有価証券報告書-第45期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(業績等の概要)
(1) 経営成績
当連結会計年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善傾向にあるなど、緩やかな回復が続いたものの、消費税の引き上げと災害による景気の停滞がみられました。
世界情勢では、米中貿易摩擦や、英国のEU離脱問題などに加え、当連結会計年度終盤には新型コロナウイルス感染症の拡大による急速な景気後退懸念の高まりなど、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。
このような状況の下、アスモフードサービス事業では、災害による材料費の高騰、人手不足による人件費の上昇など、取り巻く環境が厳しい中において、生活に欠くことのできない食の供給会社として、現場の衛生面に重点を置くことで食の安全性を確保するとともに、食材の選定、調理方法、盛り付けなどを工夫し、常にお客様にご満足をいただけるよう徹底したサービスの提供を心掛けてまいりました。
アスモ介護サービス事業では、高齢化により高まる需要を追い風として、課題である人材の確保をクリアし、安定的にサービスを提供できる機会を確保してきたことで、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所のご利用者様、及び有料老人ホームのご入居者様を順調に増やしてまいりました。
アスモトレーディング事業では、かねてより注力してまいりましたメキシコ産チルド牛肉の販売と銘柄牛を使った食材の通信販売が堅調に推移いたしました。
ASMO CATERING (HK) 事業では、香港における暴動に続き、新型コロナウイルス感染症の発生拡大の影響により、大変厳しい状況で推移いたしましたが、いずれも一過性の外的要因であることを考慮し、終息後には積極的展開を行うべく販路の維持に努めてまいりました。
このように、当社グループは、各事業のストロングポイントを的確に見極めた上でシナジー効果を最大限に発揮していくこと、また、国内にとどまらず海外にも積極的に進出し、人口減少時代を迎える日本において多角的な収益構造を構築し安定した成長を目指すことを目標としてまいりました。
その結果として、当期においても各事業の強みを確実に伸ばすことで、全体として売上高・経常利益共に伸ばすことができました。
当連結会計年度の業績は、売上高19,842百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益1,183百万円(前年同期比5.6%増)、経常利益1,196百万円(前年同期比5.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益673百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
売上高の増加は、アスモ介護サービス事業、アスモフードサービス事業、及びアスモトレーディング事業での売上が堅調に増加したことによるものであります。営業利益及び経常利益の増加は、売上高の増加に加え、特にアスモ介護サービス事業における収益率が向上したことによります。
売上高営業利益率は前連結会計年度より0.3ポイント良化の6.0%となりました。
今後におきましても、売上高の増加、売上高営業利益率の更なる改善に加え、グループの目標通り事業を成長させることに邁進してまいります。
主な事業別の状況は次のとおりであります。
アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、従来から重点販売しております高品質メキシコ産チルド牛肉、及び銘柄牛を使った通信販売事業における安定販売が続きました。
期初においては、大型連休への対応や、6月に開催されたG20大阪サミット期間中に出荷停止期間があったため、一時的に売上の減少が懸念されましたが、梅雨時期から夏場にかけての気候がよかったこともあり、販売は好調に推移しました。また10月の消費税増税では軽減税率の対象品目であることにより12月まで昨年を上回る販売ができました。第4四半期には、マーケットにも新型コロナウイルス感染症の影響が及び、3月には中国向けコンテナの滞留を原因として、船会社のスケジュールに大幅な変更・遅延などが発生したことによりスムーズな流通が阻害され販売が停滞しましたが、通期としては、廉価販売につながる無駄な購買を抑え、さらに最重点販売している商品の取り扱いを維持したことで、売上、利益共に増加することができました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は3,374百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益(営業利益)は82百万円(前年同期比28.9%増)となりました。
今後においても新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されますが、需要が増えている小売業者や量販店などへの販売先ターゲットの変化に柔軟に対応し、引き続き、通信販売用加工商品の安定供給を行うことで、価格を含めた商品の優位性をアピールして顧客満足の拡充を追求してまいります。
アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、2019年4月の乳製品・ペットボトル飲料の値上げに続き、日照不足の影響による発育不足と、各地で度重なった大規模な台風と水害、気候変動の影響による青物仕入価格の高騰や、人手不足による人件費の上昇など、非常に厳しい状況で推移いたしました。
そのような中で従業員の勤務環境の整備を行うとともに、採算性の高い施設の受託に注力してきたことで当連結会計年度末現在、受託件数は265施設(前年同期末は258施設)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は7,561百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益(営業利益)は440百万円(前年同期比16.5%減)となりました。
