有価証券報告書-第44期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(業績等の概要)
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、前半では非常に緩やかな回復基調でありました。
世界情勢としては、朝鮮半島非核化への端緒を開き、北東アジアに大きな変化が期待される歴史的な米朝首脳会談が開催される一方で、米国による高関税政策の発動に始まる中国、EU、カナダ等を巻き込んだ高関税政策の応酬があり、2月末迄を予定していた米中間協議は長期化しました。この異例な対外政策がもたらす世界貿易縮小の影響もあり、英国の紆余曲折を経たEU離脱日の大幅延期、野党の発言力が増した米国議会の動向など、先行きは正に予断を許さない状況となりました。
連結会計年度後半の日本では各種政府統計の虚偽も発覚し、以上のような世界情勢の影響も受け、製造業を中心に景気回復の鈍化もみられました。
このような状況の下、フード業界におきましては、食の安全性を確保するため、特に現場の衛生面に重点を置き、食材の選定、調理、盛り付けなど、お客様に十分ご満足いただけるよう常に徹底したサービスの提供を心掛け、日常生活に欠くことのできない食の供給会社として、お客様のことを常に考え、日々成長し続けてまいりました。
介護業界におきましては、高齢化率が年々上昇し、介護サービスの需要が益々高まりつつあります。介護職員については、有効求人倍率が高い数値で推移し続け、人材の確保が困難な状況が継続しております。そうした状況において、介護報酬の改定による影響がある中、お客様の利便性等を追求することでシェアの拡大を図ってまいりました。
当社グループでは、各事業のストロングポイントを的確に見極めた上でシナジー効果を最大限に発揮していくこと、また、国内だけにとどまらず海外にも積極的に進出し、人口減少時代を迎える日本において多角的な収益構造を構築し安定した成長を目指すことを目標としております。
当期においても各事業の強みを確実に伸ばすことで、全体として売上高・経常利益共に伸ばすことができました。
当連結会計年度の業績は、売上高19,574百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1,120百万円(前年同期比4.5%増)、経常利益1,137百万円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、681百万円(前年同期比9.2%増)となりました。
売上高の増加は、主に介護事業及び食肉販売事業での売上が増加したことによるものであります。経常利益の増加は、売上の増加に加え、食肉販売事業及び給食事業における採算改善、為替などの営業外収支の改善等によります。売上高営業利益率は前連結会計年度より0.2ポイント良化の5.7%となりました。
今後におきましても、売上高の増加、売上高営業利益率の更なる改善に加え、グループの目標通り東南アジアを含む様々な国や地域に進出し、事業を成長させることに邁進してまいります。
主な事業別の状況は次のとおりであります。
アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、従来から最重点販売しております収益力の高い高品質メキシコ産チルド牛肉の安定した販売が続いております。
夏から秋にかけての自然災害として大阪北部地震や台風21号の影響を受けたため、特に9月においては商品出荷ができなくなる等の影響により売上が大きく落ち込むこととなりましたが、年末商戦における販売増加により落ち込みが回復するに至りました。
また、第4四半期においては需要が落ち込む時期ではありますが、環太平洋パートナーシップ協定の効果でメキシコ産牛肉の関税が更に低くなったことから、販売価格においてお客様への還元を行い、販売数量の確保に努めました。通販事業においても魅力ある商品の提案と販売先の増大により徐々に売上を伸ばしてきており、銘柄牛を使用したギフト用商品においては年末の需要期を過ぎても予想を上回る発注をいただき、大きな成果を上げることができました。
今後の販売拡大においての課題としては、新たな加工工場を開拓して増産に耐えうる生産ラインの確保が重要となりますので、取り組んでまいります。
物流面では、夏から秋にかけて頻発した自然災害による影響が未だに残っており、更に働き方改革の影響として物流の制約が多くなったことに伴う輸送費・保管料等の料金高騰により、当連結会計年度においては物流経費が増加することとなりました。この傾向は今後も継続されるものと思われます。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、3,247百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益(営業利益)は、63百万円(前年同期比33.5%増)となりました。
今後は物流における問題の解決を図り、加工商品の安定した生産ができるよう加工工場の開拓を実施して安定的な商品の供給を行い、価格を含めた商品の優位性をアピールして顧客満足の拡充を追求してまいります。
アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、前連結会計年度に行った収益向上のための不採算受託施設の契約解除や、収益を見込める新規施設の受託により、当連結会計年度は利益率が改善し、堅調に推移いたしました。
また、ますます高齢化が進む中、介護食に対する需要も高まっているため、従業員に介護食(ソフト食・ゼリー食等)の研修・講習会を強化し、より一層の技術向上に努めており、嚥下困難な方でもお食事を楽しんで召し上がっていただけるよう取り組んでおります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、7,315百万円(前年同期比3.2%減)、セグメント利益(営業利益)は、527百万円(前年同期比20.6%増)となりました。
