四半期報告書-第47期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 16:02
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間における世界情勢としては、新型コロナウイルス感染症の変異株の登場に加え、コロナ禍が引き起こしたサプライチェーンの混乱による需給ギャップの解消が進まないことなどの下振れリスクを伴いつつも、パンデミックへの対応については知見の蓄積が進んだことで、足並みはそろわないものの景気は緩やかな回復基調となっています。
わが国の経済においても、緊急事態宣言等が全面解除された2021年10月以降、経済活動の再開と新型コロナウイルス感染症の蔓延防止の両立により、景気は正常化に向かいましたが、変異株による今後の感染動向次第では再び停滞に転じる可能性も考えられます。
当社グループの状況につきましては、コロナ禍で発現が遅れていた需要などを取り込む形で、アスモトレーディング事業、ASMO CATERING(HK)事業では好調に推移した一方で、新型コロナウイルス感染症への警戒感が残る高齢者向けサービスを提供しているアスモ介護サービス事業においては利用者数の回復に時間を要しており、引き続き厳しい状況にあります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高14,325百万円(前年同四半期比0.6%増)、営業利益496百万円(前年同四半期比25.0%減)、経常利益531百万円(前年同四半期比25.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、322百万円(前年同四半期比27.7%減)となり、売上高営業利益率は前年同四半期より1.2ポイント減少して3.5%となりました。
営業利益、経常利益の減少は、主にアスモ介護サービス事業において新型コロナウイルス感染症の影響による利用者の減少を起因とする売上の減少傾向の中でアフターコロナに向け、必要となる職員数を維持していることによるものであります。
今後におきましては、コロナ禍の終息を見据え、各事業セグメントが強い使命感を持って事業に従事し、コロナ禍前の水準への回復に向け邁進してまいります。
セグメントごとの状況は次のとおりであります。
セグメント名称
(セグメントに該当する会社)
主要な事業の内容
アスモ事業
(株式会社アスモ)
グループ会社の統制・管理、不動産賃貸
アスモトレーディング事業
(株式会社アスモトレーディング)
食肉の輸入、食肉及び食肉加工品の販売
アスモフードサービス事業
(株式会社アスモフードサービス)
(株式会社アスモフードサービス首都圏)
(株式会社アスモフードサービス東日本)
(株式会社アスモフードサービス中日本)
(株式会社アスモフードサービス西日本)
高齢者介護施設等における給食の提供
アスモ介護サービス事業
(株式会社アスモ介護サービス)
(株式会社アスモライフサービス)
訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営
ASMO CATERING (HK) 事業
(ASMO CATERING (HK) CO., LIMITED)
香港における外食店舗の運営、食品加工販売
その他(サーバントラスト信託株式会社)管理型信託商品の販売
(アスモ少額短期保険株式会社)少額短期保険商品の販売
(ASMO CATERING(TAIWAN)COMPANY LIMITED)台湾における外食店舗の運営 ※事業を休止中

① アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、国内では2021年10月から新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の解除に伴い、外食産業での需要増加により売上高は堅調に推移しましたが、食肉生産国における人手不足と、国際的な需要の高止まりによる価格の上昇傾向に加え、為替が円安傾向に推移したことによるコスト高を原因として利益率が低下しました。また、2021年の年末には新型コロナウイルス感染症の変異株の感染懸念により再び外食需要が冷え込むなど、期待されたマーケットの回復は一進一退の状況にあったため、運賃・保管料・人件費等の減少と効率化を図ることで利益を追求してまいりました。そのような状況下で、通信販売事業においては定着した巣ごもり需要を捉えることができたため順調な業績で推移しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,479百万円(前年同四半期比22.5%増)、セグメント利益(営業利益)は73百万円(前年同四半期比34.6%増)となりました。
今後も新型コロナウイルス感染症の変異株の動向が外食産業にとっては当面の不確定要素と思われますが、消費動向や需給バランスの変動を注視して機敏に対応し、メキシコ産商材を中心に価格を含めた商品の優位性を実現することで販路をグリップし、業績の向上に専念してまいります。
② アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、主な給食提供先である有料老人ホームや介護施設でのコロナ禍対応に起因したご利用者様(給食提供人数)の減少により厳しい状況で売上高が推移しました。また、国内での食品を中心とした生活に身近な品目における価格上昇の影響を受け、特に価格変動の大きい生鮮野菜の仕入が課題となり、原価を抑える為に食材の切り替えを行い、効率的な人員配置を行うことで販管費を抑え利益の確保に努めてまいりました。一方で、コロナ禍でも楽しめるよう内容を工夫した数々のイベントを行うことで顧客満足度の向上を図ってまいりました。
2021年10月の緊急事態宣言全面解除に伴い少しずつ再開していた従業員の研修や料理コンテスト等は、新型コロナウイルス感染症の変異株の感染懸念により再び断念せざるを得ない状況となりましたが、試行錯誤しながら従業員の知識向上を図り、引き続きお客様に安心・安全なお食事をご提供し続けてまいります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は5,682百万円(前年同四半期比0.6%減)、セグメント利益(営業利益)は301百万円(前年同四半期比28.0%増)となりました。また、受託施設件数については、当第3四半期連結会計期間末現在、252施設(前年同四半期末は255施設)となりました。
③ アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、介護業界全体として、恒常的な人手不足と、それに伴う人件費の上昇に加え、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響によるご利用者様の減少で、足元・先行きとも厳しい状況にあります。2021年10月の緊急事態宣言全面解除を機とした利用者数の増加を見込んでおりましたが、新たな変異株の蔓延により再び先行きが見通しづらい状況となりました。
そのような状況の中、感染対策の徹底を行うことにより、現在に至るまで新型コロナウイルス感染症に関連した大きな問題は起こることなく運営を行ってまいりましたが、当第3四半期連結累計期間ではご利用者様の減少により、売上、利益ともに厳しい結果となりました。
これにより、当第3四半期連結会計期間末現在、訪問介護事業所37事業所(前年同四半期末は37事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前年同四半期末は12事業所)となり、支援させていただいておりますご利用者様(※)は1,933名(前年同四半期末は2,048名)となりました。また、有料老人ホーム6施設(前年同四半期末は6施設)のご入居者様は306名(前年同四半期末は330名)となりました。(※)介護タクシーでの介護保険利用者を除く
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、4,346百万円(前年同四半期比14.8%減)、セグメント利益(営業利益)は267百万円(前年同四半期比49.9%減)となりました。
今後におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着き、回復が見込まれる介護需要を取り込むことに注力してまいります。また、職員の定着率向上に向けた取り組みと積極的な新規採用により十分な職員数を確保していることを強みとして、介護サービスの更なる質の向上を図ってまいります。
④ ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING (HK) 事業におきましては、香港内での新型コロナウイルス感染症の感染は抑えられてはいるものの、中国本土各地においてほぼゼロに抑えられてきた感染者数が徐々に増え始めており、香港政府は規制緩和に対しては非常に消極的であるため、レストラン各店においては当第2四半期会計期間以降に見られた回復基調に再びブレーキがかかった状況となりました。そのような状況の中、2021年10月に、ローカルの日系スーパーである一田百貨店の大埔店リニューアルオープンに伴い、『匠工房秀吉』及び『Japanese Delicatessen 彩』を新たにオープンしました。大埔地区は中国本土に近い郊外に位置しており、特に『Japanese Delicatessen 彩』に関してはコロナ禍において好調であったAPITA太古城店に続く2店舗目の出店となりました。食品売り場内にある日本の惣菜、お弁当を販売するショップという業種は、香港ではこれまであまり無かったスタイルであり、コロナ禍を経て外食一辺倒であった香港の人々の食習慣の変化を捉えた業態であります。また当社独自のセントラルキッチンを効率的に生かせる業態でもあり、今後も成長が期待されます。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,477百万円(前年同四半期比43.0%増)、セグメント利益(営業利益)は1百万円(前年同四半期はセグメント損失34百万円)となりました。
⑤ その他の事業
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を展開しており、入居一時金保全信託、法人・個人向けの金銭管理信託、および不動産管理信託を主力とした信託商品の販売を行っております。同じくその他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、企業の従業員への福利厚生制度としての生命保険商品、および高齢者施設入居者のケガや家財の補償、および介護サポートを目的とした損害保険商品を販売しております。いずれの事業においても、コロナ禍によって対面販売営業を行う機会の確保が難しく、新規受注が伸び悩んだことで減収減益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、336百万円(前年同四半期比6.0%減)、セグメント損失(営業損失)は4百万円(前年同四半期はセグメント利益16百万円)となりました。

(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は9,182百万円となり、前連結会計年度末に比べ116百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が286百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が156百万円増加し、流動資産のその他に含まれる預け金が219百万円、投資その他の資産のその他に含まれる繰延税金資産が128百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は2,928百万円となり、前連結会計年度末に比べ167百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が190百万円、流動負債のその他に含まれる預り金が295百万円増加し、同じく流動負債のその他に含まれる未払費用が223百万円、賞与引当金が74百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は6,253百万円となり、前連結会計年度末に比べ50百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が149百万円増加し、自己株式が218百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は67.6%(前連結会計年度末は69.0%)となりました。
前連結会計年度末に比べ債権や在庫は増加しておりますが、年末年始を繁忙期とする事業の債権など季節的な変動が主であり、また利益剰余金の増加が現金及び預金の増加に反映していることからも、順調な増減であると認識しております。
資本の財源につきましては、当社グループの運転資金・設備投資について一部連結子会社で一時的な借入を行うことがありますが、基本的には自己資金により充当しております。当第3四半期連結会計期間末の有利子負債残高は、短期借入金24百万円とリース債務178百万円であり、前連結会計年度末と比較して23百万円減少しております。
現金及び預金の当第3四半期連結会計期間末残高は5,065百万円であり、資金の流動性は十分に確保できております。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。

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