四半期報告書-第24期第3四半期(令和3年2月1日-令和3年4月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当社グループは「医薬」(Pharmaceuticals)と「食」(Foods)の融合「ファーマフーズ(Pharma Foods)」を実現するため、「Bio Business Triangle」をコンセプトに、「機能性素材(Bio seeds)」「バイオメディカル(Bio medical)」「通信販売(Bio value)」の3事業を主要事業としております。
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せず、3度目の緊急事態宣言が発出されるなど、先行きの不透明な状況が続いております。人々の生活様式の急速な変化及び高齢化社会の進展による人口構造の変化は、健康や美容に対する意識をますます高めております。健康食品や化粧品の販売チャネルは、インターネットやドラッグストアでの販売の増加など、多様化が進展しております。
このような状況においても、当社グループでは、中長期での高成長や企業価値向上を目指して、極めて積極的な事業投資を継続して実行しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、広告宣伝費19,365百万円(前年同期は6,093百万円)、研究開発費354百万円(前年同期は329百万円)の投資を行いました。
その結果、「ニューモⓇ育毛剤」を中心に顧客獲得が進展し、2021年4月末時点の定期顧客件数は791,566件(前年同期は226,922件)となりました。機能性素材の研究においては、頭皮フローラを整えるカクテル成分を開発し、新製品への投入が決まるなど、商品開発力強化につながりました。創薬研究では、田辺三菱製薬株式会社との抗体医薬に関する独占的ライセンス契約締結をきっかけに、当社の抗体作製技術への評価が高まりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、33,748百万円(前年同期は11,112百万円)となりました。育毛剤及び化粧品の販売がけん引し、当社グループ全体では前年同期比203.7%の大幅な増収を達成いたしました。
営業利益は2,633百万円(前年同期は257百万円の営業損失)となりました。通信販売事業におけるビジネスモデルは、高水準の広告宣伝投資を行いながらも、利益の創出ができる構造へと変化しております。その結果、当第3四半期連結会計期間は、四半期の営業利益としては過去最高の2,714百万円を計上いたしました。
また、当第3四半期連結累計期間の経常利益は2,716百万円(前年同期は225百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,553百万円(前年同期は194百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
各四半期別の経営成績の推移は以下のとおりです。
セグメント別の経営成績は次のとおりです。
<バイオメディカル事業>バイオメディカル事業では、当社独自のニワトリ由来抗体作製技術「ALAgeneⓇ technology(アラジンテクノロジー)」及び卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いた創薬事業を行っております。
「ALAgeneⓇ technology」は、従来技術では作製困難な創薬ターゲット分子に対する抗体作製を可能とする、当社の基盤技術であります。本技術を用いて「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」を対象疾患とした抗体医薬の研究開発を行っております。
「自己免疫疾患プロジェクト」においては、2018年10月より2年間、田辺三菱製薬株式会社と抗体医薬に関する共同研究を推進してまいりました。本結果をもとに、当社と田辺三菱製薬株式会社は、2021年1月に独占的ライセンス契約を締結いたしました。今後は、開発段階に応じた開発マイルストンの支払いを受けることとなり、さらに、この抗体医薬品が5兆円にも及ぶ自己免疫疾患に対する抗体医薬市場へ上市された場合、全世界における販売額に応じたロイヤルティと販売マイルストンの支払いを受けることになります。
これに加え、自己免疫疾患に関しては、創薬研究所内に「国際PAD研究センター」を設け、一連のPAD※1関連ターゲットに関する創薬研究を推進し、創薬のパイプライン拡充が順調に進みました。多様な抗体が作製可能となる当社技術は、その有用性が高く評価されております。特に抗PAD2抗体については、ヒト化抗体作製と薬効薬理試験を行っており、国内外の大手製薬企業と提携交渉を進めております。
「悪性腫瘍プロジェクト」においては、抗FSTL1抗体を用いた各種抗腫瘍試験を行うことで、製薬企業との提携交渉を継続しております。
また、当社では卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いて、骨形成に関与する治療薬の研究開発を行っております。
「骨形成プロジェクト」では、卵黄由来の骨形成ペプチド「リプロタイトⓇ」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「平成30年度 難治性疾患実用化研究事業」に、東京大学及び長崎大学との共同研究事業として3年目の選定を受けており、研究開発を行っております。骨形成不全症の治療薬の候補として、「リプロタイトⓇ」の作用機序の解明と、動物モデルでの薬効評価、薬物動態評価を行うことで、製薬企業との提携交渉を継続してまいります。