今後もお客様の立場に立って、常に安全・安心でおいしく、お客様のニーズに合った食事提供を心掛けるとともに、日々の健康管理にも寄与できるよう努めてまいります。
アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所及び有料老人ホーム運営事業を営んでおり、当連結会計年度につきましては、4月の介護保険法の改正による報酬見直しの下、介護報酬が大きく伸ばせない中、恒常的な人手不足に伴う人件費の上昇など、足元・先行きとも非常に厳しい状況で推移しております。
また、効率化を図り8月をもって真駒内訪問介護事業所、居宅介護支援事業所を廃止いたしました。
そのような状況の中、既存事業所のご利用者獲得と有料老人ホームの営業強化を行った結果、有料老人ホームの入居者数を大きく伸ばすことができました。
これにより、当連結会計年度末現在、訪問介護事業所36事業所(前連結会計年度末は37事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前連結会計年度末は13事業所)となり、支援させていただいておりますご契約者様は、2,017名(前連結会計年度末は2,019名)となりました。また、有料老人ホーム6施設(前連結会計年度末は6施設)、ご入居者様数は333名(前連結会計年度末は294名)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、6,126百万円(前年同期比5.3%増)、セグメント利益(営業利益)は、695百万円(前年同期比3.5%減)と、増収減益となりました。
今後ともご利用者様の獲得に努めていくとともに、より良い人材の確保と定着を最重要課題として、介護サービスの質の向上を図ってまいります。
ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING (HK)事業におきましては、今後長期的に香港での事業を再構築することを念頭に、主に新規事業の開拓と不採算店舗の整理という課題に取り組んできた一年でした。
4月には今後の新たな当社の事業の柱とすべく、『和風食堂 とら蔵』元州店をオープンいたしました。同店はこれまで主戦場としてきた都心駅前大型モールへの出店ではなく、郊外の公団住宅地の中にある路面店立地であり、当社としては全く新たなマーケットです。
大型モールへの出店については、日本から新規参入する飲食店が相次ぎ、出店にあたっての競争が激化し優良物件が獲得できないということ、ようやく優良物件に出店できても常にテナントの入れ替えをしようとするデベロッパー側の意向により、延長契約ができず退店を余儀なくされるということが相次ぎ、ここ数年の苦戦につながっております。
この状況を打開すべく、郊外の公団住宅地や中小型モールへの出店をターゲットにしたのが『和風食堂 とら蔵』で、「大衆和風食堂」をコンセプトに、らーめんを中心とした定食・お弁当・丼などを非常にリーズナブルな価格で販売しております。 同店は、麺・唐揚げ・とんかつ・和風デザートなど、当社の食品加工工場を最大限に活用しており、工場の稼働を上げることにも大きく寄与しております。
12月には同タイプの啓田店及びウォーチェ店を立て続けにオープンし、3店舗ともに好調に推移しております。
また、これまで日系のスーパー・百貨店のみとの提携でしたが、香港ローカルスーパーチェーンの最大手であるPARKn SHOPとの新たな取り組みも始めました。当社のショップである『匠工房秀吉』を10月にTASTE東涌店へ、1月にTASTE又一城店へオープンいたしました。両店とも計画通りに推移しております。
一方で、8月には『今助』旺角店、10月には『匠工房秀吉』一田沙田店の退店を余儀なくされました。また、不採算店舗であった『坂樂屋』・『彩桜屋』AEONチュン湾店及び『彩』PIAGO徳福店をそれぞれ8月と11月に契約満期につき閉店し、赤字が続いていた『コスモスハウス』康怡店を契約期間終了前の9月に閉店いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,205百万円(前年同期比1.4%減)、セグメント損失(営業損失)は、△57百万円(前年同期はセグメント損失△20百万円)と、減収減益となりました。
多くの新店舗開店と閉店があったため、初期投資と撤去費用や撤去期間内の家賃負担などが重なり、収益としては非常に苦戦いたしましたが、今後長期的に新たな戦略のもと収益改善へ向けて道筋を整えることができた一年でもありました。
その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を営んでおり、『終活信託』と称した法人・個人向けの金銭管理信託(特定贈与信託、遺言代用信託を含む)及び不動産管理信託を主力とした高齢者及び葬儀社等の終活事業者向けに信託商品の販売を行っております。
超高齢化社会の到来により、高齢者の財産管理ニーズや資産承継ニーズが今以上に高まる中、今後更に『信託』の活用が高まっていくと予想されます。信託の特長である安心・確実な財産の保全をキーワードに高齢者のニーズを取り込み、本事業は今後も成長が期待できるものと考えております。
当連結会計年度におきましては、売上目標104百万円を掲げ、法人向け金銭管理信託、個人向け金銭管理信託及び不動産管理信託の新規設定報酬や高齢者福祉施設、葬儀社等の終活支援団体からの金銭管理信託、不動産管理信託を中心とした管理報酬により108百万円(前年同期比6.5%増)を達成いたしました。販管費におきましては、人件費等を中心に経費削減を行い前年同期比3.0%減の52百万円、営業利益は前年同期比17.4%増の55百万円の増収増益となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジー及び高齢者支援団体等への営業活動を中心としたシニアマーケットの開拓により新規契約を獲得し、売上増加に努めてまいります。
