四半期報告書-第95期第1四半期(平成26年1月1日-平成26年3月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1) 財政状態
当第1四半期連結会計期間においては、MOCマーケティング株式会社の発行済株式の95.5%の取得に伴う連結範囲の変更による影響がありました。当第1四半期連結会計期間末の総資産は、新たに連結子会社となったMOCマーケティング株式会社及び極東石油工業合同会社の資産が加わったことが主な要因となり、前連結会計年度末比で1,186億円増加し、1兆5,277億円となりました。負債は同様に連結範囲の変更による影響及び借入金や社債等の増加により、前連結会計年度末比で1,353億円増加し、1兆2,498億円となりました。純資産は、前連結会計年度末比で167億円減少し、2,779億円となりました。
(2) 経営成績
当第1四半期連結累計期間の連結売上高は、主に製品価格の上昇や、石油化学製品の販売数量の増加が、石油製品の販売数量の減少を上回り、前年同期比238億円増加(+3.0%)して8,214億円となりました。連結営業損益は、主に低調な石油製品マ-ジンの影響に加え、前期の利益を押し上げる要因であった在庫評価益が減少し、136億円(前年同期比563億円減)の損失となりました。
また、連結経常損益は持分法適用会社からの投資利益、為替差損、及び支払利息等の営業外損益をあわせて143億円(前年同期比558億円減)の損失となりました。連結四半期純損益は、特別損益及び法人税の調整等の結果、107億円(前年同期比359億円減)の損失となりました。
営業損益から、のれんの償却費を除いた各セグメントの損益は以下のとおりです。
① 石油事業
石油事業のセグメント利益は171億円(前年同期比554億円減)の損失となりました。在庫評価益2億円(前年同期比245億円減)の影響を除いた当期のセグメント利益は、低調な石油製品マージンの影響により173億円(前年同期比309億円減)の損失となりました。
② 石油化学事業
石油化学事業のセグメント利益は77億円(前年同期比9億円減)となりました。在庫評価損1億円(前年同期では在庫評価益11億円)の影響を除いた当期のセグメント利益は、芳香族類のマ-ジンが下落したものの、好調なオレフィン類のマージン環境に支えられたことにより78億円(前年同期では76億円)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比で305億円増加し、492億円となりました。各キャッシュ•フローの状況及び主要な増減要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、461億円の純支出(前年同期では92億円の純支出)となりました。これは主に、3カ月間に4カ月分の揮発油税等の支払いが行われたこと等を含む未払金の減少や税金等調整前四半期純損失などによる資金減少要因が、運転資本の減少などによる資金増加要因を上回ったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、291億円の純支出(前年同期では18億円の純支出)となりました。これは主に、MOCマーケティング株式会社の株式を取得したことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,057億円の純収入(前年同期では509億円の純収入)となりました。これは主に、営業活動によるキャッシュ・フローが純支出になったことにより、またMOCマーケティング株式会社の株式取得のための資金調達を目的として、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の総額は2億円となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第1四半期連結累計期間における当社グループの従業員数(就業人員数)は、MOCマーケティング株式会社、極東石油工業合同会社及び東洋石油販売株式会社が新たに当社の連結子会社となったこと等により、前連結会計年度末比で540名増加しました。
(7) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、MOCマーケティング株式会社及び極東石油工業合同会社を新たに当社の連結子会社としたことにより、同社が所有するすべての資産を当社の国内子会社の主要な設備の範囲に含めております。
平成26年3月31日現在
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
当第1四半期連結会計期間においては、MOCマーケティング株式会社の発行済株式の95.5%の取得に伴う連結範囲の変更による影響がありました。当第1四半期連結会計期間末の総資産は、新たに連結子会社となったMOCマーケティング株式会社及び極東石油工業合同会社の資産が加わったことが主な要因となり、前連結会計年度末比で1,186億円増加し、1兆5,277億円となりました。負債は同様に連結範囲の変更による影響及び借入金や社債等の増加により、前連結会計年度末比で1,353億円増加し、1兆2,498億円となりました。純資産は、前連結会計年度末比で167億円減少し、2,779億円となりました。