また、バイオメディカル事業では、新たな創薬ターゲットに対する抗体作製に加え、外部企業からの分析・効能評価試験等を受託するLSI(Life Science Information)事業を行っておりますが、新たな創薬ターゲットの研究開発に注力するため、受託試験の受注を控えたことにより、受託試験が減少いたしました。
これらの結果、バイオメディカル事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は350百万円(前年同期比108.3%増)、セグメント利益は128百万円(前年同期は14百万円のセグメント損失)となりました。
<機能性素材事業>機能性素材事業では、独自の機能性食品素材を研究、開発し、食品メーカー等に販売しております。
当事業が属する機能性表示食品及び健康食品市場は、健康維持、増進への高い意識を背景に、市場規模が拡大しております。
当社の主力商品である「ファーマギャバⓇ」の売上高は、909百万円(前年同期比5.2%減)となりました。機能性表示食品制度における「GABA(ギャバ)」の届出件数は479件(2021年4月末時点)で、引続き第1位の採用実績を維持しており、食品メーカーによるGABAの採用拡大が、トップシェアである当社の「ファーマギャバⓇ」の受注拡大につながっております。
OEM事業の売上高は、573百万円(前年同期比51.3%増)となりました。国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品及びナショナルブランド向けパウチゼリー等が増加いたしました。
骨形成成分である「ボーンペップⓇ」の売上高は、161百万円(前年同期比26.2%減)となりました。国内外の食品メーカー等に、食品及びサプリメントの原料として配合されております。
海外を中心に成長中の美白素材「CerepronⓇ(セレプロン)」の売上高は、38百万円(前年同期比12.6%減)となりました。引続き、中国及び東南アジア地域での販売に注力してまいります。
研究開発では、頭皮の菌バランスに着目したカクテル成分を新たに開発いたしました。数十種類の頭皮環境向け原料の中から、頭皮フローラを整える最適の配合比率を見つけ出すことに成功し、この成分を2021年2月に特許出願いたしました。当社通信販売製品への採用が決まっており、研究開発の成果が迅速に商品開発へとつながる体制となっております。
また、2021年4月に独立行政法人国際協力機構(JICA)と「ベトナム国妊婦の栄養改善に資する葉酸たまごの販売促進にかかる基礎調査」に係る業務委託契約を締結し、同事業を開始いたしました。葉酸の認知程度及び機能性食品に対するニーズや価値観を把握し、将来的には、アジアの大手食品総合企業グループをはじめとした現地商社と販売代理店契約を結び、海外売上の増加を目指してまいります。
以上の結果、機能性素材事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,927百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は494百万円(前年同期比19.0%減)となりました。
<通信販売事業>通信販売事業では、「発明企業の通販事業」として当社独自の機能性素材を配合したサプリメント及び医薬部外品(「タマゴ基地Ⓡ」ブランド)並びに化粧品(「SOGNANDO(ソニャンドⓇ)」ブランド等)の商品を、通信販売の方式で消費者に直接販売又はショッピング専門チャンネルへの卸売販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間においても、広告宣伝を上期に集中投資し、下期で利益回収する「通期黒字化モデル」を継続いたしました。2021年4月末現在の定期顧客件数は、791,566件と高水準を維持しており、この基盤がもたらすリピート購入により、「利益回収の早期化」及び「利益水準の上昇」が続いております。
その結果、当第3四半期連結会計期間では、四半期のセグメント売上高12,567百万円、セグメント利益2,798百万円となりました。
通信販売事業の四半期経営成績の推移
「ニューモⓇ育毛剤」は、テレビ、WEB広告に加え、新聞広告など紙媒体においても顧客獲得に注力し、既存顧客のリピート購入も増加し結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、19,043百万円となりました。
サプリメントの販売では、「ニューモⓇサプリメント」の売上高は2,912百万円となり、育毛剤との同時購入により、顧客単価の向上に寄与しております。また、膝関節サプリメント「タマゴサミンⓇ」の売上高は、2,321百万円となり、利益に寄与しております。
化粧品の販売では、「ヘアボーテⓇ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の販売に注力いたしました。当第3四半期連結会計期間では、CPO※2を重視した新規顧客獲得を行い、2021年4月末時点の定期顧客件数は、104,783件(2021年1月末時点では132,529件)となりました。
以上の結果、通信販売事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、31,469百万円(前年同期比247.9%増)と、前年同期比で大幅な増収となりました。広告宣伝費19,365百万円(前年同期比217.8%増)を計上しましたが、同時に利益回収が大きく進捗した結果、セグメント利益は2,562百万円(前年同期は416百万円のセグメント損失)となりました。
※1 PAD (Peptidylarginine deiminase): 標的タンパクのアルギニンをシトルリン化する酵素。生体内に5種類のPADが存在し、各種疾患との関連が報告されている。
※2 Cost Per Order:顧客1件を獲得するために要した広告宣伝費