b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、生命保険商品4種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険、介護サポート総合保険)及び損害保険商品2種類(高齢者施設入居者家財保険、介護サポート総合保険)を販売しております。
生命保険商品は企業の従業員への福利厚生制度としての付保、保険比較サイトや紙媒体での広告等による通信販売で販売しております。また、損害保険商品「転ばぬ先の杖」(高齢者施設入居者家財保険)、及び「てんとうむし」(介護サポート総合保険)は有料老人ホーム等を代理店化し入居者にお勧めする方法、及び老人ホーム紹介会社が他社との差別化を目的として1年間サービスとして付保するスキームにて展開しております。
2018年7月に認知症の方が起こした賠償事故も補償される新特約を付加した「転ばぬ先の杖プラス」の販売を開始いたしましたが、この新プランが有料老人ホーム事業者、入居者に高い評価をいただき、今年度の新規契約件数は1,075件にのぼっております。
当連結会計年度におきましては、のれんの償却を除く営業利益は31百万円となり対計画(18百万円)比171.6%を達成することができました。これは保険の引受が健全に行われ、保険金支払が想定(115百万円)より低く収束(97百万円)したことが大きく寄与しております。
引き続き当社独自商品による新規マーケット開発に力を入れ、グループ会社とのシナジー及びシニアマーケットの開拓により、健全な保険事業を行いつつ、新規契約を獲得し収入保険料増加に努めてまいります。
c.ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITED
その他セグメントに含めておりますASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDは、台北市郊外にある天母そごう店内の『日本料理 今助』と、台北市中心地にある復興そごう店内のフードコートショップ『彩丼屋』の2店舗体制にて事業展開をしておりました。
10月以降、台北市内に新たに大型商業施設が増え、それまで採算を維持していた2店舗においても毎月赤字に陥り、加えて2019年2月末の契約更新時での家賃値上げの打診があり、採算をとることは難しいと判断し、一旦両店舗ともに閉店し、今後の状況を注視しつつ再チャレンジの機会を窺うことにいたしました。
以上の結果、その他の事業における当連結会計年度の売上高は、675百万円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益(営業利益)は、58百万円(前年同期比19.6%増)と、減収増益となりました。
(2) 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は8,348百万円となり、前連結会計年度末に比べ724百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が822百万円増加し、受取手形及び売掛金が63百万円、商品が43百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は2,764百万円となり、前連結会計年度末に比べ178百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が149百万円、他流動負債のその他に含まれる未払消費税等が99百万円増加し、未払金が58百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は5,583百万円となり、前連結会計年度末に比べ545百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が541百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は65.9%(前連結会計年度末は64.7%)となりました。
売上の増加に関わらず受取手形及び売掛金や商品の残高が増えておらず、負債勘定の増加に加え、利益剰余金の増加が現金及び預金の増加に反映しており順当な増減であると認識しております。
セグメントごとの資産の状況は以下のとおりであります。
アスモトレーディング事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は716百万円となり、前連結会計年度末に比べ59百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が106百万円増加し、受取手形及び売掛金が12百万円、商品が36百万円減少したことによるものであります。
利益剰余金の増加と受取手形及び売掛金や商品の減少という運転資金の圧縮が、現金及び預金の増加につながっており、順当であると評価しております。
アスモフードサービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は1,600百万円となり、前連結会計年度末に比べ177百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が241百万円増加し、売掛金が26百万円、リース資産が15百万円、流動資産のその他に含まれる未収消費税が16百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の増加は、利益剰余金の増加と運転資金の圧縮によるもので、順当であると評価しております。
アスモ介護サービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は2,706百万円となり、前連結会計年度末に比べ106百万円減少いたしました。これは主に差入保証金が30百万円増加し、現金及び預金が81百万円、受取手形及び売掛金が20百万円、繰延税金資産が21百万円減少したことによるものであります。
利益剰余金の増加による借入金の約定弁済を実施しつつ、運転資金の圧縮により現金及び預金を増加させており、順当であると評価しております。
