有価証券報告書-第114期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、景気は緩やかに回復基調で推移したものの、米国の政治動向や北朝鮮情勢への懸念などから、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループは、平成29年6月28日にRIZAPグループ株式会社に対し第三者割当による新株式を発行し、RIZAPグループとのシナジーを最大限活かし、当社グループの体質強化と成長を実現するための構造改革を実施しております。加えて「成長戦略推進のための基盤づくり」をテーマに、各事業のSWOT分析に基づき、強みを伸ばし、弱みを解消するべく、事業ごとのKPIの設定及びPCDAサイクルの円滑な進捗を行うことで、収益体質への一層の転換を図っていく方針であります。
今後の成長が見込める事業強化の一環として、平成29年7月に洋装事業において、田園調布発のアパレルブランドとして百貨店・専門店を中心に認知度の高い「馬里邑」ブランドを取り扱う馬里邑事業部を新設いたしました。この事業は、既存事業では扱いの少ないオリジナル商品を展開しており、独自性の高い差別化された事業として、今後収益に貢献するものと考えております。既存事業では、和装事業において事業所の統廃合やRIZAPグループとの人事交流等により、固定費を圧縮するとともに、在庫の再評価を実施し、適正化を図りました。また、RIZAPグループ企業との協業で新商品の開発に取り掛かりました。加えて子会社吉利において、事業所の統廃合、オペレーションの見直し、在庫の圧縮等を行うなど様々な収益改善策を実行いたしました。洋装事業では、事業環境が厳しく、収益改善が難しいと判断いたしましたタケオニシダ事業を譲渡することで、収益性を向上させることになりました。意匠撚糸事業では、特に中国現地法人において、直販比率を上げることで、収益性を向上させる取り組みを行っております。
この結果、当連結会計年度の財政状態と経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億9百万円増加し、63億69百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18百万円減少し、16億19百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億28百万円増加し、47億50百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高77億3百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益68百万円(同21.0%減)、経常利益56百万円(同47.8%減)、親会社に帰属する当期純利益1億円(同15.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
和装事業は、売上高19億1百万円(同15.3%減)、セグメント損失39百万円(前年同期はセグメント利益6百万円)となりました。
寝装事業は、売上高5億71百万円(同8.1%減)、セグメント利益23百万円(同23.3%減)となりました。
洋装事業は、売上高30億53百万円(同25.6%増)、セグメント利益1億16百万円(前年同期はセグメント利益4百万円)となりました。
意匠撚糸事業は、売上高21億77百万円(同0.4%減)、セグメント利益は1億73百万円(同13.2%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益が1億9百万円(前年同期比3.8%減)となりましたが、新株式発行による収入等により前連結会計年度に比べ15億88百万円増加いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は、4億80百万円(前年同期は1億20百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1億9百万円、売上債権の増加2億8百万円、たな卸資産の増加5億15百万円、仕入債務の増加1億90百万円のよるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、増加した資金は、5億21百万円(前年同期は19百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入2億89百万円、長期預け金の減少1億58百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は、15億47百万円(前年同期は4億59百万円の減少)となりました。これは主に、新株式の発行による収入19億15百万円、短期借入金返済1億95百万円、配当金の支払い1億5百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.和装事業及び寝装事業については生産活動を伴わないため記載しておりません。
b.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.「洋装事業」セグメントの主な変動理由は、馬里邑事業部を新設したことによるものであります。
c.受注実績
当社グループは主として見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の商品販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.「洋装事業」セグメントの主な変動理由は、馬里邑事業部を新設したことによるものであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億9百万円増加の63億69百万円となりました。
流動資産は、58億38百万円(前連結会計年度末は35億3百万円)となりました。これは平成29年6月28日にRIZAPグループ株式会社に対し第三者割当による新株式の発行や新たに馬里邑事業部を新設したことにより、現金及び預金が15億88百万円、受取手形及び売掛金が1億69百万円、商品及び製品が5億41百万円増加したことによるものであります。
