有価証券報告書-第60期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/19 11:44
【資料】
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【項目】
125項目

研究開発活動

当社グループの研究開発部門は、顧客である自動車メーカーが求めるサスペンションやサブフレームの先進設計や先進技術を先駆けて提案し、厳しい競争の中でも確実に受注が実現できるよう日々強力に推進しております。
当連結会計年度においては、当社独自のCAE技術を進化させ最適化設計で、本田技研工業「ステップワゴン」のサブフレームやサスペンションで大幅な軽量化や低コスト化、生産性の向上を実現しました。また、欧米系の自動車メーカーからの受注や、新たな開発案件も著しく増加しており、ゼネラルモータースへの本格参入に伴い、より密度が高くスピードを持った開発を進めるため、前連結会計年度はミシガン州トロイ市に開発オフィスを開設しました。当連結会計年度では、ドイツのデュッセルドルフに開発オフィスを開設し、欧米系自動車会社へのリサーチの拡大と、既顧客との開発コミュニケーションの強化を図っております。
当社の12次中期計画では、「圧倒的競争力を持つシャーシシステムメーカーになる」ことを押し進めております。従来の単体部品から周辺部品も含めた複合で開発し、さらなる軽量化とコスト低減を目指しており、北米の研究開発拠点にロードシミュレーターを導入し、サブフレームやサスペンション単体から、車のシャーシ全体で開発、解析、評価し、提案できるよう稼働を開始しております。
当連結会計年度における研究開発費は、一般管理費に計上した3,356百万円であり、地域別セグメントでは日本1,316百万円、北米1,509百万円、アジア529百万円となりました。