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,907百万円増加し、18,003百万円(前期比78.3%増)となりました。これは主に、現金及び預金の増加4,346百万円、通信販売事業の販売拡大等による受取手形及び売掛金の増加1,935百万円、商品及び製品の増加939百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ6,661百万円増加し、11,850百万円(前期比128.4%増)となりました。これは主に、広告宣伝費の増加等による未払金の増加2,994百万円、コミットメントライン契約に基づく借入実行による短期借入金の増加2,500百万円、未払法人税等の増加992百万円、通信販売事業関連製品の製造費用の増加等による支払手形及び買掛金の増加342百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ1,245百万円増加し、6,153百万円(前期比25.4%増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,553百万円及び配当金の支払290百万円による利益剰余金の増加1,263百万円によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更または新たな設定はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更または新たな発生はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、354百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
該当事項はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループを取り巻く事業環境は、「(1)財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金及び設備投資資金については、自己資金、金融機関からの借入金により資金調達を行っております。運転資金は自己資金及び短期借入金を基本としており、設備投資資金は長期借入金を基本としております。
なお、当第3四半期連結会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、5,145百万円となっております。また、当第3四半期連結会計期間の末日における現金及び現金同等物の残高は、7,628百万円となっており、必要な資金は確保されていると認識しております。
(8) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当社グループは「医薬」(Pharmaceuticals)と「食」(Foods)の融合「ファーマフーズ(Pharma Foods)」を実現するため、「Bio Business Triangle」をコンセプトに、「機能性素材(Bio seeds)」「バイオメディカル(Bio medical)」「通信販売(Bio value)」の3事業を主要事業としております。
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せず、3度目の緊急事態宣言が発出されるなど、先行きの不透明な状況が続いております。人々の生活様式の急速な変化及び高齢化社会の進展による人口構造の変化は、健康や美容に対する意識をますます高めております。健康食品や化粧品の販売チャネルは、インターネットやドラッグストアでの販売の増加など、多様化が進展しております。
このような状況においても、当社グループでは、中長期での高成長や企業価値向上を目指して、極めて積極的な事業投資を継続して実行しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、広告宣伝費19,365百万円(前年同期は6,093百万円)、研究開発費354百万円(前年同期は329百万円)の投資を行いました。
その結果、「ニューモⓇ育毛剤」を中心に顧客獲得が進展し、2021年4月末時点の定期顧客件数は791,566件(前年同期は226,922件)となりました。機能性素材の研究においては、頭皮フローラを整えるカクテル成分を開発し、新製品への投入が決まるなど、商品開発力強化につながりました。創薬研究では、田辺三菱製薬株式会社との抗体医薬に関する独占的ライセンス契約締結をきっかけに、当社の抗体作製技術への評価が高まりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、33,748百万円(前年同期は11,112百万円)となりました。育毛剤及び化粧品の販売がけん引し、当社グループ全体では前年同期比203.7%の大幅な増収を達成いたしました。
営業利益は2,633百万円(前年同期は257百万円の営業損失)となりました。通信販売事業におけるビジネスモデルは、高水準の広告宣伝投資を行いながらも、利益の創出ができる構造へと変化しております。その結果、当第3四半期連結会計期間は、四半期の営業利益としては過去最高の2,714百万円を計上いたしました。
また、当第3四半期連結累計期間の経常利益は2,716百万円(前年同期は225百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,553百万円(前年同期は194百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
各四半期別の経営成績の推移は以下のとおりです。
| 前期 | 当期 | ||||
| 前第3四半期 連結会計期間 | 前第4四半期 連結会計期間 | 当第1四半期 連結会計期間 | 当第2四半期 連結会計期間 | 当第3四半期 連結会計期間 | |
