有価証券報告書-第110期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/17 13:34
【資料】
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【項目】
206項目
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、各事業におけるバリューチェーンでの位置付けと、主たる担当業界を基礎として報告セグメントを区分しており、バリューチェーンの川上に位置する「機能素材」セグメント、次の段階にポジションを置く「加工材料」セグメント、主たる担当業界で機能を発揮する「電子・エネルギー」セグメント、「モビリティ」セグメント、「生活関連」セグメントの5つを報告セグメントとしております。
報告セグメントごとの主な取り扱い商品・製品および提供するサービスは次のとおりであります。
「機能素材」セグメントは、塗料・インキ、顔料・添加剤関連、樹脂、ウレタンフォーム、有機合成、界面活性剤、エレクトロニクスケミカル、情報印刷関連材料、通信機材、水処理関係、金属加工、樹脂/フィルム加工、文具、機能性フィルム・シート、衛生材料等の業界に対して、主な商品として塗料・インキ、染料、顔料、添加剤、加工顔料、分散体、機能性色素、感熱紙材料、トナー・インクジェット材料、接着剤用原料、ウレタン原料・副資材、樹脂原料、樹脂添加剤、油剤原料、水処理関連原材料、界面活性剤原料、フッ素ケミカル、封止材原料、5G関連素材、シリコーン原料、環境ソリューション・環境関連商材、焼結金属フィルター、導電塗料等を販売しております。
「加工材料」セグメントは、OA機器、家電、電機電子、携帯電話、ゲーム、パッケージ、コスメティック、建材等の業界に対して、主な商品として熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、合成樹脂製品、樹脂成形機・金型等を販売しております。
「電子・エネルギー」セグメントは、半導体、電子部品、AR/VR、環境エネルギー、3Dプリンティング、重電・弱電、HDD、車載・航空機関連、ディスプレイ、タッチパネル、住宅、照明、再生エネルギー、大型商業施設等の業界に対して、主な商品として変性エポキシ樹脂、フッ素製品、精密研磨材料、半導体アセンブリ材料および装置、接着・封止材料、ディスプレイパネル用部材および装置、ディスプレイ製造工程用薬液管理装置、低温・真空機器、液状態分析装置、LED、3Dプリンティング関連商材、太陽光パネル等を販売しております。
「モビリティ」セグメントは、モビリティ全般および関連業界に対して、主な商品として合成樹脂全般、二次電池用素材、内外装用素材、機能部品用素材、電動化用製品、センサー部品、車内エレクトロニクス用製品、車載ディスプレイ関連部材、自動運転用製品等を販売しております。
「生活関連」セグメントは、医薬、食品・飲料、化粧品、農業、トイレタリー、ヘルスケア等の業界に対して、主な商品として医薬原料、研究用試薬、診断薬、食品素材、食品添加物、酵素等加工助剤、スポーツニュートリション、プレミックス、化粧品原料、化粧品添加物、界面活性剤、農業・水産・畜産関連材料を販売しており、主なサービスとしてエンドトキシン除去、放射線測定を提供しております。また、最終消費者に対して、化粧品、健康食品、美容食品等を 販売しております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」
における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益であります。セグメント間の内部収益および振替高は市場実勢価格に基づいております。
当連結会計年度より、報告セグメントの業績をより適切に反映させるために、全社費用の配賦方法を変更しております。なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の配賦方法に基づき作成したものを記載しております。
また、固定資産については、報告セグメントに配分しておりませんが、関連する費用については合理的な基準に基づき、該当するセグメントに配分しております。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注)1
合計全社
(注)2
調整額
(注)3
連結
財務諸表
計上額
(注)4
機能素材加工材料電子・エネルギーモビリティ生活関連
売上高
外部顧客への売上高146,804198,543144,758132,117277,779900,003146900,149--900,149
セグメント間の内部売上高又は振替高1,7097923,0682,7984718,8397,25116,090-△16,090-
148,513199,335147,826134,915278,251908,8427,398916,240-△16,090900,149
セグメント利益又は損失(△)6,1585,3138,8523,6148,00631,9467932,025△1,93752930,618
セグメント資産131,559104,39484,08774,881245,132640,0563,142643,198203,748△54,610792,336
その他の項目
減価償却費9167251,8033887,29111,1261811,1452,853-13,998
のれんの償却額143-54-2,4292,627-2,627--2,627
のれんの未償却残高1,992-444-25,44727,884-27,884--27,884
持分法適用会社への投資額2,6491,1282,9941,3323,35111,45611111,567-△411,563
有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,2621,1593,1893254,36710,3046010,3649,648-20,012

