有価証券報告書-第91期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/25 13:42
【資料】
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【項目】
148項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営の基本方針
当社グループの企業理念は、存在理念、経営理念、行動理念から構成されております。その中核である「存在理
念」の中に謳っておりますとおり、当社グループは「次代の生活品質を追求するビジネスプロデューサー」とし
て、「株主」「取引先」「従業員」等すべての当事者の信頼と期待に応え、その幸せを実現することを経営の基本
方針としております。
(2)経営戦略と対処すべき課題
当連結会計年度は、2020年ビジョン「ニッチな分野でグローバルに独自の機能を提供する事業創造型商社として
社会に貢献する」のもと策定された、3か年(2018-2020)の中期経営計画の最終年度にあたりました。しかしなが
ら、新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済への影響が不透明であることから次期中期経営計画の策定を1
年見送ることといたしました。したがい、次期中期経営計画につきましては、2022年度を初年度とする3か年計画
とし、感染症の影響を見定めたうえで2021年度中に策定いたします。新たな中期経営計画においては、前中期経営
計画の①世界で稼ぐ力の強化徹底、②当社主導ビジネスモデルの深耕、③重点事業・新規事業への経営資源投入、
④グループ連携の強化の4つの基本方針を踏襲しつつも、感染症収束後の環境の変化を事業ポートフォリオを転換
するチャンスと捉え、当社グループのさらなる「進化と成長」を目指し、「環境」「生活・健康」「エネルギー」
分野における事業の育成・拡大に向けて、施策を織り込んでまいります。
なお、新たな中期経営計画につきましては、策定次第、あらためて公表いたします。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等
当連結会計年度を最終年度とする中期経営計画(2018-2020)については、新型コロナウイルス感染症の影響によ
り、わが国経済および事業環境が極めて不安定な状況にあることなどから、2020年8月3日に最終年度の業績数値目
標を変更いたしましたが、高付加価値商材への取り組みを強化し、利益率を改善したことなどにより変更後の目標
を達成することができました。
2021年3月期
(当初目標)
2021年3月期
(変更後目標)
2021年3月期
(実績)
売上高1,400億円1,100億円1,163億円
親会社株主に帰属する当期純利益15億円13億円20億円
ROE(自己資本当期純利益率)8.0%8.0%9.5%
ROA(総資産当期純利益率)3.0%3.0%3.4%

次期中期経営計画につきましては、策定を1年見送り、2022年度を初年度とする3か年計画を策定することといた
しました。その中期経営計画において新たな目標数値も設定する予定です。