固定資産は、5億31百万円(前連結会計年度末は9億57百万円)となりました。これは主に資産の売却等により、土地が1億70百万円、長期預け金が1億58百万円減少したことによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18百万円減少の16億19百万円(前連結会計年度末は16億38百万円)となりました。
流動負債は、15億71百万円(前連結会計年度末は15億68百万円)となり、3百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が1億18百万円、電子記録債務75百万円、賞与引当金15百万円増加し、短期借入金が1億95百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、48百万円(前連結会計年度末は69百万円)となり、21百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が15百万円減少したことによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億28百万円増加の47億50百万円(前連結会計年度末は28億21百万円)となりました。これは主に、新株式発行による資本金9億62百万円及び資本剰余金9億62百万円の増加と親会社株主に帰属する当期純利益1億円、剰余金の配当1億6百万円によるものであります。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、馬里邑事業部の新設などにより、前連結会計年度に比べ2.9%増の77億3百万円となりました。そのうち、和装事業売上高は15.3%減の19億1百万円、寝装事業売上高は8.1%減の5億71百万円、洋装事業売上高は25.6%増の30億53百万円、意匠撚糸事業売上高は0.4%減の21億77百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、馬里邑事業部の新設などにより、前連結会計年度に比べ3.6%増の52億72百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、馬里邑事業部の新設などにより、前連結会計年度に比べ2.2%増の23億62百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ15.8%増の1億円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える大きな要因とは、市場動向、原材料費動向、消費動向、取引先各社の業績、事故・災害等があります。
市場動向については、当社グループが関連する市場の多くにおいて、競合各社との熾烈な競争が今後も展開されると予想されることから、当社グループを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況で推移するものと認識しております。こうした中で、当社グループは、市場におけるリスクへの対応力を高め、名実ともに存在感のある企業グループとして勝ち残り、成長していくため、従来の繊維フィールドから脱し、ゼネラルホールセールカンパニーとして、事業ポートフォリオを抜本的に見直することにより、事業領域の拡大により、規模と利益の増大による財務基盤の強化を図るとともに、企業統治・業務執行体制を高度化してまいります。
原材料の高騰については、仕入価格の上昇が卸売価格に転嫁することが難しい中で、更なる業務コストの削減を実施することで、収益確保につなげてまいります。
消費動向については、各取引先の業績に直結するものであり、卸売を主体とする当社グループの業績にも大きな影響を及ぼす可能性があります。ついては各取引先から提供される消費者ニーズを的確に把握して、スピーディに対応することで、積極的に市場開発を図ってまいります。
取引先各社の業績については、直接のかかわりを持つものではありませんが、当社グループからの積極的な商品提案、セールス活動により、取引先各社の業績向上に寄与してまいります。
事故・災害については、従業員の意識改革など継続的な管理活動により、経営に重大な影響を与えるような事故・災害の事前抑制に努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、当社グループの各卸売事業に関わる仕入費用や各事業についての一般管理費等があります。また設備資金需要としては、情報処理のための有形及び無形固定資産投資等があります。
財務政策
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び金融機関からの借入により資金調達を行っており、運転資金及び設備資金につきましては、国内、海外子会社のものを含め当社において一元管理しております。また、当社グループは有利子負債の削減をはかっており、当連結会計年度末の有利子負債残高は全額返済したことにより、前連結会計年度末に比べ2億57百万円減少しております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指導等
経営上の目標設定状況について
当社グループは、事業別に業績向上をはかるために「営業利益率」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における「営業利益率」は0.9%(前年同期比0.3%減)でした。引き続きこの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。
e.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(和装事業)
売上高は、百貨店・専門店取引ともに得意先の減少や大型催事の縮小、市況の悪化により減少いたしました。また、和装小物事業も大手量販店取引の不振により売上高が減少したことにより、19億1百万円(前年同期比15.3%減)となりました。
