有価証券報告書-第32期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 9:43
【資料】
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【項目】
96項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による積極的な金融政策及び財政政策を背景として、企業収益の改
善や設備投資・雇用環境の改善が見られるなど、緩やかな回復基調となっております。しかし、急激な円安に伴う
輸入価格の上昇や海外景気の下振れなど、わが国の景気を下押しするリスクに留意が必要な状況となっておりま
す。
当社グループの属する医療関連業界におきましては、長期的視点で、質の高い医療が提供される診療報酬体系の
在り方の検討も含め、医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実等へ取り組みがなされ、その一環とし
て、診療報酬改定が行われております。医療を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況にあると言え、関連各企業に
おきましては、強く効率化の推進が必要とされる状況にあります。
このような事業環境下におきまして、当連結会計年度の連結売上高は14,850,163千円(前年同期比2.2%増)、連結営業利益は3,436,486千円(同9.3%増)、連結経常利益は3,481,038千円(同7.4%増)、連結当期純利益は
2,184,414千円(同12.2%増)となりました。
当社の商品区分である品目別の売上高は以下のとおりであります。
人工透析類におきましては、5,229,337千円(前年同期比3.9%減)となりました。静脈留置針類におきまして
は、4,209,253千円(同3.8%増)となりました。アンギオ類におきましては、5,371,180千円(同7.4%増)となり
ました。
(注)当社グループは、医療機器の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略し
ております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、以下に記載のキャッシュ・フローにより、前連結会計年度末に比べ1,535,238千円減少し、当連結会計年度末には10,210,264千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,583,656千円(前年同期比13.8%減)となりました。内訳の主なものは、税金等調整前当期純利益3,496,270千円と、法人税等の支払額1,437,037千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,016,318千円(前年同期比5.1%減)となりました。内訳の主なものは、有形固定資産の取得による支出であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3,117,508千円(前年同期比505.9%増)となりました。内訳は、自己株式の取得による支出と配当金の支払額であります。