有価証券報告書-第46期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/24 10:16
【資料】
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【項目】
121項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループは、当連結会計年度より、連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析の記載は行っておりません。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内外の経済活動の停滞が続くなか、段階的に持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大の波が繰り返されるなど、依然として先行き不透明かつ厳しい状況が続いております。
レディースインナーウエア市場におきましては、EC化率は高まりつつあるものの、休業要請や外出自粛要請、生活様式の変化などの影響を受けて、企業活動の制限や個人消費の冷え込みの長期化など、当社を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いております。
ファインバブル製品市場におきましては、シャワーヘッドや浴槽、水栓などの消費者向けファインバブル製品が普及するとともに、その特性を活かし、環境、農業、医療など様々な分野に応用され、産業化が進んでおります。
このような環境のもと、当社グループは株式会社田中金属製作所及び株式会社WATER CONNECTの全株式を取得し、連結子会社化しました。これに伴い、報告セグメントを「レディースインナー等販売事業」及び「ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業」の2つの区分に変更いたしました。
報告セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(レディースインナー等販売事業)
品目別売上高当連結会計年度
(百万円)
衣料品類9,496
化粧品類1,970
健康食品類1,060
その他392
合計12,919

(注)上記の売上高には、消費税等は含まれておりません。
2019年4月に策定した2022年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画を推進し、「シャルレビジネス事業の再生」と「新規事業開発による新たな柱の創造」の2つの基本戦略に基づき、事業改革の促進、業績回復などに向け、シャルレビジネスの環境整備や商品開発体制の見直しなどに積極的に取り組んでまいりました。
商品面におきましては、衣料品類では、シャルレ独自設計のカップ付きインナーである「シャルレBLトップ(タンクトップ・キャミソール)」や「ライトスムージングインナー(タンクトップ)」を数量限定で発売しましたが、売上高は低調に推移しました。また、ウエルネス商材の新商品として、日常的な動作を利用しながら骨盤底筋を鍛えるサポートを行う「ながら筋トレ 骨盤底筋ボトム」を発売し、機能性の高さが評価され予想を超える反響があり、売上高は好調に推移しましたが、衣料品類全体の売上高は大幅に減少しました。化粧品類では、既存商品をセット組みにしたお得感のある販促用の企画商品の発売や化粧品のテスターを発売し、好調な推移となりましたが、化粧品類全体の売上高を牽引するまでには至りませんでした。健康食品類では、吸収の速さが異なる3種類のたんぱく質を配合した「ミライサポート トリプルたんぱく」を定番商品として新たに発売し、健康需要の高まりなどにより好調に推移し、健康食品類の売上高に貢献しました。
しかしながら、訪問販売・通信販売ともに、新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外取引先での生産の停滞などによる新商品の発売延期や外出自粛によるビジネスメンバーの販売活動の制限などにより、衣料品類や化粧品類を中心に売上高が減少しました。
営業施策面におきましては、4月より営業拠点を8支店体制から2拠点に統合し、総合的な営業力を発揮するための営業支援体制を開始しました。また、ビジネスメンバーにおける活動意欲の喚起や組織の活性化を目的に、ビジネスプログラムの見直しや新たなインセンティブ制度の導入を図り、サンプル無償提供など、緊急の活動支援対策も順次実施してまいりました。これらの結果、ビジネスメンバーの新規育成人数は増加となりましたが、販売現場の3密回避による活動の制限やシャルレジャンプアップコンテスト2020(9月~11月)の中止などにより、売上高は減少しました。
以上の結果、レディースインナー等販売事業の売上高は129億19百万円、セグメント損失は10億57百万円となりました。
(ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業)
美容と節水効果が期待できる基幹商品であるシャワーヘッド「Bollina(ボリーナ)」においては、ウルトラファインバブル製品の昨今のメディア露出の増加にともなう認知度の拡大や巣ごもり需要が影響し、インターネット販売を主力とする取引先及び通販サイトの売上高は好調に推移しました。また、新商品として精製水や水道水などから除菌・消臭効果が期待できるウルトラファインバブルオゾン水生成器「ボリーナ オースリーミスト」を発売いたしました。
以上の結果、ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業の売上高は8億51百万円、セグメント利益は3億50百万円となりました。
これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は203億59百万円となりました。
主な内訳は現金及び預金111億7百万円、商品及び製品31億94百万円、建物及び構築物10億29百万円、退職給付に係る資産9億35百万円であります。
負債は24億9百万円となりました。主な内訳は買掛金4億76百万円、未払金7億74百万円、売上割戻引当金1億90百万円、長期未払金1億84百万円、退職給付に係る負債1億59百万円であります。
純資産は179億50百万円となりました。主な内訳は資本金36億円、資本剰余金48億97百万円、利益剰余金95億58百万円であります。
この結果、自己資本比率は88.2%となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は137億71百万円となりました。利益面につきましては、レディースインナー等販売事業の売上高の大幅な減少により、営業損失は7億75百万円、経常損失は7億29百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は繰延税金資産の取崩しもあって13億29百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は110億95百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、10億44百万円の支出となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失7億30百万円、減価償却費及びその他の償却費5億58百万円、たな卸資産の減少額1億97百万円、未払金の減少額2億2百万円、法人税等の支払額3億1百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、33億17百万円の収入となりました。主な要因は、定期預金の減少額39億87百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億19百万円の支出となりました。主な要因は、配当金の支払額1億58百万円であります。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループは、卸売、小売を主としているため、生産及び受注の状況は記載しておりません。
a.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(百万円)
レディースインナー等販売事業12,919
ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業851
合計13,771