| 売上高(百万円) | 4,660 | 4,240 | 8,387 | 12,005 | 13,355 |
| 営業損益(百万円) | 1,328 | 997 | △1,428 | 1,346 | 2,714 |
| 経常損益(百万円) | 1,353 | 1,014 | △1,405 | 1,356 | 2,765 |
セグメント別の経営成績は次のとおりです。
<バイオメディカル事業>バイオメディカル事業では、当社独自のニワトリ由来抗体作製技術「ALAgeneⓇ technology(アラジンテクノロジー)」及び卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いた創薬事業を行っております。
「ALAgeneⓇ technology」は、従来技術では作製困難な創薬ターゲット分子に対する抗体作製を可能とする、当社の基盤技術であります。本技術を用いて「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」を対象疾患とした抗体医薬の研究開発を行っております。
「自己免疫疾患プロジェクト」においては、2018年10月より2年間、田辺三菱製薬株式会社と抗体医薬に関する共同研究を推進してまいりました。本結果をもとに、当社と田辺三菱製薬株式会社は、2021年1月に独占的ライセンス契約を締結いたしました。今後は、開発段階に応じた開発マイルストンの支払いを受けることとなり、さらに、この抗体医薬品が5兆円にも及ぶ自己免疫疾患に対する抗体医薬市場へ上市された場合、全世界における販売額に応じたロイヤルティと販売マイルストンの支払いを受けることになります。
これに加え、自己免疫疾患に関しては、創薬研究所内に「国際PAD研究センター」を設け、一連のPAD※1関連ターゲットに関する創薬研究を推進し、創薬のパイプライン拡充が順調に進みました。多様な抗体が作製可能となる当社技術は、その有用性が高く評価されております。特に抗PAD2抗体については、ヒト化抗体作製と薬効薬理試験を行っており、国内外の大手製薬企業と提携交渉を進めております。
「悪性腫瘍プロジェクト」においては、抗FSTL1抗体を用いた各種抗腫瘍試験を行うことで、製薬企業との提携交渉を継続しております。
また、当社では卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いて、骨形成に関与する治療薬の研究開発を行っております。
「骨形成プロジェクト」では、卵黄由来の骨形成ペプチド「リプロタイトⓇ」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「平成30年度 難治性疾患実用化研究事業」に、東京大学及び長崎大学との共同研究事業として3年目の選定を受けており、研究開発を行っております。骨形成不全症の治療薬の候補として、「リプロタイトⓇ」の作用機序の解明と、動物モデルでの薬効評価、薬物動態評価を行うことで、製薬企業との提携交渉を継続してまいります。
また、バイオメディカル事業では、新たな創薬ターゲットに対する抗体作製に加え、外部企業からの分析・効能評価試験等を受託するLSI(Life Science Information)事業を行っておりますが、新たな創薬ターゲットの研究開発に注力するため、受託試験の受注を控えたことにより、受託試験が減少いたしました。
これらの結果、バイオメディカル事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は350百万円(前年同期比108.3%増)、セグメント利益は128百万円(前年同期は14百万円のセグメント損失)となりました。
<機能性素材事業>機能性素材事業では、独自の機能性食品素材を研究、開発し、食品メーカー等に販売しております。
当事業が属する機能性表示食品及び健康食品市場は、健康維持、増進への高い意識を背景に、市場規模が拡大しております。
当社の主力商品である「ファーマギャバⓇ」の売上高は、909百万円(前年同期比5.2%減)となりました。機能性表示食品制度における「GABA(ギャバ)」の届出件数は479件(2021年4月末時点)で、引続き第1位の採用実績を維持しており、食品メーカーによるGABAの採用拡大が、トップシェアである当社の「ファーマギャバⓇ」の受注拡大につながっております。
OEM事業の売上高は、573百万円(前年同期比51.3%増)となりました。国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品及びナショナルブランド向けパウチゼリー等が増加いたしました。
骨形成成分である「ボーンペップⓇ」の売上高は、161百万円(前年同期比26.2%減)となりました。国内外の食品メーカー等に、食品及びサプリメントの原料として配合されております。
海外を中心に成長中の美白素材「CerepronⓇ(セレプロン)」の売上高は、38百万円(前年同期比12.6%減)となりました。引続き、中国及び東南アジア地域での販売に注力してまいります。
研究開発では、頭皮の菌バランスに着目したカクテル成分を新たに開発いたしました。数十種類の頭皮環境向け原料の中から、頭皮フローラを整える最適の配合比率を見つけ出すことに成功し、この成分を2021年2月に特許出願いたしました。当社通信販売製品への採用が決まっており、研究開発の成果が迅速に商品開発へとつながる体制となっております。
また、2021年4月に独立行政法人国際協力機構(JICA)と「ベトナム国妊婦の栄養改善に資する葉酸たまごの販売促進にかかる基礎調査」に係る業務委託契約を締結し、同事業を開始いたしました。葉酸の認知程度及び機能性食品に対するニーズや価値観を把握し、将来的には、アジアの大手食品総合企業グループをはじめとした現地商社と販売代理店契約を結び、海外売上の増加を目指してまいります。