ますます高齢化が進み、介護食に対する需要も高まっていることから、今後も従業員への研修・勉強会を通じて一層の技術向上を図ることで、より多くのお客様に安心・安全で美味しい食事を提供し続けてまいります。
アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、及び有料老人ホーム運営事業を営んでおり、業界全体としては高まる需要に対して、恒常的な人手不足と、それに伴う人件費の上昇など、足元・先行きとも厳しい状況にあります。
そのような状況の中、教育制度や資格補助制度の拡充をはじめ、キャリアパスの明確化、事務作業の軽減など改善施策を地道に行ってまいりましたが、2019年10月より新たに始まった経済政策パッケージに基づく特定処遇改善加算を積極的に活用し、賃金面での処遇改善を行ったことにより、職員の定着率向上と新規採用を実現し、安定的にサービスを提供できる機会が確保できました。その結果、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所のご利用者様数を順調に伸ばすことができ、介護保険収入が増加いたしました。
また、新たに8月から介護タクシー事業を始め、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪の13事業所で運行を開始しております。現状ではまだ売上規模も小さく、会社全体の数字には大きく影響しておりませんが、今後は既存事業とのシナジー効果を活かすことで介護保険外収入の一つの柱となってゆくものと考えます。
以上の取り組みにより、当連結会計年度末現在、訪問介護事業所36事業所(前年同期末は36事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前年同期末は12事業所)となり、支援させていただいておりますご利用者様は2,090名(前年同期末は2,017名)となりました。また、有料老人ホーム6施設(前年同期末は6施設)、ご入居者様は331名(前年同期末は333名)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は6,582百万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益(営業利益)は908百万円(前年同期比30.7%増)となりました。
今後も引き続きご利用者様の獲得に努めていくとともに、充実した雇用環境を創ることで、より良い人材の確保と定着率向上に努め、介護サービスの更なる質の向上を図ってまいります。
ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING(HK)事業におきましては、2019年3月に香港で発生した度重なる大規模デモの影響により、主要道路の占拠や地下鉄駅の封鎖などで店舗の営業中止や営業時間の短縮を余儀なくされ、売上が減少するなど、非常に厳しい状況で当期をスタートいたしました。ようやく2020年1月初旬にはデモが沈静化し、売上は一旦回復傾向となりましたが、旧正月にあたる1月25日前後から地続きの中国で発生した新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、2月度以降においては再び商業活動が大きく制限される事態となりました。2月度の売上高においては既存店ベースで前年同月比64.8%と非常に大きな影響を受けました。また、3月中旬以降には、感染者数が再度増加する「第二波」が発生し、香港政府より3月23日にレストラン各店に対して、客席の50%以下稼働、4人以上の入店の禁止、テーブルの間隔1.5m以上の確保などの規制が開始されており、依然として厳しい状況にあります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,792百万円(前年同期比18.7%減)、セグメント損失(営業損失)は130百万円(前年同期はセグメント損失57百万円)となりました。
このように展望が不確かな状況の中、大きな投資が必要な自社店舗の新規出店路線から、自社の強みであるセントラルキッチンを活用した食品加工販売部門での新規顧客開拓路線や、フードコート出店路線へのシフトを行い、食品加工販売部門では、既存のお取引先に加え、新たに香港へ進出された大手飲食店様とのお取引も開始いたしました。フードコート出店路線では、香港ドン・キホーテ2号店である『DON DON DONKI OPモール本店』内のフードコートに2020年3月『神戸北の坂』をオープンいたしました。また既存店においても『和風食堂とら蔵』各店でオリジナリティのある丼類を開発し、全面的なメニュー改定を行うなど、地道に自社店舗ブランドの強化に努めてまいりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、今後も厳しい状況が続くことが予想されますが、事態の収束後をしっかりと見据え、店舗とセントラルキッチンの両輪を活かして業績の回復に努めてまいります。
その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を展開しており、入居一時金保全信託、法人・個人向けの金銭管理信託(特定贈与信託、遺言代用信託を含む)及び不動産管理信託を主力とした信託商品の販売を行っております。
日本社会ではまだ認知度が低い信託制度ですが、超高齢化社会を迎え、高齢者の財産管理や資産承継のニーズが高まりつつあることを背景に、これらを一連の流れで行うことができる「信託」の需要が今後高まっていくものと予想され、特長である安心・確実な財産の保全と承継をキーワードに高齢者のニーズを取り込み、本事業は今後もシルバーマーケットの拡大とともに成長が期待できるものと考えております。
当連結会計年度におきましては、士業・高齢者支援団体等を中心に営業活動を行ってまいりましたが、消費税増税や新型コロナウイルス感染症による経済環境の大幅な悪化の影響を受け、信託契約の解約発生や新規受託が伸び悩んだ結果、信託報酬は90百万円(前年同期比16.7%減)、販売費及び一般管理費は52百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は38百万円(前年同期比30.9%減)となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジー、及び高齢者支援団体等への営業活動を中心としたシニアマーケットの開拓により新規契約を獲得し、信託報酬の増加に努めてまいります。