ASMO CATERING (HK) 事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は571百万円となり、前連結会計年度末に比べ81百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が75百万円増加し、現金及び預金が116百万円、差入保証金が18百万円減少したことによるものであります。
有形固定資産の増加と差入保証金の減少は、店舗の撤退・新規出店に伴うもので、損失発生とともに現金及び預金の減少となっております。早急な収益改善を図ってまいります。
アスモ事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は2,188百万円となり、前連結会計年度末に比べ642百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が624百万円、投資有価証券が10百万円増加したことによるものであります。
現金及び預金の増加は、利益剰余金の増加と他セグメントへの貸付の約定弁済によるもので、順当であると評価しております。
その他の事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は564百万円となり、前連結会計年度末に比べ32百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が49百万円増加し、有形固定資産が23百万円、のれんが14百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の増加は、利益剰余金の増加に見合うものであり、有形固定資産の減少は、主にASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDの店舗閉鎖に伴うもの、のれんは予定通りの償却(60ヶ月償却)で当連結会計年度中に償却完了となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,101百万円や減価償却費120百万円に加えて債権債務の増減等により、1,134百万円の収入(前年同期1,177百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出169百万円や差入保証金の差入・回収差15百万円の支出により、183百万円の支出(前年同期217百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済や普通配当の実施等により、138百万円の支出(前年同期135百万円の支出)となりました。
その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は前連結会計年度末残高の3,402百万円から822百万円の増加の4,225百万円となりました。
当社グループの当連結会計年度の資金状況においては、営業活動によるキャッシュ・フローが1,134百万円の収入で、投資活動によるキャッシュ・フローが183百万円の支出で、両者を合わせたいわゆるフリー・キャッシュ・フローが950百万円の収入であり、財務活動によるキャッシュ・フローの内の配当金支払やリース債務の支払を十分カバーすることができる水準となっております。
資本の財源につきましては、当社グループの運転資金・設備投資は期中の一時的な子会社の借入を除き、自己資金により充当しております。当連結会計年度末の有利子負債残高は、リース債務57百万円のみであり、前連結会計年度末と比較して12百万円減少しております。
現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は4,225百万円であり、資金の流動性は十分に確保できており、小規模ベースのM&Aや隣接企業への拡大についても対応できる水準であります。
(4)仕入、販売等の状況
(a) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の仕入実績及び当該仕入実績の総仕入実績に対する割合は次のとおりであります。
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 生産実績
該当事項はありません。
(c) 受注状況
該当事項はありません。
(d) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、前半では非常に緩やかな回復基調でありました。
世界情勢としては、朝鮮半島非核化への端緒を開き、北東アジアに大きな変化が期待される歴史的な米朝首脳会談が開催される一方で、米国による高関税政策の発動に始まる中国、EU、カナダ等を巻き込んだ高関税政策の応酬があり、2月末迄を予定していた米中間協議は長期化しました。この異例な対外政策がもたらす世界貿易縮小の影響もあり、英国の紆余曲折を経たEU離脱日の大幅延期、野党の発言力が増した米国議会の動向など、先行きは正に予断を許さない状況となりました。
連結会計年度後半の日本では各種政府統計の虚偽も発覚し、以上のような世界情勢の影響も受け、製造業を中心に景気回復の鈍化もみられました。
このような状況の下、フード業界におきましては、食の安全性を確保するため、特に現場の衛生面に重点を置き、食材の選定、調理、盛り付けなど、お客様に十分ご満足いただけるよう常に徹底したサービスの提供を心掛け、日常生活に欠くことのできない食の供給会社として、お客様のことを常に考え、日々成長し続けてまいりました。
介護業界におきましては、高齢化率が年々上昇し、介護サービスの需要が益々高まりつつあります。介護職員については、有効求人倍率が高い数値で推移し続け、人材の確保が困難な状況が継続しております。そうした状況において、介護報酬の改定による影響がある中、お客様の利便性等を追求することでシェアの拡大を図ってまいりました。
当社グループでは、各事業のストロングポイントを的確に見極めた上でシナジー効果を最大限に発揮していくこと、また、国内だけにとどまらず海外にも積極的に進出し、人口減少時代を迎える日本において多角的な収益構造を構築し安定した成長を目指すことを目標としております。
