四半期報告書-第154期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/08 15:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
41項目
15 後発事象
当第2四半期の四半期報告書提出日である2021年11月8日現在における重要な後発事象は以下のとおりであり
ます。
当社は、当社グループの100%子会社で、当社の特定子会社となっているチリ共和国におけるInversiones SC
Sierra Gorda Limitada(以下「持株会社」)を通じて、同国におけるシエラゴルダ銅鉱山の運営会社に対して
出資をし、シエラゴルダ銅鉱山の安定操業・運営に注力してまいりました(運営会社に対する当社グループ
間接持分は13.5%)。
今般、当社は、2021年10月13日開催の経営会議において、豪州を中心に世界でアルミ、石炭、マンガン、ニッ
ケルなどの事業を展開するSouth32 Limited(以下「South32社」)に対して、当社の保有する持株会社に対する
全出資持分を譲渡することを決議し、翌10月14日付でSouth32社との間で持分譲渡契約を締結いたしました。
なお、運営会社に対しては、当社の100%子会社であるSC Sierra Gorda Finance B.V. (以下「融資会社」)経
由、融資を行っておりますが、融資会社についても当社の全出資持分をSouth32社に譲渡いたします。
譲渡価額は、持株会社および融資会社の合計で約510百万米ドル(注)となっております。また、本譲渡は、譲渡契約において合意している一定の前提条件の充足や、必要な許認可の取得をもって、2022年3月の譲渡完了
を予定しており、本譲渡完了後、持株会社は当社の特定子会社ではなくなります。
なお、当社連結決算における業績への影響は約300億円の利益を見込んでおります。
(注) 譲渡価額は、譲渡相手先との間で合意した日を基準としたシエラゴルダ銅鉱山運営会社の企業価値を前提
にしており、譲渡実行日において、予め譲渡相手先との間で合意した価格調整を行った上で最終的な譲渡
価額が確定します。
また、譲渡価額に加えて、譲渡実行後、2025年末までに銅価格および生産量について一定の条件が充足さ
れた場合に、追加で最大150百万米ドルを受領することで合意をしております。