b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、生命保険商品4種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険、介護サポート総合保険)、及び損害保険商品2種類(高齢者施設入居者家財保険、介護サポート総合保険)を販売しております。
生命保険商品は企業の従業員への福利厚生制度としての付保、保険比較サイトや医療・介護等のポータルサイト、衣料・雑貨等の通販会社とのタイアップによる通信販売で販売しております。また、損害保険商品『転ばぬ先の杖』(高齢者施設入居者家財保険)、及び『てんとうむし』(介護サポート総合保険)は有料老人ホーム事業者等を代理店化し入居者にお勧めする方法、及び老人ホーム紹介会社が入居者に1年間サービスとして付保するスキームにて展開しております。『転ばぬ先の杖』の今年度の新規契約数は2,032件、保有契約は3,518件となりました。
当連結会計年度におきましては、収入保険料を主として収入は436百万円(前年同期比0.8%増)となりましたが、損害保険商品の積極的推進に伴う販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は23百万円(前年同期比25.9%減)となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジーを発揮させつつ、新規マーケット及び新規代理店開拓により新規契約を獲得し、収入保険料の増加に努めてまいります。
c.ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITED
その他セグメントに含めておりますASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDは前連結会計年度において不採算店を整理し、現在は事業を休止しております。
以上の結果、その他の事業における当連結会計年度の売上高は526百万円(前年同期比21.9%減)、セグメント利益(営業利益)は61百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
(2) 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は8,877百万円となり、前連結会計年度末に比べ529百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が449百万円、リース資産が179百万円増加し、受取手形及び売掛金が14百万円、保証金が57百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は2,739百万円となり、前連結会計年度末に比べ24百万円減少いたしました。これは主にリース債務が181百万円、賞与引当金が42百万円増加し、支払手形及び買掛金が121百万円、流動負債のその他に含まれる預り金が62百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は6,137百万円となり、前連結会計年度末に比べ553百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が533百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は68.5%(前連結会計年度末は65.9%)となりました。
セグメントごとの資産の状況は以下のとおりであります。
アスモトレーディング事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は636百万円となり、前連結会計年度末に比べ80百万円減少いたしました。これは主にリース資産が28百万円、商品が24百万円増加し、現金及び預金が33百万円、売掛金が100百万円減少したことによるものであります。
アスモフードサービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は1,577百万円となり、前連結会計年度末に比べ23百万円減少いたしました。これは主に売掛金が46百万円、商品が6百万円、機械装置及び運搬具が21百万円増加し、現金及び預金が78百万円、無形固定資産が9百万円、繰延税金資産が7百万円減少したことによるものであります。
アスモ介護サービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は3,102百万円となり、前連結会計年度末に比べ395百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が164百万円、売掛金が95百万円、リース資産が169百万円、繰延税金資産が26百万円増加し、差入保証金が54百万円、長期貸付金が14百万円減少したことによるものであります。
ASMO CATERING (HK) 事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は403百万円となり、前連結会計年度末に比べ167百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が43百万円、売掛金が46百万円、有形固定資産が68百万円、差入保証金が7百万円減少したことによるものであります。
アスモ事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は2,562百万円となり、前連結会計年度末に比べ374百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が387百万円増加し、関係会社株式が8百万円減少したことによるものであります。