当期においても各事業の強みを確実に伸ばすことで、全体として売上高・経常利益共に伸ばすことができました。
当連結会計年度の業績は、売上高19,574百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1,120百万円(前年同期比4.5%増)、経常利益1,137百万円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、681百万円(前年同期比9.2%増)となりました。
売上高の増加は、主に介護事業及び食肉販売事業での売上が増加したことによるものであります。経常利益の増加は、売上の増加に加え、食肉販売事業及び給食事業における採算改善、為替などの営業外収支の改善等によります。売上高営業利益率は前連結会計年度より0.2ポイント良化の5.7%となりました。
今後におきましても、売上高の増加、売上高営業利益率の更なる改善に加え、グループの目標通り東南アジアを含む様々な国や地域に進出し、事業を成長させることに邁進してまいります。
主な事業別の状況は次のとおりであります。
| セグメント名称 (セグメントに該当する会社) | 主要な事業の内容 | |
| アスモ事業 (株式会社アスモ) | グループ会社の統制・管理、不動産賃貸 | |
| アスモトレーディング事業 (株式会社アスモトレーディング) | 食肉の輸出入、食肉及び食肉加工品の販売 | |
| アスモフードサービス事業 (株式会社アスモフードサービス) (株式会社アスモフードサービス首都圏) (株式会社アスモフードサービス東日本) (株式会社アスモフードサービス中日本) (株式会社アスモフードサービス西日本) | 高齢者介護施設等における給食の提供 | |
| アスモ介護サービス事業 (株式会社アスモ介護サービス) (株式会社アスモライフサービス) | 訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営 | |
| ASMO CATERING (HK) 事業 (ASMO CATERING (HK) CO., LIMITED) | 香港における外食店舗の運営 | |
| その他 | (サーバントラスト信託株式会社) | 管理型信託商品の販売 |
| (アスモ少額短期保険株式会社) | 少額短期保険商品の販売 | |
| (ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITED) | 台湾における外食店舗の運営 | |
アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、従来から最重点販売しております収益力の高い高品質メキシコ産チルド牛肉の安定した販売が続いております。
夏から秋にかけての自然災害として大阪北部地震や台風21号の影響を受けたため、特に9月においては商品出荷ができなくなる等の影響により売上が大きく落ち込むこととなりましたが、年末商戦における販売増加により落ち込みが回復するに至りました。
また、第4四半期においては需要が落ち込む時期ではありますが、環太平洋パートナーシップ協定の効果でメキシコ産牛肉の関税が更に低くなったことから、販売価格においてお客様への還元を行い、販売数量の確保に努めました。通販事業においても魅力ある商品の提案と販売先の増大により徐々に売上を伸ばしてきており、銘柄牛を使用したギフト用商品においては年末の需要期を過ぎても予想を上回る発注をいただき、大きな成果を上げることができました。
今後の販売拡大においての課題としては、新たな加工工場を開拓して増産に耐えうる生産ラインの確保が重要となりますので、取り組んでまいります。
物流面では、夏から秋にかけて頻発した自然災害による影響が未だに残っており、更に働き方改革の影響として物流の制約が多くなったことに伴う輸送費・保管料等の料金高騰により、当連結会計年度においては物流経費が増加することとなりました。この傾向は今後も継続されるものと思われます。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、3,247百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益(営業利益)は、63百万円(前年同期比33.5%増)となりました。
今後は物流における問題の解決を図り、加工商品の安定した生産ができるよう加工工場の開拓を実施して安定的な商品の供給を行い、価格を含めた商品の優位性をアピールして顧客満足の拡充を追求してまいります。
アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、前連結会計年度に行った収益向上のための不採算受託施設の契約解除や、収益を見込める新規施設の受託により、当連結会計年度は利益率が改善し、堅調に推移いたしました。
また、ますます高齢化が進む中、介護食に対する需要も高まっているため、従業員に介護食(ソフト食・ゼリー食等)の研修・講習会を強化し、より一層の技術向上に努めており、嚥下困難な方でもお食事を楽しんで召し上がっていただけるよう取り組んでおります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、7,315百万円(前年同期比3.2%減)、セグメント利益(営業利益)は、527百万円(前年同期比20.6%増)となりました。
今後もお客様の立場に立って、常に安全・安心でおいしく、お客様のニーズに合った食事提供を心掛けるとともに、日々の健康管理にも寄与できるよう努めてまいります。
アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所及び有料老人ホーム運営事業を営んでおり、当連結会計年度につきましては、4月の介護保険法の改正による報酬見直しの下、介護報酬が大きく伸ばせない中、恒常的な人手不足に伴う人件費の上昇など、足元・先行きとも非常に厳しい状況で推移しております。