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。
2.「全社」におけるセグメント利益又は損失(△)は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない費用であります。また、「全社」におけるセグメント資産は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない資産であります。なお、「全社」セグメントにおける減価償却費は報告セグメント毎に配分していないものの、「全社」以外のセグメントで発生した減価償却費は他の費用と合算した上で報告セグメントに配分しております。
3.調整額はすべてセグメント間取引消去によるものであります。
4.セグメント利益又は損失(△)の合計の金額に、「全社」および調整額を加えた額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注)1
合計全社
(注)2
調整額
(注)3
連結
財務諸表
計上額
(注)4
機能素材加工材料電子・エネルギーモビリティ生活関連
売上高
外部顧客への売上高153,746210,627161,315132,091287,079944,860101944,961--944,961
セグメント間の内部売上高又は振替高1,2157832,2212,0284916,7407,04613,787-△13,787-
154,962211,411163,536134,120287,570951,6017,147958,749-△13,787944,961
セグメント利益9,2136,68412,3024,2383,42335,86223936,1022,44353339,078
セグメント資産123,699110,11784,96168,727262,916650,4223,824654,246211,926△58,029808,143
その他の項目
減価償却費7627781,9972287,71311,4796811,5483,781-15,329
のれんの償却額151-57-2,5132,722-2,722--2,722
のれんの未償却残高1,819-382-23,19825,400-25,400--25,400
持分法適用会社への投資額2,6851,0112,7651,4253,53311,42212211,544-△311,541
有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,2691,2912,8116773,98710,03743910,4765,733-16,209

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。
2.「全社」におけるセグメント利益は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない損益であります。また、「全社」におけるセグメント資産は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない資産であります。なお、「全社」セグメントにおける減価償却費は報告セグメント毎に配分していないものの、「全社」以外のセグメントで発生した減価償却費は他の費用と合算した上で報告セグメントに配分しております。
3.調整額はすべてセグメント間取引消去によるものであります。
4.セグメント利益の合計の金額に、「全社」および調整額を加えた額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
1 製品およびサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
当社グループの売上高は、主に顧客との契約から認識された収益であり、各報告セグメントの売上高を地域別に分解した場合の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注)3
合計構成
比率
(%)
機能素材加工材料電子・
エネルギー
モビリティ生活関連
日本64,93334,69456,44242,16370,490146268,87229.9
グレーターチャイナ17,88196,35659,80331,7243,866-209,63223.3
アセアン34,19860,5867,40337,6656,200-146,05316.2
米州22,8474,5098,88018,716123,756-178,71019.9
欧州5,8991,1334,0211,56273,068-85,6859.5
その他1,0441,2638,206285396-11,1961.2
顧客との契約から生じる収益146,804198,543144,758132,117277,779146900,149100.0
外部顧客への売上高146,804198,543144,758132,117277,779146900,149100.0

(注)1.売上高は当社および連結子会社の所在地を基礎として、国または地域別に表示しております。
2.日本以外の区分に属する主な国または地域
(1)グレーターチャイナ・・・中国、香港、台湾
(2)アセアン・・・・・・・・タイ、ベトナム、インドネシア
(3)米州・・・・・・・・・・米国、メキシコ
(4)欧州・・・・・・・・・・英国、ドイツ
(5)その他・・・・・・・・・韓国
3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)

日本米州その他合計
58,94321,4586,99087,392

3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
1 製品およびサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
当社グループの売上高は、主に顧客との契約から認識された収益であり、各報告セグメントの売上高を地域別に分解した場合の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注)3
合計構成
比率
(%)
機能素材加工材料電子・
エネルギー
モビリティ生活関連
日本71,23735,79556,72641,57472,169101277,60529.4
グレーターチャイナ19,66594,77469,57928,9374,561-217,51723.0
アセアン31,59872,46510,42838,8427,257-160,59317.0
米州22,7674,42710,19020,910128,606-186,90219.8
欧州7,4271,2815,3511,54074,077-89,6789.5
その他1,0481,8839,038286408-12,6641.3
顧客との契約から生じる収益153,746210,627161,315132,091287,079101944,961100.0
外部顧客への売上高153,746210,627161,315132,091287,079101944,961100.0

(注)1.売上高は当社および連結子会社の所在地を基礎として、国または地域別に表示しております。
2.日本以外の区分に属する主な国または地域
(1)グレーターチャイナ・・・中国、香港、台湾
(2)アセアン・・・・・・・・タイ、ベトナム、インドネシア
(3)米州・・・・・・・・・・米国、メキシコ
(4)欧州・・・・・・・・・・英国、ドイツ
(5)その他・・・・・・・・・韓国
3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)

日本米州その他合計
62,85821,0727,74091,671

3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他全社・消去合計
機能素材加工材料電子・エネルギーモビリティ生活関連
減損損失2,276----2,276--2,276

(注) 「機能素材」セグメントにおけるカラーフォーマー製造事業に係る事業用資産等について、収益性の悪化に伴い、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、2,276百万円の減損損失を計上いたしました。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他全社・消去合計
機能素材加工材料電子・エネルギーモビリティ生活関連
減損損失----1,1731,173--1,173

(注) 「生活関連」セグメントにおける米国での医薬、香粧品原料の販売事業に係るのれん等について、当初想定した収益が見込めなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、1,173百万円の減損損失を計上いたしました。
【報告セグメントごとののれんの償却額および未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
該当事項はありません。