その他の事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は595百万円となり、前連結会計年度末に比べ30百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が52百万円増加し、売掛金が9百万円、繰延税金資産が4百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,675百万円となり、前連結会計年度末に比べて449百万円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは579百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,177百万円、仕入債務の減少による支出120百万円、その他の負債の減少による支出129百万円、法人税等の支払額510百万円などによるものであります。
また、前連結会計年度に比べてキャッシュ・フローが555百万円減少している主な要因として、売上債権の増減額の増加(前年同期比△149百万円)、仕入債務の増減額の減少(前年同期比△128百万円)、法人税等の支払額の増加(前年同期比△180百万円)などが挙げられます。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは22百万円の収入となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出45百万円、差入保証金の差入・回収差による収入56百万円などによるものであります。
また、前連結会計年度に比べてキャッシュ・フローが206百万円増加している主な要因として、差入保証金の差入・回収差による収入の増加(前年同期比+72百万円)、有形固定資産の取得による支出の減少(前年同期比+123百万円)などが挙げられます。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは150百万円の支出となりました。これは主にリース債務の返済による支出30百万円、配当金の支払額120百万円などによるものです。
また、前連結会計年度に比べてキャッシュ・フローが11百万円減少している主な要因として、リース債務の返済による支出の増加(前年同期比△11百万円)などが挙げられます。
以上のとおり、当社グループの当連結会計年度の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フロー収入と投資活動によるキャッシュ・フロー収入を合わせた、いわゆるフリー・キャッシュ・フローが601百万円の収入であることから、財務活動によるキャッシュ・フローにおける配当金支払やリース債務の返済を十分にカバーできる水準となっております。
資本の財源につきまして、当社グループの運転資金・設備投資資金は期中の一時的な子会社の借入やリース債務を除き、自己資金により充当しております。当連結会計年度末の有利子負債残高はリース債務239百万円のみでありますが、主に介護タクシー事業開始に伴うリース車両の取得により、前連結会計年度末と比較して181百万円増加しております。
資金の流動性につきましても、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高が4,675百万円であることから、十分な資金を確保できており、小規模なM&Aや隣接事業への拡大についても対応できる水準であります。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたりまして、資産・負債及び収益・費用の測定並びに開示に与える影響のうち、将来事象の結果に依存するため確定できない金額については見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響については、現在のところ軽微であります。しかしながら、今後の事業に対する影響につきましては、注視していく必要があるものと考えております。
(5)仕入、販売等の状況
(a) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の仕入実績及び当該仕入実績の総仕入実績に対する割合は次のとおりであります。
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 生産実績
該当事項はありません。
(c) 受注状況
該当事項はありません。
(d) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(1) 経営成績
当連結会計年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善傾向にあるなど、緩やかな回復が続いたものの、消費税の引き上げと災害による景気の停滞がみられました。
世界情勢では、米中貿易摩擦や、英国のEU離脱問題などに加え、当連結会計年度終盤には新型コロナウイルス感染症の拡大による急速な景気後退懸念の高まりなど、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。
このような状況の下、アスモフードサービス事業では、災害による材料費の高騰、人手不足による人件費の上昇など、取り巻く環境が厳しい中において、生活に欠くことのできない食の供給会社として、現場の衛生面に重点を置くことで食の安全性を確保するとともに、食材の選定、調理方法、盛り付けなどを工夫し、常にお客様にご満足をいただけるよう徹底したサービスの提供を心掛けてまいりました。
アスモ介護サービス事業では、高齢化により高まる需要を追い風として、課題である人材の確保をクリアし、安定的にサービスを提供できる機会を確保してきたことで、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所のご利用者様、及び有料老人ホームのご入居者様を順調に増やしてまいりました。
アスモトレーディング事業では、かねてより注力してまいりましたメキシコ産チルド牛肉の販売と銘柄牛を使った食材の通信販売が堅調に推移いたしました。
