 2,738,030 | 46.1 | △242,949 | △8.1 |
| 検体検査装置 | 439,626 | 6.7 | 337,350 | 5.7 | △102,275 | △23.3 |
| 臨床検査情報システム | 1,601,797 | 24.3 | 1,587,700 | 26.7 | △14,097 | △0.9 |
| 検体検査自動化システム | 939,556 | 14.3 | 812,980 | 13.7 | △126,575 | △13.5 |
| 臨床検査試薬 | 1,654,451 | 25.1 | 1,685,480 | 28.4 | 31,029 | 1.9 |
| 消耗品 | 1,495,061 | 22.7 | 1,293,431 | 21.8 | △201,630 | △13.5 |
| その他 | 455,427 | 6.9 | 221,079 | 3.7 | △234,347 | △51.5 |
| 合計 | 6,585,921 | 100.0 | 5,938,022 | 100.0 | △647,898 | △9.8 |
① 臨床検査機器システム
検体検査装置は、各部門において総じて販売が低調に推移した結果、減収となりました。臨床検査情報システムは、新規・更新の案件数は増加しましたが、追加のシステム接続やカスタマイズの販売が減少したことにより、微減となりました。検体検査自動化システムは、Runda MedicalへのOEM販売が堅調に推移した一方、国内・海外の大型案件の減少、米国提携先の在庫調整による発注時期のズレが影響したこと等により、減収となりました。その結果、売上高は2,738,030千円(前年同期比8.1%減)となりました。
② 臨床検査試薬
臨床検査試薬につきましては、国内・海外における既存OEM先の販売が堅調に推移し、売上高は1,685,480千円(同1.9%増)となりました。
③ 消耗品
消耗品につきましては、昨年末の既存OEM先におけるセンサーの新製品切替を見込んだ需要増の反動及び期中からの価格改定を見据えた買い控えの影響等により、減収となりました。その結果、売上高は1,293,431千円(同13.5%減)となりました。
④ その他
自社製品販売の比率を高め、収益性向上を図る基本方針のもと、自社製品の販売に注力した結果、臨床検査情報システム及び検体検査自動化システムの案件に付随する他社製品の販売が減少し、売上高は221,079千円(同51.5%減)となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高は5,938,022千円(同9.8%減)となりました。利益面につきましては、上述に因る減収により、売上総利益は2,780,682千円(同7.6%減)となりました。一方で、検体検査自動化システムにおける採算性の向上、臨床検査試薬の増収、自社製品販売に注力したこと等により、売上総利益率は増加いたしました。販売費及び一般管理費につきましては、業務委託の減少等により研究開発費が減少いたしました。その結果、営業利益は78,585千円(同63.6%減)、経常利益は76,985千円(同62.1%減)となりました。また、湘南工場から江刺工場新棟への製造設備移転費用(22,487千円)及びセンサーの製造工程自動化装置の製造業務委託中止による業務委託契約解約損(40,293千円)等を特別損失として70,419千円計上したことにより、四半期純利益は3,234千円(同97.9%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、724,308千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 従業員数
当第3四半期累計期間において、当社は従業員数が前事業年度末と比較して60名増加し、426名となりました。これは主に人事制度の改正により、有期雇用準社員の一部を無期雇用社員(地域限定正社員)に転換したことによるものであります。