訂正有価証券報告書-第51期(平成27年4月21日-平成28年4月20日)

【提出】
2016/08/17 15:02
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【項目】
104項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の営業成績は以下のとおりであります。
①経営成績の分析
当期は、引き続き好調な学校校舎の耐震化工事に伴う需要やAEDの受注獲得及びアジア地域における環境試験装置の販売に注力するとともに、コスト競争力の強化や業務の効率化などにより収益基盤を強化してまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高83億17百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益11億66百万円(同9.0%増)、経常利益11億82百万円(同9.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億2百万円(同13.4%増)となりました。
②財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は126億83百万円となり、前連結会計年度末に比べて7億円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金が1億21百万円、有価証券が3億82百万円、投資有価証券が2億6百万円増加したこと等によるものであります。負債は34億27百万円となり、前連結会計年度末に比べて2億7百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が2億16百万円減少した一方、電子記録債務が2億25百万円、未払法人税等が1億20百万円、長期前受金が60百万円増加したこと等によるものであります。純資産は前連結会計年度末に比べて4億93百万円増加し92億55百万円となり、自己資本比率は70.4%となりました。
(2)資本の財源及び流動性についての分析
①資金需要
積極的な新商品の開発、既存商品のリニューアル等に関わる資金(金型投資)のほか、配当金及び法人税等の支払い等に資金を充当しております。
②資金調達
当連結会計年度においては、短期借入金による資金調達を実施しましたが、新規社債の発行による資金調達は行っておりません。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億60百万円減少し、30億66百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、9億21百万円(前年同期3億92百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益11億79百万円、たな卸資産の減少額1億40百万円があった一方、売上債権の増加額1億41百万円、法人税等の支払額3億42百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、11億51百万円(前年同期2億37百万円の獲得)となりました。これは主に、定期預金が5億円、有価証券及び投資有価証券が6億11百万円、それぞれ純増したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2億30百万円(前年同期86百万円の使用)となりました。これは、自己株式の取得による支出1億50百万円、配当金の支払80百万円によるものであります。