ASMO CATERING (HK) 事業では、香港における暴動に続き、新型コロナウイルス感染症の発生拡大の影響により、大変厳しい状況で推移いたしましたが、いずれも一過性の外的要因であることを考慮し、終息後には積極的展開を行うべく販路の維持に努めてまいりました。
このように、当社グループは、各事業のストロングポイントを的確に見極めた上でシナジー効果を最大限に発揮していくこと、また、国内にとどまらず海外にも積極的に進出し、人口減少時代を迎える日本において多角的な収益構造を構築し安定した成長を目指すことを目標としてまいりました。
その結果として、当期においても各事業の強みを確実に伸ばすことで、全体として売上高・経常利益共に伸ばすことができました。
当連結会計年度の業績は、売上高19,842百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益1,183百万円(前年同期比5.6%増)、経常利益1,196百万円(前年同期比5.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益673百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
売上高の増加は、アスモ介護サービス事業、アスモフードサービス事業、及びアスモトレーディング事業での売上が堅調に増加したことによるものであります。営業利益及び経常利益の増加は、売上高の増加に加え、特にアスモ介護サービス事業における収益率が向上したことによります。
売上高営業利益率は前連結会計年度より0.3ポイント良化の6.0%となりました。
今後におきましても、売上高の増加、売上高営業利益率の更なる改善に加え、グループの目標通り事業を成長させることに邁進してまいります。
主な事業別の状況は次のとおりであります。
| セグメント名称 (セグメントに該当する会社) | 主要な事業の内容 | |
| アスモ事業 (株式会社アスモ) | グループ会社の統制・管理、不動産賃貸 | |
| アスモトレーディング事業 (株式会社アスモトレーディング) | 食肉の輸出入、食肉及び食肉加工品の販売 | |
| アスモフードサービス事業 (株式会社アスモフードサービス) (株式会社アスモフードサービス首都圏) (株式会社アスモフードサービス東日本) (株式会社アスモフードサービス中日本) (株式会社アスモフードサービス西日本) | 高齢者介護施設等における給食の提供 | |
| アスモ介護サービス事業 (株式会社アスモ介護サービス) (株式会社アスモライフサービス) | 訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営 | |
| ASMO CATERING (HK) 事業 (ASMO CATERING (HK) CO., LIMITED) | 香港における外食店舗の運営 | |
| その他 | (サーバントラスト信託株式会社) | 管理型信託商品の販売 |
| (アスモ少額短期保険株式会社) | 少額短期保険商品の販売 | |
| (ASMO CATERING(TAIWAN)COMPANY LIMITED) | 台湾における外食店舗の運営 | |
アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、従来から重点販売しております高品質メキシコ産チルド牛肉、及び銘柄牛を使った通信販売事業における安定販売が続きました。
期初においては、大型連休への対応や、6月に開催されたG20大阪サミット期間中に出荷停止期間があったため、一時的に売上の減少が懸念されましたが、梅雨時期から夏場にかけての気候がよかったこともあり、販売は好調に推移しました。また10月の消費税増税では軽減税率の対象品目であることにより12月まで昨年を上回る販売ができました。第4四半期には、マーケットにも新型コロナウイルス感染症の影響が及び、3月には中国向けコンテナの滞留を原因として、船会社のスケジュールに大幅な変更・遅延などが発生したことによりスムーズな流通が阻害され販売が停滞しましたが、通期としては、廉価販売につながる無駄な購買を抑え、さらに最重点販売している商品の取り扱いを維持したことで、売上、利益共に増加することができました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は3,374百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益(営業利益)は82百万円(前年同期比28.9%増)となりました。
今後においても新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されますが、需要が増えている小売業者や量販店などへの販売先ターゲットの変化に柔軟に対応し、引き続き、通信販売用加工商品の安定供給を行うことで、価格を含めた商品の優位性をアピールして顧客満足の拡充を追求してまいります。
アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、2019年4月の乳製品・ペットボトル飲料の値上げに続き、日照不足の影響による発育不足と、各地で度重なった大規模な台風と水害、気候変動の影響による青物仕入価格の高騰や、人手不足による人件費の上昇など、非常に厳しい状況で推移いたしました。
そのような中で従業員の勤務環境の整備を行うとともに、採算性の高い施設の受託に注力してきたことで当連結会計年度末現在、受託件数は265施設(前年同期末は258施設)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は7,561百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益(営業利益)は440百万円(前年同期比16.5%減)となりました。
ますます高齢化が進み、介護食に対する需要も高まっていることから、今後も従業員への研修・勉強会を通じて一層の技術向上を図ることで、より多くのお客様に安心・安全で美味しい食事を提供し続けてまいります。
アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、及び有料老人ホーム運営事業を営んでおり、業界全体としては高まる需要に対して、恒常的な人手不足と、それに伴う人件費の上昇など、足元・先行きとも厳しい状況にあります。
そのような状況の中、教育制度や資格補助制度の拡充をはじめ、キャリアパスの明確化、事務作業の軽減など改善施策を地道に行ってまいりましたが、2019年10月より新たに始まった経済政策パッケージに基づく特定処遇改善加算を積極的に活用し、賃金面での処遇改善を行ったことにより、職員の定着率向上と新規採用を実現し、安定的にサービスを提供できる機会が確保できました。その結果、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所のご利用者様数を順調に伸ばすことができ、介護保険収入が増加いたしました。
また、新たに8月から介護タクシー事業を始め、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪の13事業所で運行を開始しております。現状ではまだ売上規模も小さく、会社全体の数字には大きく影響しておりませんが、今後は既存事業とのシナジー効果を活かすことで介護保険外収入の一つの柱となってゆくものと考えます。
以上の取り組みにより、当連結会計年度末現在、訪問介護事業所36事業所(前年同期末は36事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前年同期末は12事業所)となり、支援させていただいておりますご利用者様は2,090名(前年同期末は2,017名)となりました。また、有料老人ホーム6施設(前年同期末は6施設)、ご入居者様は331名(前年同期末は333名)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は6,582百万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益(営業利益)は908百万円(前年同期比30.7%増)となりました。
今後も引き続きご利用者様の獲得に努めていくとともに、充実した雇用環境を創ることで、より良い人材の確保と定着率向上に努め、介護サービスの更なる質の向上を図ってまいります。
ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING(HK)事業におきましては、2019年3月に香港で発生した度重なる大規模デモの影響により、主要道路の占拠や地下鉄駅の封鎖などで店舗の営業中止や営業時間の短縮を余儀なくされ、売上が減少するなど、非常に厳しい状況で当期をスタートいたしました。ようやく2020年1月初旬にはデモが沈静化し、売上は一旦回復傾向となりましたが、旧正月にあたる1月25日前後から地続きの中国で発生した新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、2月度以降においては再び商業活動が大きく制限される事態となりました。2月度の売上高においては既存店ベースで前年同月比64.8%と非常に大きな影響を受けました。また、3月中旬以降には、感染者数が再度増加する「第二波」が発生し、香港政府より3月23日にレストラン各店に対して、客席の50%以下稼働、4人以上の入店の禁止、テーブルの間隔1.5m以上の確保などの規制が開始されており、依然として厳しい状況にあります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,792百万円(前年同期比18.7%減)、セグメント損失(営業損失)は130百万円(前年同期はセグメント損失57百万円)となりました。
このように展望が不確かな状況の中、大きな投資が必要な自社店舗の新規出店路線から、自社の強みであるセントラルキッチンを活用した食品加工販売部門での新規顧客開拓路線や、フードコート出店路線へのシフトを行い、食品加工販売部門では、既存のお取引先に加え、新たに香港へ進出された大手飲食店様とのお取引も開始いたしました。フードコート出店路線では、香港ドン・キホーテ2号店である『DON DON DONKI OPモール本店』内のフードコートに2020年3月『神戸北の坂』をオープンいたしました。また既存店においても『和風食堂とら蔵』各店でオリジナリティのある丼類を開発し、全面的なメニュー改定を行うなど、地道に自社店舗ブランドの強化に努めてまいりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、今後も厳しい状況が続くことが予想されますが、事態の収束後をしっかりと見据え、店舗とセントラルキッチンの両輪を活かして業績の回復に努めてまいります。
その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を展開しており、入居一時金保全信託、法人・個人向けの金銭管理信託(特定贈与信託、遺言代用信託を含む)及び不動産管理信託を主力とした信託商品の販売を行っております。
日本社会ではまだ認知度が低い信託制度ですが、超高齢化社会を迎え、高齢者の財産管理や資産承継のニーズが高まりつつあることを背景に、これらを一連の流れで行うことができる「信託」の需要が今後高まっていくものと予想され、特長である安心・確実な財産の保全と承継をキーワードに高齢者のニーズを取り込み、本事業は今後もシルバーマーケットの拡大とともに成長が期待できるものと考えております。
当連結会計年度におきましては、士業・高齢者支援団体等を中心に営業活動を行ってまいりましたが、消費税増税や新型コロナウイルス感染症による経済環境の大幅な悪化の影響を受け、信託契約の解約発生や新規受託が伸び悩んだ結果、信託報酬は90百万円(前年同期比16.7%減)、販売費及び一般管理費は52百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は38百万円(前年同期比30.9%減)となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジー、及び高齢者支援団体等への営業活動を中心としたシニアマーケットの開拓により新規契約を獲得し、信託報酬の増加に努めてまいります。