また、効率化を図り8月をもって真駒内訪問介護事業所、居宅介護支援事業所を廃止いたしました。
そのような状況の中、既存事業所のご利用者獲得と有料老人ホームの営業強化を行った結果、有料老人ホームの入居者数を大きく伸ばすことができました。
これにより、当連結会計年度末現在、訪問介護事業所36事業所(前連結会計年度末は37事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前連結会計年度末は13事業所)となり、支援させていただいておりますご契約者様は、2,017名(前連結会計年度末は2,019名)となりました。また、有料老人ホーム6施設(前連結会計年度末は6施設)、ご入居者様数は333名(前連結会計年度末は294名)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、6,126百万円(前年同期比5.3%増)、セグメント利益(営業利益)は、695百万円(前年同期比3.5%減)と、増収減益となりました。
今後ともご利用者様の獲得に努めていくとともに、より良い人材の確保と定着を最重要課題として、介護サービスの質の向上を図ってまいります。
ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING (HK)事業におきましては、今後長期的に香港での事業を再構築することを念頭に、主に新規事業の開拓と不採算店舗の整理という課題に取り組んできた一年でした。
4月には今後の新たな当社の事業の柱とすべく、『和風食堂 とら蔵』元州店をオープンいたしました。同店はこれまで主戦場としてきた都心駅前大型モールへの出店ではなく、郊外の公団住宅地の中にある路面店立地であり、当社としては全く新たなマーケットです。
大型モールへの出店については、日本から新規参入する飲食店が相次ぎ、出店にあたっての競争が激化し優良物件が獲得できないということ、ようやく優良物件に出店できても常にテナントの入れ替えをしようとするデベロッパー側の意向により、延長契約ができず退店を余儀なくされるということが相次ぎ、ここ数年の苦戦につながっております。
この状況を打開すべく、郊外の公団住宅地や中小型モールへの出店をターゲットにしたのが『和風食堂 とら蔵』で、「大衆和風食堂」をコンセプトに、らーめんを中心とした定食・お弁当・丼などを非常にリーズナブルな価格で販売しております。 同店は、麺・唐揚げ・とんかつ・和風デザートなど、当社の食品加工工場を最大限に活用しており、工場の稼働を上げることにも大きく寄与しております。
12月には同タイプの啓田店及びウォーチェ店を立て続けにオープンし、3店舗ともに好調に推移しております。
また、これまで日系のスーパー・百貨店のみとの提携でしたが、香港ローカルスーパーチェーンの最大手であるPARKn SHOPとの新たな取り組みも始めました。当社のショップである『匠工房秀吉』を10月にTASTE東涌店へ、1月にTASTE又一城店へオープンいたしました。両店とも計画通りに推移しております。
一方で、8月には『今助』旺角店、10月には『匠工房秀吉』一田沙田店の退店を余儀なくされました。また、不採算店舗であった『坂樂屋』・『彩桜屋』AEONチュン湾店及び『彩』PIAGO徳福店をそれぞれ8月と11月に契約満期につき閉店し、赤字が続いていた『コスモスハウス』康怡店を契約期間終了前の9月に閉店いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,205百万円(前年同期比1.4%減)、セグメント損失(営業損失)は、△57百万円(前年同期はセグメント損失△20百万円)と、減収減益となりました。
多くの新店舗開店と閉店があったため、初期投資と撤去費用や撤去期間内の家賃負担などが重なり、収益としては非常に苦戦いたしましたが、今後長期的に新たな戦略のもと収益改善へ向けて道筋を整えることができた一年でもありました。
その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を営んでおり、『終活信託』と称した法人・個人向けの金銭管理信託(特定贈与信託、遺言代用信託を含む)及び不動産管理信託を主力とした高齢者及び葬儀社等の終活事業者向けに信託商品の販売を行っております。
超高齢化社会の到来により、高齢者の財産管理ニーズや資産承継ニーズが今以上に高まる中、今後更に『信託』の活用が高まっていくと予想されます。信託の特長である安心・確実な財産の保全をキーワードに高齢者のニーズを取り込み、本事業は今後も成長が期待できるものと考えております。
当連結会計年度におきましては、売上目標104百万円を掲げ、法人向け金銭管理信託、個人向け金銭管理信託及び不動産管理信託の新規設定報酬や高齢者福祉施設、葬儀社等の終活支援団体からの金銭管理信託、不動産管理信託を中心とした管理報酬により108百万円(前年同期比6.5%増)を達成いたしました。販管費におきましては、人件費等を中心に経費削減を行い前年同期比3.0%減の52百万円、営業利益は前年同期比17.4%増の55百万円の増収増益となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジー及び高齢者支援団体等への営業活動を中心としたシニアマーケットの開拓により新規契約を獲得し、売上増加に努めてまいります。
b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、生命保険商品4種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険、介護サポート総合保険)及び損害保険商品2種類(高齢者施設入居者家財保険、介護サポート総合保険)を販売しております。
生命保険商品は企業の従業員への福利厚生制度としての付保、保険比較サイトや紙媒体での広告等による通信販売で販売しております。また、損害保険商品「転ばぬ先の杖」(高齢者施設入居者家財保険)、及び「てんとうむし」(介護サポート総合保険)は有料老人ホーム等を代理店化し入居者にお勧めする方法、及び老人ホーム紹介会社が他社との差別化を目的として1年間サービスとして付保するスキームにて展開しております。