(2) 経営成績
当第1四半期連結累計期間の連結売上高は、主に製品価格の上昇や、石油化学製品の販売数量の増加が、石油製品の販売数量の減少を上回り、前年同期比238億円増加(+3.0%)して8,214億円となりました。連結営業損益は、主に低調な石油製品マ-ジンの影響に加え、前期の利益を押し上げる要因であった在庫評価益が減少し、136億円(前年同期比563億円減)の損失となりました。
また、連結経常損益は持分法適用会社からの投資利益、為替差損、及び支払利息等の営業外損益をあわせて143億円(前年同期比558億円減)の損失となりました。連結四半期純損益は、特別損益及び法人税の調整等の結果、107億円(前年同期比359億円減)の損失となりました。
営業損益から、のれんの償却費を除いた各セグメントの損益は以下のとおりです。
① 石油事業
石油事業のセグメント利益は171億円(前年同期比554億円減)の損失となりました。在庫評価益2億円(前年同期比245億円減)の影響を除いた当期のセグメント利益は、低調な石油製品マージンの影響により173億円(前年同期比309億円減)の損失となりました。
石油事業セグメント損益 前年同四半期比較 | (単位:億円) |
項 目 | 平成25年 第1四半期 累計期間 | 平成26年 第1四半期 累計期間 | 増減額 |
セグメント利益(△損失) | 383 | △171 | △554 |
在庫評価益 | 246 | 2 | △245 |
在庫評価益を除くセグメント利益(△損失) | 136 | △173 | △309 |
② 石油化学事業
石油化学事業のセグメント利益は77億円(前年同期比9億円減)となりました。在庫評価損1億円(前年同期では在庫評価益11億円)の影響を除いた当期のセグメント利益は、芳香族類のマ-ジンが下落したものの、好調なオレフィン類のマージン環境に支えられたことにより78億円(前年同期では76億円)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比で305億円増加し、492億円となりました。各キャッシュ•フローの状況及び主要な増減要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、461億円の純支出(前年同期では92億円の純支出)となりました。これは主に、3カ月間に4カ月分の揮発油税等の支払いが行われたこと等を含む未払金の減少や税金等調整前四半期純損失などによる資金減少要因が、運転資本の減少などによる資金増加要因を上回ったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、291億円の純支出(前年同期では18億円の純支出)となりました。これは主に、MOCマーケティング株式会社の株式を取得したことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,057億円の純収入(前年同期では509億円の純収入)となりました。これは主に、営業活動によるキャッシュ・フローが純支出になったことにより、またMOCマーケティング株式会社の株式取得のための資金調達を目的として、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の総額は2億円となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第1四半期連結累計期間における当社グループの従業員数(就業人員数)は、MOCマーケティング株式会社、極東石油工業合同会社及び東洋石油販売株式会社が新たに当社の連結子会社となったこと等により、前連結会計年度末比で540名増加しました。
(7) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、MOCマーケティング株式会社及び極東石油工業合同会社を新たに当社の連結子会社としたことにより、同社が所有するすべての資産を当社の国内子会社の主要な設備の範囲に含めております。
平成26年3月31日現在
会社名 事業所名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の 内容 | 帳簿価額(百万円) | ||||
建物、構築物 及び油槽 | 機械装置 及び運搬具 | 土地 (面積㎡) | 工具、器具及び備品 | 合計 | ||||
MOC マーケティング(株) | 東京都 千代田区 | 石油事業 | 販売・給油設備、他 | 4,034 | 1,292 | 9,546 (101,564) | 102 | 14,975 |
極東石油工業(同) | 千葉県 市原市 | 石油事業 石油化学事業 | 精製設備 製造設備 | 5,693 | 5,434 | 22,289 (1,519,191) | 170 | 33,588 |
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。