b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、生命保険商品4種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険、介護サポート総合保険)、及び損害保険商品2種類(高齢者施設入居者家財保険、介護サポート総合保険)を販売しております。
生命保険商品は企業の従業員への福利厚生制度としての付保、保険比較サイトや医療・介護等のポータルサイト、衣料・雑貨等の通販会社とのタイアップによる通信販売で販売しております。また、損害保険商品『転ばぬ先の杖』(高齢者施設入居者家財保険)、及び『てんとうむし』(介護サポート総合保険)は有料老人ホーム事業者等を代理店化し入居者にお勧めする方法、及び老人ホーム紹介会社が入居者に1年間サービスとして付保するスキームにて展開しております。『転ばぬ先の杖』の今年度の新規契約数は2,032件、保有契約は3,518件となりました。
当連結会計年度におきましては、収入保険料を主として収入は436百万円(前年同期比0.8%増)となりましたが、損害保険商品の積極的推進に伴う販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は23百万円(前年同期比25.9%減)となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジーを発揮させつつ、新規マーケット及び新規代理店開拓により新規契約を獲得し、収入保険料の増加に努めてまいります。
c.ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITED
その他セグメントに含めておりますASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDは前連結会計年度において不採算店を整理し、現在は事業を休止しております。
以上の結果、その他の事業における当連結会計年度の売上高は526百万円(前年同期比21.9%減)、セグメント利益(営業利益)は61百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
(2) 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は8,877百万円となり、前連結会計年度末に比べ529百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が449百万円、リース資産が179百万円増加し、受取手形及び売掛金が14百万円、保証金が57百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は2,739百万円となり、前連結会計年度末に比べ24百万円減少いたしました。これは主にリース債務が181百万円、賞与引当金が42百万円増加し、支払手形及び買掛金が121百万円、流動負債のその他に含まれる預り金が62百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は6,137百万円となり、前連結会計年度末に比べ553百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が533百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は68.5%(前連結会計年度末は65.9%)となりました。
セグメントごとの資産の状況は以下のとおりであります。
アスモトレーディング事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は636百万円となり、前連結会計年度末に比べ80百万円減少いたしました。これは主にリース資産が28百万円、商品が24百万円増加し、現金及び預金が33百万円、売掛金が100百万円減少したことによるものであります。
アスモフードサービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は1,577百万円となり、前連結会計年度末に比べ23百万円減少いたしました。これは主に売掛金が46百万円、商品が6百万円、機械装置及び運搬具が21百万円増加し、現金及び預金が78百万円、無形固定資産が9百万円、繰延税金資産が7百万円減少したことによるものであります。
アスモ介護サービス事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は3,102百万円となり、前連結会計年度末に比べ395百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が164百万円、売掛金が95百万円、リース資産が169百万円、繰延税金資産が26百万円増加し、差入保証金が54百万円、長期貸付金が14百万円減少したことによるものであります。
ASMO CATERING (HK) 事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は403百万円となり、前連結会計年度末に比べ167百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が43百万円、売掛金が46百万円、有形固定資産が68百万円、差入保証金が7百万円減少したことによるものであります。
アスモ事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は2,562百万円となり、前連結会計年度末に比べ374百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が387百万円増加し、関係会社株式が8百万円減少したことによるものであります。
その他の事業