2018年7月に認知症の方が起こした賠償事故も補償される新特約を付加した「転ばぬ先の杖プラス」の販売を開始いたしましたが、この新プランが有料老人ホーム事業者、入居者に高い評価をいただき、今年度の新規契約件数は1,075件にのぼっております。
当連結会計年度におきましては、のれんの償却を除く営業利益は31百万円となり対計画(18百万円)比171.6%を達成することができました。これは保険の引受が健全に行われ、保険金支払が想定(115百万円)より低く収束(97百万円)したことが大きく寄与しております。
引き続き当社独自商品による新規マーケット開発に力を入れ、グループ会社とのシナジー及びシニアマーケットの開拓により、健全な保険事業を行いつつ、新規契約を獲得し収入保険料増加に努めてまいります。
c.ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITED
その他セグメントに含めておりますASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDは、台北市郊外にある天母そごう店内の『日本料理 今助』と、台北市中心地にある復興そごう店内のフードコートショップ『彩丼屋』の2店舗体制にて事業展開をしておりました。
10月以降、台北市内に新たに大型商業施設が増え、それまで採算を維持していた2店舗においても毎月赤字に陥り、加えて2019年2月末の契約更新時での家賃値上げの打診があり、採算をとることは難しいと判断し、一旦両店舗ともに閉店し、今後の状況を注視しつつ再チャレンジの機会を窺うことにいたしました。
以上の結果、その他の事業における当連結会計年度の売上高は、675百万円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益(営業利益)は、58百万円(前年同期比19.6%増)と、減収増益となりました。
(2) 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は8,348百万円となり、前連結会計年度末に比べ724百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が822百万円増加し、受取手形及び売掛金が63百万円、商品が43百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は2,764百万円となり、前連結会計年度末に比べ178百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が149百万円、他流動負債のその他に含まれる未払消費税等が99百万円増加し、未払金が58百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は5,583百万円となり、前連結会計年度末に比べ545百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が541百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は65.9%(前連結会計年度末は64.7%)となりました。
売上の増加に関わらず受取手形及び売掛金や商品の残高が増えておらず、負債勘定の増加に加え、利益剰余金の増加が現金及び預金の増加に反映しており順当な増減であると認識しております。
セグメントごとの資産の状況は以下のとおりであります。
アスモトレーディング事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は716百万円となり、前連結会計年度末に比べ59百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が106百万円増加し、受取手形及び売掛金が12百万円、商品が36百万円減少したことによるものであります。
利益剰余金の増加と受取手形及び売掛金や商品の減少という運転資金の圧縮が、現金及び預金の増加につながっており、順当であると評価しております。
アスモフードサービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は1,600百万円となり、前連結会計年度末に比べ177百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が241百万円増加し、売掛金が26百万円、リース資産が15百万円、流動資産のその他に含まれる未収消費税が16百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の増加は、利益剰余金の増加と運転資金の圧縮によるもので、順当であると評価しております。
アスモ介護サービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は2,706百万円となり、前連結会計年度末に比べ106百万円減少いたしました。これは主に差入保証金が30百万円増加し、現金及び預金が81百万円、受取手形及び売掛金が20百万円、繰延税金資産が21百万円減少したことによるものであります。
利益剰余金の増加による借入金の約定弁済を実施しつつ、運転資金の圧縮により現金及び預金を増加させており、順当であると評価しております。
ASMO CATERING (HK) 事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は571百万円となり、前連結会計年度末に比べ81百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が75百万円増加し、現金及び預金が116百万円、差入保証金が18百万円減少したことによるものであります。
