有価証券報告書-第49期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/22 10:27
【資料】
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【項目】
147項目
(1) 経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による影響を受け、当社グループの経済活動は大きく制限されました。その結果、売上高は16,738百万円(前連結会計年度比1,345百万円減、同7.4%減)、営業利益2,168百万円(前連結会計年度比475百万円減、同18.0%減)、経常利益2,125百万円(前連結会計年度比456百万円減、同17.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,664百万円(前連結会計年度比500百万円減、同23.1%減)となりました。
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中で、日本国内の売上高は前連結会計年度比1.3%増の11,063百万円となりました。一方、米国では新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、米国の外部顧客への売上高はUSドルで前連結会計年度比18.6%減、円換算後は前連結会計年度比20.8%減の5,674百万円となりました。
人工関節分野は、新型コロナウイルス感染症の影響により日本国内及び米国の売上高合計は前連結会計年度比13.6%減の10,056百万円となりました。日本国内の売上高は前連結会計年度比2.6%減となり、人工関節置換術の延期・中止の影響を大きく受けた米国の売上高は前連結会計年度比20.6%減となりました。
骨接合材料分野は、2020年4月発出の緊急事態宣言に伴う外出制限などの影響により前年比で症例数が減少し、日本国内の売上高は前連結会計年度比1.7%減の3,697百万円となりました。なお「ASULOCK」は2020年7月から徐々に出荷制限を解除しており、医療機関への供給は回復傾向にあります。
脊椎固定器具分野は新型コロナウイルス感染症の影響による脊椎固定術の延期・中止がありましたが、日本国内において「KMC Kyphoplasty システム」が引き続き好調に推移したことから、日本国内及び米国の売上高合計は前連結会計年度比15.6%増(日本国内16.6%増、米国50.1%減)の2,596百万円となりました。
売上原価は、新型コロナウイルス感染症の影響による米国売上の減少等により自社製品売上高比率が低下したことなどから、売上原価率は悪化し31.8%(前連結会計年度は29.2%)となりました。
販売費及び一般管理費合計は、米国での売上減少に伴い支払手数料(コミッション・ロイヤリティ)が減少したこと、また新型コロナウイルス感染症の影響により営業活動が制限され旅費交通費や販売促進費等が減少したことから、全体で前連結会計年度比9.0%減の9,249百万円と減少しました。なお売上高販管費率は55.3%(前連結会計年度は56.2%)に低下しました。
営業利益は、売上高の減少等により、2,168百万円(前連結会計年度比18.0%減)となりました。
経常利益は、受取手数料11百万円など営業外収益を17百万円計上し、支払利息40百万円など営業外費用を60百万円計上した結果、2,125百万円(前連結会計年度比17.7%減)となりました。
特別損益は、医療工具などの固定資産除却損37百万円と遊休資産の売却に伴う減損損失54百万円を特別損失に計上しました。
その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,664百万円(前連結会計年度比23.1%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
日 本・・・・ 売上高は、人工関節分野、骨接合材料分野及び人工骨分野で売上高が減少したものの、脊椎固定器具分野が順調に推移しました。また、営業活動が制限され旅費交通費や販売促進費等が減少したことから、販売費及び一般管理費が減少しました。
その結果、当セグメントの売上高は11,063百万円(前連結会計年度比1.3%増)、営業利益は1,390百万円(前連結会計年度比18.2%増)となりました。
米 国・・・・ 売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け人工関節分野の外部顧客への売上が大きく減少しました。それに伴い売上総利益率が低下し、支払手数料(主にコミッション)等の減少により販管費及び一般管理費の減少があったものの営業利益は悪化しました。
その結果、内部売上高を含んだ当セグメントの売上高は9,258百万円(前連結会計年度比11.5%減)、営業利益は827百万円(前連結会計年度比40.3%減)となりました。
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ276百万円増加し、25,193百万円となりました。主な増加は、商品及び製品219百万円、原材料及び貯蔵品179百万円で、主な減少は、繰延税金資産135百万円であります。
負債合計につきましては、前連結会計年度末と比べ1,443百万円減少し、6,479百万円となりました。主な減少は、短期借入金694百万円、長期借入金316百万円、買掛金223百万円、退職給付に係る負債141百万円であります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,719百万円増加し、18,713百万円となりました。主な増加は、利益剰余金1,399百万円であります。
その結果、当連結会計年度末の自己資本比率は73.9%(前連結会計年度末は67.9%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ46百万円減少し、2,466百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは2,599百万円の収入(前連結会計年度は2,731百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は税金等調整前当期純利益2,034百万円、減価償却費1,388百万円、支出の主な内訳はたな卸資産の増加額411百万円、法人税等の支払額328百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1,345百万円の支出(前連結会計年度は1,789百万円の支出)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出1,348百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは1,313百万円の支出(前連結会計年度は678百万円の支出)となりました。支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出730百万円、短期借入金の純減少額575百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の状況
(イ)生産実績
前連結会計年度及び当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称及び品目前連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
当連結会計年度
(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
金額 (千円)金額 (千円)
医療機器類日本157,322154,296
人工関節77,08750,221
骨接合材料62,12678,935
その他18,10825,139
米国6,078,9314,677,053
人工関節4,827,6873,283,913
骨接合材料693,283684,835
脊椎固定器具525,815683,086
その他32,14525,218
合計6,236,2544,831,350

(注) 上記金額は製造原価により、製品の再加工等が含まれております。また、消費税等は含まれておりません。
(ロ)受注実績
当社グループでは、見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(ハ)販売実績
前連結会計年度及び当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称及び品目前連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
当連結会計年度
(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
金額 (千円)金額 (千円)
医療機器類日本10,921,95811,063,924
人工関節4,516,5134,399,463
骨接合材料3,760,4773,697,557
脊椎固定器具2,211,5952,578,794
人工骨249,993213,767
その他183,378174,341
米国7,161,2295,674,250
人工関節7,126,6825,657,012
脊椎固定器具34,54617,237
合計18,083,18716,738,174

(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。また、上記金額に、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度の財政状態及び経営成績及びキャッシュ・フローの分析は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者により会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
なお、上記会計上の見積もり及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務相表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2[事業の状況]2[事業等のリスク]」をご参照ください。
④ 当連結会計年度の財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析
財政状態については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。また、キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性の分析
財務政策につきましては、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、主に金融機関からの借入金により資金調達を行っております。
資金需要につきましては、運転資金として、仕入高、販売費及び一般管理費等の営業費用があります。また、設備資金として、主に医療工具類の取得があります。
(3) 経営者の問題認識と今後の方針について
経営者の問題認識と今後の方針については、「第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。

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