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 販売実績が総販売実績の100分の10以上となる相手先はないため、相手先別販売実績につきましては記載を省略しております。
b.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(百万円)
レディースインナー等販売事業7,490
ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業141
合計7,632

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループは、2019年4月より、「シャルレビジネス事業の再生」と「新規事業による新たな柱の創造」の2つの基本戦略を軸とした3か年の中期経営計画(2019年4月~2022年3月期)を推進してまいりました。
「シャルレビジネス事業の再生」につきましては、レディースインナー等販売事業の業績回復を喫緊の課題として、ビジネスメンバーへの営業支援体制の強化を目的とした営業拠点の統合や新たなビジネスプログラム・ルールの運用等を開始し、ビジネスメンバーの活動の活性化に繋がる支援に取り組んでまいりました。この結果、代理店、特約店の新規参画数は一定の伸長が見られました。
しかしながら、当社のビジネスモデルが、顧客と対面式の販売形態であり、お客さまとの直接的なコミュニケーションや信頼関係を重視した活動スタイルであるなか、新型コロナウイルス感染症のまん延により、ビジネスメンバーの活動に制限や制約が生じる等多大な影響を受けました。新規ビジネスメンバーが増加したことに加え、3密回避に配慮した活動方針や支援対策等を早急に打ち出すことにより、ビジネスメンバーの稼働人数は想定より落ち込み幅は抑えられました。しかしながら、外出自粛制限によりビジネスメンバーの活動日数や販売数量は減少し、販売単価は大幅に低下しました。今後は新たな生活様式の変化に合わせて、営業活動がより活性化できる環境整備を行い、販売現場での活動様式のデジタル化を推進するとともに、消費行動の変化にも適応した商品の投入やプロモーション活動に積極的に取り組んでまいります。
「新規事業による新たな柱の創造」につきましては、シャワーヘッド製品の製造及び販売を行っている株式会社田中金属製作所及び株式会社WATER CONNECTの2社を完全子会社化したことは、大きな成果と捉えております。ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業におきましては、緊急事態宣言等による営業活動への影響があったものの、ECサイトによるシャワーヘッド製品の販売が好調に推移し、売上高は伸長しました。今後の課題としては、さらなる売上高及び販路の拡大であり、引き続き、主要製品を中心にセールスプロモーション及び営業力の強化に取り組んでまいります。
(レディースインナー等販売事業)
レディースインナー等販売事業セグメントの売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、ビジネスメンバーの販売活動の低下にともない既存定番商品の販売状況は大幅に減少するとともに、新商品においても海外取引先での生産体制の変更等にともなう発売延期が発生し、計画値の下振れの要因となり、129億19百万円となりました。
当セグメントに計上される費用については、数量限定商品の販売不振により在庫ロスが増加し、ビジネスメンバーの活動支援対策の実施により販売促進費は増加したものの、売上高の減少にともなうインセンティブ費用や発送費等の変動費の減少や人員数の減少による人件費の減少、出張等の営業費用の抑制等により139億77百万円となりましたが、売上高の減少幅が大きく、セグメント損失は10億57百万円となりました。
セグメント資産は、現金及び預金が23億68百万円減少したことにより192億60百万円となりました。
(ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業)
ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業セグメントの売上高は、主要製品であるシャワーヘッド製品の売上高が好調に推移したことにより8億51百万円となりました。
当セグメントに計上される費用は、売上原価やプロモーション活動の強化における広告宣伝費等により5億1百万円となりました。
以上によりセグメント利益は3億50百万円となりました。
セグメント資産は、10億99百万円です。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書上は増加しておりますが、これは3か月を超える定期預金の解約によるものであり、実際には主にレディースインナー等販売事業にて、長引く新型コロナウイルス感染症の影響による販売員(代理店・特約店)の活動制限が響き、売上高が大幅に減少したため、大きく減少しております。
当社グループの資本の財源につきましては、主な運転資金需要は商品の仕入代金や販売費及び一般管理費等の営業費用によるもの並びに今後の新規事業の開拓・展開に必要な資金等であります。これらの資金需要に対して自己資金(手元資金と営業活動によるキャッシュ・フロー)によって賄う予定であり、資金の流動性についても、事業活動を行ううえでの資金需要に対して十分に確保しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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