セグメント損失は、RIZAPグループ入りした平成29年6月以降に取り組んだ事業所の統廃合や固定費等の圧縮などの構造改革により、第2四半期以降は収益改善が進みましたが、在庫の再評価を行ったことにより、39百万円(前年同期はセグメント利益6百万円)となりました。
セグメント資産は、主に商品が1億59百万円、電子記録債権が14百万円、受取手形及び売掛金が13百万円減少したことにより、前連結会計年度に比べ2億5百万円減少の9億67百万円となりました。
(寝装事業)
売上高は、ギフト販売は好調に推移しましたが、量販店・専門店取引は大手得意先への売上不振により、5億71百万円(同8.1%減)となりました。
セグメント利益は、粗利率の改善、販管費の削減につとめましたが、23百万円(同23.3%減)となりました。
セグメント資産は、主に受取手形及び売掛金が12百万円減少したことにより、前連結会計年度に比べ10百万円減少の1億65百万円となりました。
(洋装事業)
売上高は、平成29年7月に新設しました馬里邑事業部が寄与し、また既存事業においては、百貨店取引における新規得意先の増加により好調に推移いたしました。専門店取引は卸販売が苦戦をしましたが、第3四半期より新設した催事部門が寄与しました。量販店取引のホームファッションは堅調に推移し、ベビー子供服は大手取引先との取り組みにより増加いたしました。これにより、30億53百万円(同25.6%増)となりました。
セグメント利益は、継続的な粗利率の改善及び販管費の削減により、1億16百万円(前年同期はセグメント利益4百万円)となりました。
セグメント資産は、主に商品及び製品が7億4百万円、受取手形及び売掛金が1億66百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ8億17百万円増加の17億58百万円となりました。
(意匠撚糸事業)
売上高は、国内事業ではアパレル向けの販売が好調に推移いたしましたが、糸商向けの販売が苦戦したため、微減となりました。中国事業は欧州向けの取引が減少しましたが、日本市場向けが伸長いたしました。横ニット事業企画卸は昨年末にブランド事業を譲渡した営業で減収となりました。これにより、21億77百万円(同0.4%減)となりました。
セグメント利益は、継続的な粗利率の改善及び販管費の削減を行いましたが、ブランド事業の譲渡をしたことにより、1億73百万円(同13.2%減)となりました。
セグメント資産は、主に電子記録債権が50百万円、受取手形及び売掛金が48百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ1億11百万円増加の9億33百万円となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、景気は緩やかに回復基調で推移したものの、米国の政治動向や北朝鮮情勢への懸念などから、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループは、平成29年6月28日にRIZAPグループ株式会社に対し第三者割当による新株式を発行し、RIZAPグループとのシナジーを最大限活かし、当社グループの体質強化と成長を実現するための構造改革を実施しております。加えて「成長戦略推進のための基盤づくり」をテーマに、各事業のSWOT分析に基づき、強みを伸ばし、弱みを解消するべく、事業ごとのKPIの設定及びPCDAサイクルの円滑な進捗を行うことで、収益体質への一層の転換を図っていく方針であります。
今後の成長が見込める事業強化の一環として、平成29年7月に洋装事業において、田園調布発のアパレルブランドとして百貨店・専門店を中心に認知度の高い「馬里邑」ブランドを取り扱う馬里邑事業部を新設いたしました。この事業は、既存事業では扱いの少ないオリジナル商品を展開しており、独自性の高い差別化された事業として、今後収益に貢献するものと考えております。既存事業では、和装事業において事業所の統廃合やRIZAPグループとの人事交流等により、固定費を圧縮するとともに、在庫の再評価を実施し、適正化を図りました。また、RIZAPグループ企業との協業で新商品の開発に取り掛かりました。加えて子会社吉利において、事業所の統廃合、オペレーションの見直し、在庫の圧縮等を行うなど様々な収益改善策を実行いたしました。洋装事業では、事業環境が厳しく、収益改善が難しいと判断いたしましたタケオニシダ事業を譲渡することで、収益性を向上させることになりました。意匠撚糸事業では、特に中国現地法人において、直販比率を上げることで、収益性を向上させる取り組みを行っております。
この結果、当連結会計年度の財政状態と経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億9百万円増加し、63億69百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18百万円減少し、16億19百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億28百万円増加し、47億50百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高77億3百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益68百万円(同21.0%減)、経常利益56百万円(同47.8%減)、親会社に帰属する当期純利益1億円(同15.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
和装事業は、売上高19億1百万円(同15.3%減)、セグメント損失39百万円(前年同期はセグメント利益6百万円)となりました。
寝装事業は、売上高5億71百万円(同8.1%減)、セグメント利益23百万円(同23.3%減)となりました。
洋装事業は、売上高30億53百万円(同25.6%増)、セグメント利益1億16百万円(前年同期はセグメント利益4百万円)となりました。