有形固定資産の増加と差入保証金の減少は、店舗の撤退・新規出店に伴うもので、損失発生とともに現金及び預金の減少となっております。早急な収益改善を図ってまいります。
アスモ事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は2,188百万円となり、前連結会計年度末に比べ642百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が624百万円、投資有価証券が10百万円増加したことによるものであります。
現金及び預金の増加は、利益剰余金の増加と他セグメントへの貸付の約定弁済によるもので、順当であると評価しております。
その他の事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は564百万円となり、前連結会計年度末に比べ32百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が49百万円増加し、有形固定資産が23百万円、のれんが14百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の増加は、利益剰余金の増加に見合うものであり、有形固定資産の減少は、主にASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDの店舗閉鎖に伴うもの、のれんは予定通りの償却(60ヶ月償却)で当連結会計年度中に償却完了となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,101百万円や減価償却費120百万円に加えて債権債務の増減等により、1,134百万円の収入(前年同期1,177百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出169百万円や差入保証金の差入・回収差15百万円の支出により、183百万円の支出(前年同期217百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済や普通配当の実施等により、138百万円の支出(前年同期135百万円の支出)となりました。
その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は前連結会計年度末残高の3,402百万円から822百万円の増加の4,225百万円となりました。
当社グループの当連結会計年度の資金状況においては、営業活動によるキャッシュ・フローが1,134百万円の収入で、投資活動によるキャッシュ・フローが183百万円の支出で、両者を合わせたいわゆるフリー・キャッシュ・フローが950百万円の収入であり、財務活動によるキャッシュ・フローの内の配当金支払やリース債務の支払を十分カバーすることができる水準となっております。
資本の財源につきましては、当社グループの運転資金・設備投資は期中の一時的な子会社の借入を除き、自己資金により充当しております。当連結会計年度末の有利子負債残高は、リース債務57百万円のみであり、前連結会計年度末と比較して12百万円減少しております。
現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は4,225百万円であり、資金の流動性は十分に確保できており、小規模ベースのM&Aや隣接企業への拡大についても対応できる水準であります。
(4)仕入、販売等の状況
(a) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| アスモ事業 | (千円) | ― | ― |
| アスモトレーディング事業 | (千円) | 2,985,925 | 101.1 |
| アスモフードサービス事業 | (千円) | 2,593,403 | 96.1 |
| アスモ介護サービス事業 | (千円) | ― | ― |
| ASMO CATERING (HK) 事業 | (千円) | 789,884 | 101.4 |
| 報告セグメント計 | (千円) | 6,369,213 | 99.0 |
| その他 | (千円) | 49,975 | 81.9 |
| 合計 | (千円) | 6,419,189 | 98.9 |
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の仕入実績及び当該仕入実績の総仕入実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社ギフト | 1,835,451 | 28.3 | 1,785,322 | 27.8 |
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 生産実績
該当事項はありません。
(c) 受注状況
該当事項はありません。
(d) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| アスモ事業 | (千円) | 4,752 | 100.0 |
| アスモトレーディング事業 | (千円) | 3,247,697 | 104.7 |
| アスモフードサービス事業 | (千円) | 7,315,368 | 96.8 |
| アスモ介護サービス事業 | (千円) | 6,126,673 | 105.3 |
| ASMO CATERING (HK) 事業 | (千円) | 2,205,487 | 98.6 |
| 報告セグメント計 | (千円) | 18,899,980 | 101.0 |
| その他 | (千円) | 675,008 | 96.2 |
| 合計 | (千円) | 19,574,988 | 100.8 |
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社ベストライフ | 5,541,660 | 28.5 | 5,853,110 | 29.9 |
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。