当連結会計年度末におけるセグメント資産は595百万円となり、前連結会計年度末に比べ30百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が52百万円増加し、売掛金が9百万円、繰延税金資産が4百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,675百万円となり、前連結会計年度末に比べて449百万円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは579百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,177百万円、仕入債務の減少による支出120百万円、その他の負債の減少による支出129百万円、法人税等の支払額510百万円などによるものであります。
また、前連結会計年度に比べてキャッシュ・フローが555百万円減少している主な要因として、売上債権の増減額の増加(前年同期比△149百万円)、仕入債務の増減額の減少(前年同期比△128百万円)、法人税等の支払額の増加(前年同期比△180百万円)などが挙げられます。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは22百万円の収入となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出45百万円、差入保証金の差入・回収差による収入56百万円などによるものであります。
また、前連結会計年度に比べてキャッシュ・フローが206百万円増加している主な要因として、差入保証金の差入・回収差による収入の増加(前年同期比+72百万円)、有形固定資産の取得による支出の減少(前年同期比+123百万円)などが挙げられます。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは150百万円の支出となりました。これは主にリース債務の返済による支出30百万円、配当金の支払額120百万円などによるものです。
また、前連結会計年度に比べてキャッシュ・フローが11百万円減少している主な要因として、リース債務の返済による支出の増加(前年同期比△11百万円)などが挙げられます。
以上のとおり、当社グループの当連結会計年度の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フロー収入と投資活動によるキャッシュ・フロー収入を合わせた、いわゆるフリー・キャッシュ・フローが601百万円の収入であることから、財務活動によるキャッシュ・フローにおける配当金支払やリース債務の返済を十分にカバーできる水準となっております。
資本の財源につきまして、当社グループの運転資金・設備投資資金は期中の一時的な子会社の借入やリース債務を除き、自己資金により充当しております。当連結会計年度末の有利子負債残高はリース債務239百万円のみでありますが、主に介護タクシー事業開始に伴うリース車両の取得により、前連結会計年度末と比較して181百万円増加しております。
資金の流動性につきましても、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高が4,675百万円であることから、十分な資金を確保できており、小規模なM&Aや隣接事業への拡大についても対応できる水準であります。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたりまして、資産・負債及び収益・費用の測定並びに開示に与える影響のうち、将来事象の結果に依存するため確定できない金額については見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響については、現在のところ軽微であります。しかしながら、今後の事業に対する影響につきましては、注視していく必要があるものと考えております。
(5)仕入、販売等の状況
(a) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| アスモ事業 | (千円) | ― | ― |
| アスモトレーディング事業 | (千円) | 3,131,151 | 104.9 |
| アスモフードサービス事業 | (千円) | 2,769,093 | 106.8 |
| アスモ介護サービス事業 | (千円) | ― | ― |
| ASMO CATERING (HK) 事業 | (千円) | 669,251 | 84.7 |
| 報告セグメント計 | (千円) | 6,569,495 | 102.3 |
| その他 | (千円) | ― | ― |
| 合計 | (千円) | 6,569,495 | 102.3 |
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の仕入実績及び当該仕入実績の総仕入実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社ギフト | 1,785,322 | 27.8 | 1,850,755 | 28.2 |
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 生産実績
該当事項はありません。
(c) 受注状況
該当事項はありません。
(d) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| アスモ事業 | (千円) | 4,752 | 100.0 |
| アスモトレーディング事業 | (千円) | 3,374,037 | 103.9 |
| アスモフードサービス事業 | (千円) | 7,561,661 | 103.4 |
| アスモ介護サービス事業 | (千円) | 6,582,101 | 107.4 |
| ASMO CATERING (HK) 事業 | (千円) | 1,792,835 | 81.3 |
| 報告セグメント計 | (千円) | 19,315,388 | 102.2 |
| その他 | (千円) | 526,900 | 78.1 |
| 合計 | (千円) | 19,842,288 | 101.4 |
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社ベストライフ | 5,853,110 | 29.9 | 6,105,462 | 30.8 |
3.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。