以上の結果、機能性素材事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,927百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は494百万円(前年同期比19.0%減)となりました。
<通信販売事業>通信販売事業では、「発明企業の通販事業」として当社独自の機能性素材を配合したサプリメント及び医薬部外品(「タマゴ基地Ⓡ」ブランド)並びに化粧品(「SOGNANDO(ソニャンドⓇ)」ブランド等)の商品を、通信販売の方式で消費者に直接販売又はショッピング専門チャンネルへの卸売販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間においても、広告宣伝を上期に集中投資し、下期で利益回収する「通期黒字化モデル」を継続いたしました。2021年4月末現在の定期顧客件数は、791,566件と高水準を維持しており、この基盤がもたらすリピート購入により、「利益回収の早期化」及び「利益水準の上昇」が続いております。
その結果、当第3四半期連結会計期間では、四半期のセグメント売上高12,567百万円、セグメント利益2,798百万円となりました。
通信販売事業の四半期経営成績の推移

「ニューモⓇ育毛剤」は、テレビ、WEB広告に加え、新聞広告など紙媒体においても顧客獲得に注力し、既存顧客のリピート購入も増加し結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、19,043百万円となりました。
サプリメントの販売では、「ニューモⓇサプリメント」の売上高は2,912百万円となり、育毛剤との同時購入により、顧客単価の向上に寄与しております。また、膝関節サプリメント「タマゴサミンⓇ」の売上高は、2,321百万円となり、利益に寄与しております。
化粧品の販売では、「ヘアボーテⓇ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の販売に注力いたしました。当第3四半期連結会計期間では、CPO※2を重視した新規顧客獲得を行い、2021年4月末時点の定期顧客件数は、104,783件(2021年1月末時点では132,529件)となりました。
以上の結果、通信販売事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、31,469百万円(前年同期比247.9%増)と、前年同期比で大幅な増収となりました。広告宣伝費19,365百万円(前年同期比217.8%増)を計上しましたが、同時に利益回収が大きく進捗した結果、セグメント利益は2,562百万円(前年同期は416百万円のセグメント損失)となりました。
※1 PAD (Peptidylarginine deiminase): 標的タンパクのアルギニンをシトルリン化する酵素。生体内に5種類のPADが存在し、各種疾患との関連が報告されている。
※2 Cost Per Order:顧客1件を獲得するために要した広告宣伝費
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,907百万円増加し、18,003百万円(前期比78.3%増)となりました。これは主に、現金及び預金の増加4,346百万円、通信販売事業の販売拡大等による受取手形及び売掛金の増加1,935百万円、商品及び製品の増加939百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ6,661百万円増加し、11,850百万円(前期比128.4%増)となりました。これは主に、広告宣伝費の増加等による未払金の増加2,994百万円、コミットメントライン契約に基づく借入実行による短期借入金の増加2,500百万円、未払法人税等の増加992百万円、通信販売事業関連製品の製造費用の増加等による支払手形及び買掛金の増加342百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ1,245百万円増加し、6,153百万円(前期比25.4%増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,553百万円及び配当金の支払290百万円による利益剰余金の増加1,263百万円によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更または新たな設定はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更または新たな発生はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、354百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
該当事項はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループを取り巻く事業環境は、「(1)財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金及び設備投資資金については、自己資金、金融機関からの借入金により資金調達を行っております。運転資金は自己資金及び短期借入金を基本としており、設備投資資金は長期借入金を基本としております。
なお、当第3四半期連結会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、5,145百万円となっております。また、当第3四半期連結会計期間の末日における現金及び現金同等物の残高は、7,628百万円となっており、必要な資金は確保されていると認識しております。
(8) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。