意匠撚糸事業は、売上高21億77百万円(同0.4%減)、セグメント利益は1億73百万円(同13.2%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益が1億9百万円(前年同期比3.8%減)となりましたが、新株式発行による収入等により前連結会計年度に比べ15億88百万円増加いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は、4億80百万円(前年同期は1億20百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1億9百万円、売上債権の増加2億8百万円、たな卸資産の増加5億15百万円、仕入債務の増加1億90百万円のよるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、増加した資金は、5億21百万円(前年同期は19百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入2億89百万円、長期預け金の減少1億58百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は、15億47百万円(前年同期は4億59百万円の減少)となりました。これは主に、新株式の発行による収入19億15百万円、短期借入金返済1億95百万円、配当金の支払い1億5百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 洋装事業 | 126,341 | 86.2 |
| 意匠撚糸事業 | 956,015 | 107.0 |
| 合計 | 1,082,357 | 104.1 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.和装事業及び寝装事業については生産活動を伴わないため記載しておりません。
b.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 和装事業 | 1,018,381 | 81.0 |
| 寝装事業 | 406,310 | 91.1 |
| 洋装事業 | 2,583,326 | 178.3 |
| 意匠撚糸事業 | 722,211 | 94.3 |
| 合計 | 4,730,230 | 120.7 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.「洋装事業」セグメントの主な変動理由は、馬里邑事業部を新設したことによるものであります。
c.受注実績
当社グループは主として見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の商品販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 和装事業 | 1,901,262 | 84.7 |
| 寝装事業 | 571,096 | 91.9 |
| 洋装事業 | 3,053,901 | 125.6 |
| 意匠撚糸事業 | 2,177,572 | 99.6 |
| 合計 | 7,703,832 | 102.9 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.「洋装事業」セグメントの主な変動理由は、馬里邑事業部を新設したことによるものであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億9百万円増加の63億69百万円となりました。
流動資産は、58億38百万円(前連結会計年度末は35億3百万円)となりました。これは平成29年6月28日にRIZAPグループ株式会社に対し第三者割当による新株式の発行や新たに馬里邑事業部を新設したことにより、現金及び預金が15億88百万円、受取手形及び売掛金が1億69百万円、商品及び製品が5億41百万円増加したことによるものであります。
固定資産は、5億31百万円(前連結会計年度末は9億57百万円)となりました。これは主に資産の売却等により、土地が1億70百万円、長期預け金が1億58百万円減少したことによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18百万円減少の16億19百万円(前連結会計年度末は16億38百万円)となりました。
流動負債は、15億71百万円(前連結会計年度末は15億68百万円)となり、3百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が1億18百万円、電子記録債務75百万円、賞与引当金15百万円増加し、短期借入金が1億95百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、48百万円(前連結会計年度末は69百万円)となり、21百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が15百万円減少したことによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億28百万円増加の47億50百万円(前連結会計年度末は28億21百万円)となりました。これは主に、新株式発行による資本金9億62百万円及び資本剰余金9億62百万円の増加と親会社株主に帰属する当期純利益1億円、剰余金の配当1億6百万円によるものであります。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、馬里邑事業部の新設などにより、前連結会計年度に比べ2.9%増の77億3百万円となりました。そのうち、和装事業売上高は15.3%減の19億1百万円、寝装事業売上高は8.1%減の5億71百万円、洋装事業売上高は25.6%増の30億53百万円、意匠撚糸事業売上高は0.4%減の21億77百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、馬里邑事業部の新設などにより、前連結会計年度に比べ3.6%増の52億72百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、馬里邑事業部の新設などにより、前連結会計年度に比べ2.2%増の23億62百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ15.8%増の1億円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える大きな要因とは、市場動向、原材料費動向、消費動向、取引先各社の業績、事故・災害等があります。
市場動向については、当社グループが関連する市場の多くにおいて、競合各社との熾烈な競争が今後も展開されると予想されることから、当社グループを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況で推移するものと認識しております。こうした中で、当社グループは、市場におけるリスクへの対応力を高め、名実ともに存在感のある企業グループとして勝ち残り、成長していくため、従来の繊維フィールドから脱し、ゼネラルホールセールカンパニーとして、事業ポートフォリオを抜本的に見直することにより、事業領域の拡大により、規模と利益の増大による財務基盤の強化を図るとともに、企業統治・業務執行体制を高度化してまいります。
原材料の高騰については、仕入価格の上昇が卸売価格に転嫁することが難しい中で、更なる業務コストの削減を実施することで、収益確保につなげてまいります。
消費動向については、各取引先の業績に直結するものであり、卸売を主体とする当社グループの業績にも大きな影響を及ぼす可能性があります。ついては各取引先から提供される消費者ニーズを的確に把握して、スピーディに対応することで、積極的に市場開発を図ってまいります。
取引先各社の業績については、直接のかかわりを持つものではありませんが、当社グループからの積極的な商品提案、セールス活動により、取引先各社の業績向上に寄与してまいります。
事故・災害については、従業員の意識改革など継続的な管理活動により、経営に重大な影響を与えるような事故・災害の事前抑制に努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、当社グループの各卸売事業に関わる仕入費用や各事業についての一般管理費等があります。また設備資金需要としては、情報処理のための有形及び無形固定資産投資等があります。
財務政策
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び金融機関からの借入により資金調達を行っており、運転資金及び設備資金につきましては、国内、海外子会社のものを含め当社において一元管理しております。また、当社グループは有利子負債の削減をはかっており、当連結会計年度末の有利子負債残高は全額返済したことにより、前連結会計年度末に比べ2億57百万円減少しております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指導等
経営上の目標設定状況について
当社グループは、事業別に業績向上をはかるために「営業利益率」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における「営業利益率」は0.9%(前年同期比0.3%減)でした。引き続きこの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。
e.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(和装事業)
売上高は、百貨店・専門店取引ともに得意先の減少や大型催事の縮小、市況の悪化により減少いたしました。また、和装小物事業も大手量販店取引の不振により売上高が減少したことにより、19億1百万円(前年同期比15.3%減)となりました。
セグメント損失は、RIZAPグループ入りした平成29年6月以降に取り組んだ事業所の統廃合や固定費等の圧縮などの構造改革により、第2四半期以降は収益改善が進みましたが、在庫の再評価を行ったことにより、39百万円(前年同期はセグメント利益6百万円)となりました。
セグメント資産は、主に商品が1億59百万円、電子記録債権が14百万円、受取手形及び売掛金が13百万円減少したことにより、前連結会計年度に比べ2億5百万円減少の9億67百万円となりました。
(寝装事業)
売上高は、ギフト販売は好調に推移しましたが、量販店・専門店取引は大手得意先への売上不振により、5億71百万円(同8.1%減)となりました。
セグメント利益は、粗利率の改善、販管費の削減につとめましたが、23百万円(同23.3%減)となりました。
セグメント資産は、主に受取手形及び売掛金が12百万円減少したことにより、前連結会計年度に比べ10百万円減少の1億65百万円となりました。
(洋装事業)
売上高は、平成29年7月に新設しました馬里邑事業部が寄与し、また既存事業においては、百貨店取引における新規得意先の増加により好調に推移いたしました。専門店取引は卸販売が苦戦をしましたが、第3四半期より新設した催事部門が寄与しました。量販店取引のホームファッションは堅調に推移し、ベビー子供服は大手取引先との取り組みにより増加いたしました。これにより、30億53百万円(同25.6%増)となりました。
セグメント利益は、継続的な粗利率の改善及び販管費の削減により、1億16百万円(前年同期はセグメント利益4百万円)となりました。
セグメント資産は、主に商品及び製品が7億4百万円、受取手形及び売掛金が1億66百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ8億17百万円増加の17億58百万円となりました。
(意匠撚糸事業)
売上高は、国内事業ではアパレル向けの販売が好調に推移いたしましたが、糸商向けの販売が苦戦したため、微減となりました。中国事業は欧州向けの取引が減少しましたが、日本市場向けが伸長いたしました。横ニット事業企画卸は昨年末にブランド事業を譲渡した営業で減収となりました。これにより、21億77百万円(同0.4%減)となりました。
セグメント利益は、継続的な粗利率の改善及び販管費の削減を行いましたが、ブランド事業の譲渡をしたことにより、1億73百万円(同13.2%減)となりました。
セグメント資産は、主に電子記録債権が50百万円、受取手形及び売掛金が48百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ1億11百万円増加の9億33百万円となりました。